通勤、通学の空いた時間やトレンドを知りたいといった時に便利なニュースアプリ。
しかし、種類も多くてどのアプリが自分にとってベストか分からないって人も多いのではないでしょうか。
ということで、この記事ではiPhoneやAndroidで使える無料のニュースアプリの用途にあった選び方とおすすめのアプリを紹介していきます。
ニュースアプリとは?
多くのメディア、ブログをキュレーションして一つのアプリケーションでまとめて閲覧できるのがニュースアプリ。
アプリごとに総合的に網羅したものや特定のジャンルの専門性の高めたニュースアプリがあるので、自分の好みにあったアプリを使うことが重要です。
また、キュレーションするだけでなくオリジナルの記事を提供していたり、自社メディアのニュースアプリもあります。
無料のニュースアプリの選び方
ニュースアプリを選ぶ時は、ジャンルはもちろん、操作性や表示レイアウトなどのユーザーインターフェースやコメント機能なども超重要!
ジャンルが合っていても欲しい機能がないと快適には利用できないので、選び方のポイントを参考になるように紹介していきます。
使いやすさに影響する「カスタマイズ性」
各々ニュースアプリに求めるポイントは異なるため、カスタマイズができるに越したことはありません。
その中でも以下の4つがカスタマイズができるのは必須です。
- 通知の変更
- ダークモード
- ユーザーインターフェース
- 文字サイズ
通知の変更
殆どのニュースアプリは、時間帯ごとの更新や速報時に通知が届きます。
とはいえ、通知がきて欲しくない時間やこのジャンルの通知は必要ないなど千差万別なので、必ず通知の変更が可能なニュースアプリを選びましょう。
ダークモード
背景色をブラックにするダークモード。
寝る前などの暗がりの時はダークモードにすることで目にも負担がかかりにくくなるだけでなく、有機ELディスプレイ採用スマホでは消費電力も下がるので対応は必須です。
ちなみに、この記事でおすすめするニュースアプリは全てダークモードに対応しています。
ユーザーインターフェース
ユーザーインターフェースに影響する表示レイアウトは、殆どが1~2カラムでカード型かリスト型で表示されます。
カード型の場合表示面積が多くなってしまうので、情報量を重視する場合は、1カラムでリスト型のレイアウトがデフォルトのタイプか、カスタマイズで変更できるアプリを選びましょう!
文字サイズ変更
1画面の情報量や可読性に大きく影響する文字サイズ。
多くの人はデフォルトの文字サイズで問題ないと思いますが、スクロールを減らしたい場合や老眼などで文字が見にくいといった場合は文字サイズの変更に対応したニュースアプリを選ぶのがベストです。
ダウンロード前に確認したい「機能性」
以下の4つの機能はアプリによって対応状況が大きく異なるのでダウンロード前に必ず確認しましょう!
- コメント機能
- レコメンド
- 圏外での利用
- データ削減
- ウィジェット
コメント機能
他の人の考えや意見を観ることや自分の意見を発信することができるコメント機能。
掲示板のように記事に対してコメントの発信や閲覧ができるため、人によっては重要度は高い機能な反面、対応しているニュースアプリはYahoo!ニュースやNewsPickなど極一部のアプリのみ。
そのため、コメント機能の優先度が高い場合、選択肢は限られます。
レコメンド
チェックしたジャンルやキーワード、閲覧履歴などから自分好みの記事を提供してくれるレコメンド機能は、殆どのアプリで対応していますが、精度は大きく異なり情報取得の効率に影響します。
特にChromeなどの閲覧履歴も影響するGoogleニュースの精度は抜けているので、レコメンド重視の場合Googleニュースを選ぶと良いでしょう。
圏外での利用
国内であれば殆どの場所で電波が入りますが、利用範囲に圏外の場所がある人の場合は、圏外でも利用できる機能が付いているニュースアプリがおすすめ。
スマートニュースなどでは更新時に記事データもまとめて読み込むため、Wi-Fi接続時に読み込みあとで読めばモバイルデータ通信の節約にもなります。
データ削減
モバイルデータ通信量が気になる人には必須の機能がデータ削減。
この機能があると元記事の不必要なデータを削減して通信してくれるので、通信量を減らしてくれます。
ウィジェット
「見出しだけでも確認したい!」って時に便利なのがホーム画面に置けるウィジェット。
アプリを開かなくても見出しだけすぐに確認できるので忙しい人には便利な機能です。
ただ、ウィジェットに対応したニュースアプリは意外と少ないので必ず確認しましょう。
欲しい情報がなければ意味がない「ジャンル」
ニュースアプリは、コンセプトにより提供してくれるジャンルに偏りがあるので、自分がどの情報が欲しいのか以下のジャンルを参考に確認しておきましょう!
- トップニュース
- 速報
- 政治/社会
- 経済
- 国際
- 国内
- ビジネス
- IT/テクノロジー
- エンタメ
- スポーツ
- グルメ
- トレンド
- SNS情報
- ネタ/まとめ記事
- 災害情報
- 運行情報
- クーポン
総合的に扱っているニュースアプリであれば、どのジャンルも扱っているケースが殆ですが、「SNS」や「ネタ」「クーポン」など対応してないケースも多いので重視する場合は確認した方が良いでしょう。
また、特定のジャンルの情報だけ欲しい場合は専門性の高いニュースアプリがおすすめ。
表示量に差が出る「広告」
無料で利用できるニュースアプリの大半が広告表示されます。
しかし、広告表示される量にはかなり差があり、1画面での必要な情報量が減ったり、データ通信量をが増えるため、広告料の確認は必須です。
無料のニュースアプリおすすめ10選
それでは、おすすめのニュースアプリを実際に使ってみた使用感を含めて紹介していきます!
一つで完結できる「スマートニュース」
ジャンル | 総合 | レコメンド | △ |
通知変更 | ◯ | 圏外/データ削減 | 対応/対応 |
ダークモード | 記事まで対応 | ウィジェット | 非対応 |
文字サイズ変更 | 2段階 | コメント | 非対応 |
UI | リスト/カード/1~2カラム | 広告量 | 多い |
トップニュースからネタやクーポンまであらゆる情報が一つのアプリで完結する「スマートニュース」。
広告量が多いため、1画面の情報量はやや落ちるものの、レスポンスも速く、データを先に読み込むため、圏外でも利用でき記事の表示も爆速です。
また、文字サイズの変更やタブのカスタマイズに、英語版も利用できるなど圧倒的な汎用性が魅力のアプリ。
- ジャンルの網羅性が高い
- 圏外でも利用できる
- バックグランドのでの読み込みでレスポンスが爆速
- 広告量が多い
圧倒的レコメンド精度の「Googleニュース」
ジャンル | 総合/大手 | レコメンド | ◎ |
通知変更 | ◎ | 圏外/データ削減 | 非対応/対応 |
ダークモード | 記事まで対応 | ウィジェット | 対応 |
文字サイズ変更 | 非対応 | コメント | 非対応 |
UI | リスト/カード | 広告量 | 少ない |
Chromeなどの閲覧履歴も利用したレコメンドの精度の凄い「Googleニュース」。
情報ソースが若干大手メディア中心に成りがちではあるものの、おすすめタブだけで欲しい情報が手に入り、一つの記事を中心に時系列順や関連記事をまとめて表示できるため、時間の節約や深堀りに役立ちます。
また、ユーザーインターフェースもシンプルでレスポンスも良く、フォローを上手く使うことでジャンルの範囲やレコメンドの精度も上がるので、長く使えば使うほど便利になるアプリです。
- レコメンドの精度が高い
- 記事の深堀りがしやすい
- 使うほど最適化される
- やや大手メディア偏重
コメント機能が最大な魅力の「Yahoo!ニュース」
ジャンル | 総合/トップ | レコメンド | △ |
通知変更 | ◎ | 圏外/データ削減 | 非対応/対応 |
ダークモード | 記事まで対応 | ウィジェット | 対応 |
文字サイズ変更 | 5段階 | コメント | 対応/多い |
UI | リスト/1カラム | 広告量 | 普通 |
数少ないコメント機能が付いたニュースアプリで、ユーザー数もコメントも数も多い「Yahoo!ニュース」。
扱っているジャンルも幅広く、オリジナルの記事や映像ニュースなどのライブ動画も視聴可能です。
また、レコメンドは弱いものの、初見から分かりやすい設計と表示量の多いリスト式を採用しタブ毎に閲覧できるので、情報量重視の人におすすめ。
- コメント機能が利用できる
- オリジナルの記事がある
- 映像ニュースもアプリ内で視聴可能
- 1画面の情報量が多い
- レコメンドが弱い
- やや広告が多い
バランスが良い「Microsoftニュース」
ジャンル | 総合/トップ | レコメンド | ◯ |
通知変更 | ◎ | 圏外/データ削減 | 非対応/対応 |
ダークモード | 記事まで対応 | ウィジェット | 対応 |
文字サイズ変更 | 非対応 | コメント | 非対応 |
UI | リスト/テキスト/1カラム | 広告量 | 少ない |
「Microsoftニュース」は、特別秀でた部分は少ないですが、欠点が少なくバランスの良いニュースアプリです。
表示レイアウトは基本大きめのリスト型で統一され、追加も可能なジャンル分けされたタブの移動だけでほぼ完結します。
また、広告も少なく、直感的な操作できるのでMicrosoftサービスどっぷりのユーザーや初めてニュースアプリを利用する人に相性が良いでしょう。
特に「Microsoft Launcher」でフィードを使っている人に最適です。
- 直感的に利用できるシンプルなUI
- 表示レイアウトに一体感がある
- レコメンド精度がそこそこ高い
- 広告が少ない
エンタメに強い「Gunosy」
ジャンル | 総合 | レコメンド | ◯ |
通知変更 | ◯ | 圏外/データ削減 | 非対応/対応 |
ダークモード | 記事まで対応 | ウィジェット | 対応 |
文字サイズ変更 | 非対応 | コメント | 非対応 |
UI | リスト/1カラム | 広告量 | 多い |
「スマートニュース」と並びネタを含めた幅広い位ジャンルを網羅する「Gunosy」。
特にエンタメ系に強く独自コンテンツを含む「ライブ」や「ラジオ」に「動画」も取り扱っています。
広告がやや多く、配色が派手なので好みが分かれそうなものの、ニュースなどの記事はタブごとに1列のリストで表示されているため見易く、記事を観ながら2タップで5段階の文字サイズに変更できるなど万人向けです。
- エンタメ系に強い
- ライブやラジオなどの独自コンテンツ有り
- 色が多く配色が派手
- 広告がやや多い
災害に強くサブに最適な「NHKニュース」
ジャンル | 災害/政治/経済 | レコメンド | 非対応 |
通知変更 | ◯ | 圏外/データ削減 | 非対応/対応 |
ダークモード | 記事まで対応 | ウィジェット | 非対応 |
文字サイズ変更 | 非対応 | コメント | 非対応 |
UI | リスト/1カラム | 広告量 | 広告無し |
災害情報に特化したNHKが提供する災害に強くサブに最適な「NHKニュース」。
政治やビジネス、スポーツジャンルのニュースも扱ってはいますが、NHKが扱っているだけに信頼性が高い災害情報が最短で確認できるのが最大の魅力です。
また、広告もなく地震や津波、台風など複数の災害情報を正確に入手できるので、メインで使うニュースアプリではなくサブや災害時に利用するのがベストでしょう。
- 信頼性が高い災害情報を最短で提供
- 専用アプリ並の天気情報
- 広告がない
RSSフィードを利用できる「ニューススイート」
ジャンル | 総合/トップ | レコメンド | △ |
通知変更 | ◯ | 圏外/データ削減 | 対応/対応 |
ダークモード | 記事まで対応 | ウィジェット | 対応 |
文字サイズ変更 | 4段階 | コメント | 非対応 |
UI | リスト/1カラム | 広告量 | 少ない |
SONY製でキュレーションだけでなく、RSSフィードが利用できる「ニューススイート」。
UI的にはやや分かりにくいものの、「スマートニュース」や「Gunosy」並に扱っているジャンルが広いので1つのアプリで完結させることが可能です。
また、好みをサイトのURLを入力して登録することで、タブにサイトが追加されるのでFeedlyのようなRSSリーダー的な使いができます。
そのため、ニュースアプリには表示されないけど好きなサイトなどがある人におすすめのアプリです。
- クーポンやネタまで扱う高い網羅性
- RSSリーダーに近い使い方が可能
- UI設計があまり直感的ではない
ビジネス関連特化の「NewsPicks」
ジャンル | 経済/ビジネス | レコメンド | ◯ |
通知変更 | ◯ | 圏外/データ削減 | 非対応/対応 |
ダークモード | 記事まで対応 | ウィジェット | 非対応 |
文字サイズ変更 | 3段階 | コメント | 対応/多い |
UI | リスト/1カラム | 広告量 | 普通 |
「NewsPicks」(ニューズピック)は、ビジネス関連に特化し、数少ないコメント機能も利用できるニュースアプリ。
UIも洗練されていて、有料契約すればオリジナルのコンテンツも閲覧可能です。
また、コメント自体は意識の高いものが多いためかなり好みは分かれるものの、コメント数が多く、プロピッカーと呼ばれる著名人のコメントが刺さればおすすめ!
- ビジネス関連の記事に特化している
- 有料契約でオリジナルコンテンツも閲覧可能
- 著名人のコメントが閲覧できる
災害に速報に強い「NewsDigest」
ジャンル | 速報/一般 | レコメンド | △ |
通知変更 | ◯ | 圏外/データ削減 | 非対応/対応 |
ダークモード | 対応/記事による | ウィジェット | 非対応 |
文字サイズ変更 | 非対応 | コメント | 非対応 |
UI | リスト/1カラム | 広告量 | 多い |
総合的にニュース全般を扱いながら、速報や災害情報に強い「NewsDigest」。
エンタメやネタなどに強い「スマートニュース」や「Gunosy」とは逆にエンタメが弱く、速報/災害情報強化版といったイメージです。
そのため、タブバーには「速報」「路線」「気象・災害」「防災」が選択できるようになっているため、専用ページで重要な情報を確認できます。
また、速報のジャンルごとに通知設定カスタマイズできるので、必要な情報だけ通知を受け取ることが可能です。
- 速報や災害に強い
- 専用のタブバーが用意され災害情報が詳しい
- 広告がやや多い
要約が魅力の「ライブドアニュース」
ジャンル | 総合 | レコメンド | △ |
通知変更 | ◯ | 圏外/データ削減 | 非対応/対応 |
ダークモード | 記事まで対応 | ウィジェット | 非対応 |
文字サイズ変更 | 非対応 | コメント | 非対応 |
UI | リスト/1カラム | 広告量 | 多い |
「ざっくり言うと」でお馴染みの3行で記事の内容を要約してくれる「ライブドアニュース」。
分かりやすく記事の内容を要約してくれているので、記事を開かある程度内容を知ること可能です。
そのため、忙しくてニュースを観る時間があまり取れない人や記事を読むのが苦手な人にはピッタリのサービス。
ただ、3行の記事要約が観れるのはダイジェストタブのみで、タブ切替のレスポンスが悪いため、「ざっくり言うと」に魅力を感じなければ選ぶ必要はないでしょう。
- 一部のニュースを3行で要約
- 広告がやや多い
- タブ切り替えのレスポンスが悪い
無料のニュースアプリを徹底比較
続いて、以下の項目で紹介してきたニュースアプリを表で比較していきます。
スマートニュース | Googleニュース | Yahoo!ニュース | Microsoftニュース | Gunosy | NHKニュース | ニューススイート | NewsPicks | NewsDigest |
ライブドアニュース
|
|
特徴 | 圏外でも使える | 強力なレコメンド 時系列表示 |
膨大なコメント数 | 好きなワードでタブの追加 | オリジナルの動画とラジオ | 正確な災害速報 | RSSランキング | ビジネス特化 | 速報ニュースに強い |
記事の要約が読める
|
ジャンル | 総合 | 総合/大手 | 総合/トップ | 総合/トップ | 総合 | 災害/政治/経済 | 総合/トップ | 経済/ビジネス | 速報/一般 | 総合 |
通知変更 | ◯ | ◎ | ◎ | ◎ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ダークモード | 記事まで対応 | 記事まで対応 | 記事まで対応 | 記事まで対応 | 記事まで対応 | 記事まで対応 | 記事まで対応 | 記事まで対応 | 対応/記事による | 記事まで対応 |
文字サイズ変更 | 2段階 | 非対応 | 5段階 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 4段階 | 3段階 | 非対応 | 非対応 |
UI | リスト/カード/1~2カラム | リスト/カード | リスト/1カラム | リスト/テキスト/1カラム | リスト/1カラム | リスト/1カラム | リスト/1カラム | リスト/1カラム | リスト/1カラム | リスト/1カラム |
レコメンド | △ | ◎ | △ | ◯ | ◯ | 非対応 | △ | ◯ | △ | △ |
圏外/データ削減 | 対応/対応 | 非対応/対応 | 非対応/対応 | 非対応/対応 | 非対応/対応 | 非対応/対応 | 対応/対応 | 非対応/対応 | 非対応/対応 | 非対応/対応 |
ウィジェット | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
コメント | 非対応 | 非対応 | 対応/多い | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 対応/多い | 非対応 | 非対応 |
広告量 | 多い | 少ない | 普通 | 少ない | 多い | 広告無し | 少ない | 普通 | 多い | 多い |
用途別の厳選したおすすめはこんな感じです!
- 一つのニュースアプリで済ませるなら
①位「スマートニュース」
②位「Gunosy」 - 効率的に情報収集するなら
①位「Googleニュース」
②位「Microsoftニュース」 - コメント機能を楽しむなら
①位「Yahoo!ニュース」
②位「NewsPicks」 - 災害情報を重視するなら
①位「NewsDigest」
②位「NHKニュース」
ネタやまとめエンタメまでニュースアプリで済ませようとするとどうしても「スマートニュース」や「Gunosy」になってしまいますが、あまり興味がない人は「Googleニュース」と「NHKニュース」などメインとサブで使い分ける方法もおすすめです。
無料のニュースアプリまとめ
ジャンルだけでなく機能も多種多様なニュースアプリ。
似ているようで結構使用感が異なるので、何を重視するのか決めた上で選ぶのがベスト。
また、一つで物足りない場合は複数のニュースアプリを上手く組み合わせて利用してみみましょう!