イヤホンやヘッドホンは、スペックだけでは音質がわかりません。
店舗などで試してから買える場合は問題ないですが、Amazonなどのネット購入時は、口コミやレビューでしか判断できない上、主観の要素が大きく届いてから後悔することも…。
そんな時の対策に使えるのが好みの音質に調整できるイコライザーアプリ!
ということで、今回はAndroidのおすすめのイコライザーアプリを選び方と共に紹介していきます。
イコライザーについて詳しく知りたい方は[「イコライザー」とは?イヤホンを快適に利用するための設定を徹底解説!!]をご覧くださいませ!
Androidのイコライザーの選び方
Androidでは、有料無料含め多数のイコライザーアプリが提供されています。
そのため、機能や特徴はもちろん、YouTubeや音楽配信サービスの対応状況を見極めなければなりません。
また、イコライザー機能が殆ど搭載されている音楽配信サービスとは異なり、YouTubeはイコライザー機能が搭載されていないので必ず対応状況を確認しましょう!
それでは、イコライザーを選ぶ時に意識したい6つのポイントを解説していきます。
①英語が苦手なら必須な「日本語対応」
イコライザーアプリの大半が海外のアプリなので日本語の対応状況はマチマチです。
使い方自体は周波数特性を弄ったりプリセットから選ぶだけなので慣れれば、英語が分からなくても多くの場合利用可能です。
しかし、日本語に対応していた方が、慣れるまでスムーズなので英語が苦手な場合は日本語対応もチェックしておきましょう!
②周波数特性以外も弄れる「カスタマイズ性」
イコライザーの基本は、周波数特性の変更。
とはいえ、「立体的な音響にしたい!」とか「音量を限界以上に上げたい!」といった要望にも答えられる機能に対応したアプリもあります。
また、周波数特性だけでなくベース音をブーストしたりするなど様々な機能があるので、イコライザーアプリに何を求めるのか明確にしておくことで、満足のいくアプリを選択可能です。
③自分で調整するのが苦手なら「プリセットの数」
周波数特性を自分でカスタマイズするのが面倒だと感じる人は、曲調などに最適化されたプリセット数を意識しましょう!
本来は質も重要ですが、好みや元のイヤホンの質にも大きく影響されるため、プリセット数が多ければその分だけ気に入るバランスの周波数特性を見つけれる可能性が上がります。
④相性に左右される「接続の安定性」
Androidのイコライザーアプリはプレイヤーと一体のものもありますが、YouTubeや音楽配信サービスで使うならイコライザー専用タイプ。
しかし、相性などの影響で急にイコライザーが意図せず効かなくなったり、動作が不安定になったりと安定して使えないことも…。
デバイスやアプリの相性によって左右されるとはいえ、安定性が高いアプリもあるので、機能面だけでなく安定性もしっかり確認しましょう。
⑤対応はマチマチ「YouTube/音楽配信サービスの対応」
殆どのイコライザーアプリは、ローカルのファイルを再生する音楽プレイヤーで再生可能です。
しかし、YouTubeや音楽配信サービスでイコライザーが使えるかは、アプリにより異なります。
そのため、どのアプリのからの再生でイコライザーを使いたいのか認識し、対応状況を確認しましょう。
⑥使い勝手に大きく関わる「広告」
Androidのイコライザーは無料の物が多いです。
その分無料のアプリは広告が表示されます。
それほど邪魔にならない広告がメインのアプリであれば問題ありませんが、使い勝手が悪くなる全面広告がメインのアプリはストレスになるので避けるか、広告をカットする有料版を購入したほうが良いでしょう。
Androidのイコライザーを利用する時の注意点
Androidのイコライザーのイコライザーを利用する時に注意したいのが、周波数特性の調整。
周波数は[Hz]で表示され、好きな部分だけ上げて調整してしまいがちです。
しかし、上げるだけで調整してしまうと、音のバランスが悪くなるだけでなく、音量を上げた時に音割れしやすくなってしまいます。
そのため、フラット状態をベースに上げた分、他の音域を下げるなどして調整するとバランスも良くなり、音割れの回避が可能です。
- 周波数特性を上げるだけだと音割れのしやすくなる
- 周波数特性を上げるだけだとバランスが悪くなる
Androidのイコライザーおすすめアプリ7選
それでは、選び方で挙げた6つの基準からAndroidのおすすめイコライザーアプリを7つ紹介していきます。
また、Androidのイコライザーアプリは相性に左右されやすい側面があるので、求めてる機能に合致するアプリが複数あれば全て使ってみましょう!
①使い勝手抜群の「低音ブースター」
「低音ブースター」は、YouTubeはもちろん、音楽配信サービスでも比較的高い安定性を誇るもっともおすすめのイコライザーアプリ。
プリセット数も22種類とトップクラスのため、初心者でも気軽に楽しむことが出来ます。
また、現状全面広告もなく、アプリ下部に広告が表示されるだけなので使い勝手も抜群です。
デザインはスキューモーフィズムっさが残っており、フラットやマテリアルデザインの全盛の昨今ではやや古臭いものの、16種類の配色テーマやエッジ証明で自分好みにカスタマイズできます。
- YouTube&音楽配信サービス対応
- 日本語対応
- 22種類のプリセット
- 広告が少ない
②ウィジェットも使える「音楽イコライザーと低音ブースター」
「音楽イコライザーと低音ブースター」は、右上の「スピーカー」部分をタップするとラウドネスが利用可能。
ラウドネス機能は、小さい音量で聴く時に再現されにくい、高音や低音を増幅させることで立体感と迫力を増してくれる機能です。
そのため、屋内などで長時間音楽を聴く人にはかなり有益でしょう。
また、無料にも関わらず広告が殆ど表示されることありません。
テーマは[クラッシック、マテリアル、スタジオ]の3種類で、プリセット数は8種類と少ないながらYouTubeや音楽配信サービスにも対応したバランスの良いアプリです。
- YouTube&音楽配信サービス対応
- 日本語対応
- ラウドネス機能
- 広告が殆ど表示されない
③18種類のテーマが使える「イコライザーベースブースター&ボリュームブースター」
「イコライザーベースブースター&ボリュームブースター」は、YouTubeと音楽配信サービスでも利用可能で多彩なデザインが魅力のイコライザー。
スキューモーフィズムがベースのデザインとなっているものの、配色だけではなく18種類のデザインに変更できるのでフラットデザインへの変更も可能です。
プリセット数は10種類と少ないものの、1画面で主要な操作が完結するので分かりやすく初心者から上級者まで、使い勝手の良い操作性を実現しています。
- YouTube&音楽配信サービス対応
- 日本語対応
- 圧倒的デザイン数
- 1画面でほぼ完結する高い操作性
④初心者に向いたシンプル設計「音楽イコライザー(Music Hero)」
「音楽イコライザー(Music Hero)」は、1画面で全ての操作が可能で、音楽プレイヤーの呼び出しも可能なので、操作性は抜群。
反面、プリセット数は10個と少なくデザインも選ぶことができないので、使う人を選ぶ側面もあります。
また、音楽配信サービスは利用できますが、私の環境ではYouTubeではイコライザーが効きませんでした。
とはいえ、1画面で完結する操作性は高いので、YouTubeでイコライザーが必要ないライトユーザー向けのアプリと言えるでしょう。
- 音楽配信サービス対応
- 日本語対応
- プレイヤーの呼び出しも可能
⑤拘りを実現できる「イコライザープロ」
「イコライザープロ」は、日本語こそ対応していませんが、YouTubeや音楽配信サービスにはしっかり対応し、22種類ものトップクラスのプリセットを持つイコライザー。
ボリュームマスターの操作も可能なため、通常出せないような大音量も実現できます。
また、操作性も高く、スライドすることでタブを移動できるので多機能かつ直感的で使いやすくまとまっています。
デザインは18種類のテーマから用意され多彩なカラーを楽しむことが可能。
ほぼ、盤石のため英語が苦手でなければ選択肢のトップに君臨してもおかしくないアプリです。
- YouTube&音楽配信サービス対応
- 22種類のプリセット
- ボリュームが飛躍的に上げることが可能
- 18種類のカラーテーマ
⑥超シンプルな「イコライザー FX」
「イコライザー FX」は超シンプルなフラットデザインで、ホワイトベースとダークモードが選択できるイコライザー。
機能的にもラウドネスやベースブースト機能に加え16種類のプリセットが用意されていて、YouTubeや音楽配信サービスも利用できるので見た目以上に多機能となっています。
しかし、日本語に対応していないだけでなく、アイコンよりフォント重視のデザインも相まって直感的にはわかりにくく、英語ができる人でないとあまりおすすめはできません。
- YouTube&音楽配信サービス対応
- 超シンプル
- ラウドネス機能
⑦デザイン性に優れる「Flat Equalizer BassBooster」
「Flat Equalizer BassBooster」は、フラットデザインかつ1画面でほぼ操作が完結する使い勝手を実現したイコライザー。
見た目がシンプルなだけでなく、弧を描くバーなどの表示や適切な配置で、1画面内に必要な機能を入れ込んでいるにも関わらずゴチャつきはなく使い勝手は文句なし!
日本語には対応していないものの直感的に分かりやすいので、英語が分からなくても問題ないくらいよく出来ています。
機能的にもダークテーマやラウドネス、ベースブーストに対応しているだけでなくYouTubeや音楽配信サービスにも対応しているため、ヘビーユーザーでなければ十分満足できる仕上がりです。
ただし、YouTubeに関しては私の環境だとイコライザーが動作しないこと度々発生したので利用する場合はまず最初に確認しましょう!
- YouTube&音楽配信サービス対応
- デザイン使い勝手双方に優れたインターフェイス
- ラウドネス機能
Androidのイコライザーの比較
日本語対応 | カスタマイズ性 | プリセットの数 | 接続性 | YouTube/ストリーミング対応 | 広告表示 | 備考 | |
低音ブースター | ◯ | ◎ | 22種類 | ◎ | ◎ | 広告有り | 16種類のテーマ |
音楽イコライザーと低音ブースター | ◎ | ◎ | 8種類 | ◎ | ◎ | 広告有り | 3種類のテーマ |
イコライザーベースブースター&ボリュームブースター | ◯ | ◯ | 10種類 | ◎ | ◎ | 広告有り | 18種類のテーマ |
音楽イコライザー(Music Hero) | ◎ | ◯ | 10種類 | ◯ | △ | 広告有り | なし |
イコライザープロ | ☓ | ◎ | 22種類 | ◎ | ◎ | 広告有り | 18種類のテーマ |
イコライザー FX | ☓ | ◎ | 16種類 | △ | ◎ | 広告有り | ダークテーマ |
Flat Equalizer BassBooster | ☓ | ◯ | 10種類 | △ | ◯ | 広告有り | ダークテーマ |
ここまでに紹介したAndroidでおすすめイコライザーアプリを表にして比較してみました。
総合力では「低音ブースター」と「音楽イコライザーと低音ブースター」が頭1つ抜けています。
実際使ってみてもこの2つのアプリのバランスと安定性がとても高くおすすめです
また、機能だけで行くなら「イコライザープロ」も優れているので英語が問題なければといったところです。
しかし、何を重視するかは個々で異なるため気になるイコライザーから試して見ることをおすすめします。
Androidのイコライザーアプリまとめ
Androidのイコライザーアプリは、広告はあるものの無料で利用できるアプリが多いので気軽に選択できます。
また、音楽に限らずYouTubeでも殆どのイコライザーが利用できるので、iPhoneに比べると本当に便利。
その分、接続の安定性が低いアプリを選択すると余計ストレスを抱えることになるので気をつけましょう!