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ボールペンのインクの種類を徹底解説!!

ボールペンのインクの種類を徹底解説!!

ボールペンのインクは定番の油性インクから水性インクなど、様々な種類があります。

油性インクは耐水性が良く文字の保存にも優れているので、公文章などに使用する事が多く馴染みがあります。

水性インクも様々なカラーバリエーションがあり、ノート使いでは色を使い分けることでキレイにまとめたりなど油性インク同様に使用する機会は多いです。

しかし、油性インクと水性インク以外にもゲルインクや消せるインクなど、その他の種類のインクも存在します。

消せるインクは書いた文字が消える特性の為、見た目でも分かりやすく使ったことや耳にした事のあるインクだと思います。

ところが、ゲルインクは油性インクと水性インクの性質引き出しているので見た目や使用感では水性インクとの違いが少々分かりづらいです。

そんなわけで今回は、ボールペンのインクの種類や特性を踏まえて徹底解説します。

ボールペンのインクの種類と特性

ボールペンのインクの種類と特性

ここからは、ペン先以上に書き心地に影響するボールペンのインクの種類を解説していきます。

基本的にインクは油性や水性などの[溶剤]、染料や顔料といった[着色剤]の主に2つで構成されており、この[溶剤]と[着色剤]の組み合わせや配合バランスによって下記の表の様に5つに分ける事ができます。

種類 油性インク 水性インク ゲルインク エマルジョンインク 消せるインク
粘度 高い~低い 低い 中間 低い 中間
乾きやすさ 乾きやすい 乾きにくい 中間 乾きやすい 中間
書き味 重い~軽い 軽い 軽い 軽い 軽い
滲み 無し 有り 無し 無し 無し
耐水性 有り 無し(染料)
有り(顔料)
無し(染料)
有り(顔料)
有り 有り
インクの減り 遅い 遅い 早い 遅い 早い

 

それでは、種類別に特性について説明してきますね!

文字の保存に信頼性がある「油性インク」

ボールペンのインクの種類「油性インク」

油性インクは1番歴史の長いインクです。

油が溶剤に使われているので水を弾く耐水性があり、滲みにくく水に溶けにくい特性を持っています。

反面、油を使用しているため粘度が強いものが多く、筆圧が弱い人には書き味が重く感じるかもしれません。

また、インクが固まりやすいので長い間使用していないとペン先で固まってしまうこともあります。

しかし、耐水性が良く公文章でもよく使われるインクなので文字を保存するといった信頼性は高いですね!

また、近年では「ジェットストリーム」などの低粘度タイプの油性インクも登場したことでしっかりとした黒の表現や滑らかな書き心地を実現しています。

カラーバリエションが豊富な「水性インク」

ボールペンのインクの種類「水性インク」

油性インクの次に歴史が長いのが水性インクです。

油性インクとは違い筆圧が弱い人でもサラサラとした書き心地に加え、溶剤に水性を使用しているので発色が良く様々なカラーバリエーションが可能となっています。

特に[着色剤]が染料の場合、特性上滲みやすく乾きやすいのでキャップを締め忘れたりするとインクが乾いて書けなくなってしまうので注意が必要です。

書いた直後に手で触れてしまい、「手が汚れて文字も崩れてしまった…」なんて経験がある人もいるはず。(笑)

また、[着色剤]が顔料の場合は速乾性や耐水性に優れているので汚れにくいです。

水性の様な書き心地「ゲルインク」

ボールペンのインクの種類「ゲルインク」

ゲルインクは、日本のサクラクレパスという会社が開発したインクです。

簡単に説明すると、ゲルインクは油性インクと水性インクの両方の性質を兼ね備えたインクとなっています。

というのも、インクの粘度が変化することで油性インクと水性インクの性質を引き出しているのです!

リフィル[替芯]内部では粘度のあるゲル状ですが、チップのボールが回転することで粘度の低い状態で放出されます。

そして紙などに書かれて付着すると再度粘度のあるゲル状に戻るので滲みをしずらくするのです。

しかし、良いこと取りのゲルインクにも欠点があります…。

それはインクの減りが油性インクや水性インクと比べ速い点です。

とはいえ、[着色剤]に染料を使っている場合はカラーバリエーションも多く発色が綺麗でニードルチップなど細めのペン先で使用出来ます。

そして[着色剤]に顔料を使っている場合は、インクの中でも最も耐久性に優れているので文章を長期間保存するのに向いています。

油と水を混じり合わせた「エマルジョンインク」

ボールペンのインクの種類「エマルジョンインク」

エマルジョンインクは、ゼブラによって開発された新しいインクです。

ゲルインクに続きエマルジョンインクも日本の会社だったんです…日本の技術力は凄いですね…。

別名油中水滴型インクとも呼ばれており、ゲルインク同様に油性インクと水性インクの両方の性質を狙ったインクです。

本来混じり合わない油と水ですが、油性インクと水性インクを7:3の割合で混合させ乳剤によって安定させる事で出来たインクとなっています。

そのため、両方の性質をもっているので油性インクの耐水性や滲みにくくさを持ちつつ、水性並みの滑らかな書き味がを出せてしまうのです。

そして、ゲルインクの欠点でもあるインクの減りも遅いので、バランスの取れたとても優れたインクです。

特性としては低粘度タイプの油性ボールペンに非常に近く公文書で使うことができるので低粘度タイプと同じく次世代のインクと言って良いでしょう。

鉛筆の様に使える「消せるインク」

ボールペンのインクの種類「消せるインク」

消せるインクはその名の通り書いた文字が消えてしまうインクです。

インクの種類的には顔料を使ったジェルインクなのですが、書いた文字が見えなくなるという点で大きく違います。

消えるインクの主な仕組みは、特殊なマイクロカプセルが色素の役割をしており、マイクロカプセルに含まれている3種類の成分が組み合わされる事で摩擦熱によって紙に書いた文字が透明になります。

しかし、実際には熱によって発色しなくなっただけであり、文字自体が完全に消えたわけではないんです。

インク自体は紙に残っているので、マイナス20°Cくらいまで冷やすとまた発色します。

文字が見えなくなるので非常に使い勝手もよく便利ですが、文字が消えてしまうと困る重要書類などには向いていません。

また、インクの減りがめちゃくちゃ速いので油性ボールペンから切り替えて使う人はインク切れに注意しましょう!

ボールペンのインクの種類まとめ

ボールペンのインクは大きく分けると5つに分類されます。

長期保存する文字には油性インク、鉛筆の様に書いた文字を消したりして使用する場合は消せるインクにするなど、インクの種類や特性を知る事で、自分の使用目的に合わせてインク選びを出来るようになります。

くれぐれも、長期保存する文字に消せるインクを使用してしまうなんて事にならないようにしましょう!

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