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スマホの対応バンドと確認方法を徹底解説!!

スマホの対応バンドと確認方法を徹底解説!!

近年、中華スマホやMVNOの興隆でキャリアに縛られない買い方の選択肢も増えましたね。

しかし、中華スマホを買う場合やSIMフリーのスマホを買うときなど、自分が使っているキャリアやMVNOで使えるのか確認する必要あります。

プラチナバンドなどに対応してないスマホ買ってしまうと、意外なところで電波が通じないなど困ったことになりかねません。

現代では、通信が通じないのは結構致命的です。

ということで、今回はスマホの購入時に役立つ、スマホの対応バンドや確認方法を徹底解説していきます。

スマホの対応バンドとは?

スマホの対応バンド[周波数帯]とは?

スマホに限らず無線で通信する時は、必ず電波が必要です。

4G(LTE)や3G(W-CDMA:CDMA2000)などのモバイルデータ通信以外にも、Wi-FiやBluetooth、テレビ放送も同様に電波を使い通信や放送を行っています。

といっても、同じ電波を使っているわけではなく、周波数帯毎に国が用途を特定したり、認可することで干渉を避けた利用ができる仕組みとなっています。

また、電波は帯域毎に特性が異なり国内で利用するには、技適に適合したデバイスが必要になるので説明していきます。

広いエリアを構築しやすい「プラチナバンド」

プラチナバンドという言葉を聞いたことがある人も多いと思いますが、電波は周波数の帯域によって大きく特性が異なります。

周波数が低いほど回析性が高まり、迂回しやすくなるので一つの基地局でより遠くまで飛ばせるようになり、周波数が高いほど直進性が増しビームフォームなどの狙ったところにピンポイントで電波を飛ばしやすくなるといった特性があります。

そのため、モバイル通信会社にとって超重要なエリア構築においてよく飛び、屋内にも届く700~900MHzの比較的低い周波数帯がプラチナバンドと呼ばれるわけですね。

携帯事業から撤退したPHS各社やTU-KA、イーモバイルなどが生き残っている会社に比べるとエリアが狭く屋内で繋がりにくいという共通の課題を抱えていた事から重要性が分かると思います。

また、当時J-PHONEを使っていましたが、1.5GHzや2GHzをメインにエリア構築していたため高層ビルがある地域や屋内で電波が届きにくいと感じることが多々有り、そのJ-PHONEを買収したVodafoneを更に買収したソフトバンクは、700~900MHzの周波数帯域を持っていなかったため、許認可を受けるために行ったプロモーションを行いました。

そこで使われた言葉が[プラチナバンド]で一気に認知度が高まりました。

直進性が強くマクロセルには向かない「ミリ波帯やサブ6」

5Gなどに求められる、高速、大容量、低レイテンシなどは高い周波数帯と相性が良くミリ波と呼ばれる28GHz帯などの非常に高い周波数帯やサブ6と呼ばれる3.6GHz~6GHzの4Gで利用されていた時に比べて高い周波数帯が割り当てられています。

となるとお気づきの方もいると思いますが、5Gでは1基地局辺りにエリアが周波数が高いだけに限りなく狭くなります。

その分基地局の数を増やしやすくなり、全体の大容量化に繋がるわけですが、エリアの構築には時間がかかるため4G世代までのように世代が切り替わるわけではなく4Gと並行して利用されるでしょう。

 

国内利用では必須の「技適マーク」

スマホの対応バンドと技適について

日本の法律では、技適マークがついていない無線通信機器を使うと電波法110条により「一年以下の懲役または100万円以下の罰金に処する」という法律があります。

もちろん、無線通信機器が対象になるのでWi-FiやBluetoothだけでも技適マークがなければアウトです。

また、技適マークとは電波法令の技術基準に適合していることを証明する上記のマークのことで、技術基準適合証明と言います。

しかし、罰則まであるものの、現実的に逮捕者が全く出ていないので必要性に疑問がある法律ではあるのですが、技適マークのない製品を使う場合は自己責任の意識が必要です。

キャリアと同じ帯域が使える「MVNO」

MVNOは、基本的に各キャリアの回線を利用しています。

そのため、通信速度を除けばほぼ同じ様に利用できるます。

ただし、ソフトバンクのBand 41はMVNOには開放されていないのでMVNOで利用することはできません。

また、auの3GはCDMA2000方式を採用しておりマイナー規格のため殆どのスマホが利用できません。

そのため、4G(LTE)のVoLTEをつかった通話しか出来ないのですが、認証問題が出やすいため必ず確認することをおすすめします。

スマホの対応バンド一覧

電波と周波数の特性が終わったところで実際に日本国内でスマホなどのモバイル通信用に認可されている周波数帯をみていきましょう!

※割当上の対応バンドと実際に使われる周波数帯を並列表記しています。

国内LTEバンド docomo au Softbank 楽天 備考
Band 1
2.1GHz
主力
Band 3
1.8GHz
東名阪限定
楽天は全国バンド
Band 8
900MHz
プラチナバンド
Band 11
1.5GHz
局所的
Band 18
800MHz
プラチナバンド
Band 19
800MHz
プラチナバンド
Band 21
1.5GHz
局所的
Band 26
800MHz
Band 28
700MHz
エリアが限定的
Band 41
2.5GHz
WiMAXやAXGP
Band 42
3.5GHz
キャリアアグリゲーション用帯域
3Gバンド docomo au Softbank 楽天 備考
Band1
2.1GHz
主力
Band6
800MHz
FOMAプラスエリア
Band8
900MHz
プラチナバンド
Band9
1.7GHz
Band11
1.5GHz
局所的
Band19
800MHz
一部FOMAプラスエリア
BandBC0
800MHz
CDMA2000
CDMA2000
プラチナバンド
5Gバンド
(Sub6)
docomo au Softbank 楽天 備考
n77
3.6~3.7GHz
n78
3.3~3.8GHz
n79
4.5~4.6GHz
5Gバンド
(ミリ波)
docomo au Softbank 楽天 備考
n257
27~29.5GHz

 

現実には、全てのバンドが利用できるスマホは勿論、一つの会社に割り当てられたバンドに全て利用できるスマホはほぼ存在しません。

そのため、キャリアごとの優先順位の高い2~3バンドを利用できるスマホにすることで快適に利用することができます。

また、各キャリアの対応バンドの特徴ではサービスの開始されたばかりの5Gは含みませんのでご了承くださいませ。

ドコモの対応バンドの特徴

docomoの対応バンド[周波数帯]の特徴

ドコモ回線を使う場合は最低限、基地局数が圧倒的に多い2.1GHz帯のBand 1とエリアが広く屋内にも届く800MHz帯のBand 19が利用できるスマホを選びましょう!

また、地方や山間部に住んでいたり、行くことが多い場合は、ドコモ回線で最もエリアが広い3GのBand 6(FOMAプラスエリア)が利用できるスマホを選ぶと快適に利用できる可能性が高まります。

その他にドコモ回線で超重要なBand 19の800MHzは、世界的にはあまり使われることがないバンドなので、海外通販などで海外モデルを買う場合対応してないことが多いので注意が必要です。

ドコモの対応バンド毎の特徴は下記になります。

ドコモのBand 1[2.1GHz]

LTEの基地局で最も数が多く大容量に設計されているのがBand 1です。

都心部を中心に圧倒的な基地局数を誇るのでこの帯域が使えないと通信速度的にはちょっと厳しくなります。

また、Band 1は国際的にも広く使われる周波数帯域なので中華スマホをはじめ殆どのスマホが利用可能です。

ドコモのBand 3[1.7GHz]

Band 3は、東京、名古屋、大阪にのみで利用できる限定的な帯域。

人口が密集する都心部の輻輳対策に用いられる帯域なので、通信速度を重視する場合は出来れば利用したいバンドです。

ただ、東京、名古屋、大阪以外に在住の場合殆ど意味のない帯域なので住む地域によって重要性が大きく異なります。

ドコモのBand 6[800MHz]

おそらく日本で最も広いエリアを誇るドコモの3G(W-CDMA)の帯域。

都心部では後述する、Band 19があればほぼ問題ないですが、地方や山間部ではまだまだBand 6の方が利用できるエリアは強いです。

元々、OFDMA方式のLTEよりCDMA方式のW-CDMAの方が飛びやすいのでエリアの差も頷けます。

山間部や僻地に住居がある場合や、行くことが多い人には必須のバンドとなるでしょう。

ドコモのBand 19[800MHz]

ドコモの4G(LTE)回線における800MHzがBand 19。

地方だけでなく都心部でもビルが多い地域や屋内では、この帯域が使えないとかなり利便性が落ちてしまいます。

また、国内で発売されるSIMフリースのスマホはほぼ利用できるのに対して、海外で発売される中華スマホは対応してない機種も非常に多いので必ず確認しましょう。

ドコモのBand 21[1.5GHz]

ほぼ、日本でしか利用されることがないBand 21。

主に都市部で補完的に使われる周波数帯です。

当然、対応している中華スマホ少なく、基地局数も多くないため恩恵も少ないため基本的に気にする必要のないバンドです。

ドコモのBand 28[700MHz]

電波の干渉の問題から局所的に利用されるだけの帯域。

現時点では、スルーしても問題ないでしょう。

また、700MHz利用推進協会などの主導で干渉などの技術的問題が解決すれば将来的に周波数の特性上、利用価値が増すと思われます。

ドコモのBand 42[3.5GHz]

複数の帯域を束ね通信速度をあげるキャリアアグリケーションがメインで利用できる帯域。

当然、通信速度を重視するなら優先順位が高いバンドです。

また、ドコモもこの帯域の整備には力を入れているので将来的には必須となるでしょう!

しかし、MVNOなどでは圧倒的に帯域幅が足りず通信速度に期待が出来ないので、ドコモと契約をしているSIMを利用する場合のみ視野に入れ入るバンドです。

ソフトバンクの対応バンドの特徴

Softbankの対応バンド[周波数帯]の特長

ソフトバンクは、ドコモほどではありませんが基地局が多い大容量のBand 1と屋内や田舎でも繋がりやすい900MHz帯のBand 8が利用できるスマホをを選びましょう!

上記2つのバンドに対応していればほぼ問題なく快適に利用できます。

また、ソフトバンクの良いところは、Band 8が国際的にも利用されているバンドなので対応している中華スマホが非常に多いです。

加えて、安価なY!mobileという選択肢もあるので中華スマホ好きには最もおすすめできるキャリアになります。

機種を変えるたびにキャリアを変えたり、契約のために機種選びに制限がかかるのは嫌ですからね…

ただし、ソフトバンクを利用するなら、SIMの扱いに注意が必要です。

ソフトバンクで中華スマホやSIMフリースマホを使う場合、iPhone用SIMとマルチSIMの選択肢がありますが、国内で販売されていないスマホの場合マルチSIMだと利用出来ないので契約のさいには気をつけましょう!

ソフトバンクの対応バンド毎の特徴は下記になります。

ソフトバンクのBand 1[2.1GHz]

ドコモと同じくBand 1は、基地局数も多くエリアもそこそこ広く容量も大きいので超優先順位の高い帯域。

特に都心部では、通信速度的にも影響してくるので利便性に大きく影響します。

ソフトバンクのBand 3[1.7GHz]

イーモバイルをソフトバンクが買収時に取得した帯域。

元々イーモバイルがそれなりに整備していたので東京、名古屋、大阪ではそれなりに有効なバンドです。

とはいえ、Band 3が利用できるスマホとなると選べる選択肢が減るため無理して利用する必要はありません。

ソフトバンクのBand 8[900MHz]

3G(W-CDMA)も4G(LTE)も利用できる900MHzがBand 8。

電波が飛びやすく迂回もする帯域の特性を生かした配置をしています。

そのため、エリアが広く地方や山間部、都会のビル群や屋内ではBand 8が利用できないことには話になりません。

また、3G(W-CDMA)もBand 8で利用できることを考えても極めて優先度の高い帯域といえるでしょう。

ソフトバンクのBand 11[1.5GHz]

局所的に実験に利用されるだけの帯域。

気にする必要性は全くありません。

ソフトバンクのBand 28[700MHz]

ドコモ同様、電波の干渉問題から殆ど利用されていません。

そのため、今の時点では優先順位はめちゃくちゃ低いです。

というか0です。

ソフトバンクのBand 41[2.5GHz]

WILLCOMをソフトバンクが買収時に取得した帯域。

AXGPで利用される帯域でスマホ用の帯域というよりはSoftbank Airなどの固定回線様に利用されています。

また、MVNOでの利用はできず開放されていないので利用できなくても全く問題ないですね。

ソフトバンクのBand 42[3.5GHz]

ドコモ同様、キャリアアグリケーション用の帯域。

ソフトバンクは、積極的にこの帯域の基地局を増加させたり整備しているわけではないので優先順位が低いです。

対応してたらラッキーぐらいの感覚で十分でしょう。

auの対応バンドの特徴

auの対応バンド[周波数帯]の特長

auは、ドコモやソフトバンクと同じ様にBand 1と800MHz帯のBand 18やBand 26が利用できるスマホをを選びましょう!

ただし、auはVoLTEの認証が特殊で中華スマホやSIMフリースマホでバンドが対応していてもVoLTEでの通話が認証の問題で利用できないことがあります。

そのため、auと契約して通話を使うことを前提でSIMフリースマホを購入を検討しているなら購入する場合は必ず認証が出来るのか確認を取り、リスクを避けましょう!

auの対応バンド毎の特徴は下記になります。

auのBand 1[2.1GHz]

ドコモとソフトバンク同様に基地局数が多い優先度の高いバンドの一つがBand 1。

とはいえ、ドコモやソフトバンクほどがっつり基地局の整備をしているわけではなく、後述するBand 18とBand 26の容量の不足を埋めるための補完的な意味合いが強い帯域です。

そうはいっても、都市部ではBand 1が使えないと速度的に厳しいので優先順位が高いです。

そもそも、Band 1が利用できないと海外でも利用しにくくなりますしね。

auのBand 11[1.5GHz]

ソフトバンク同様に、局所的に実験に利用されるだけの帯域です。

完全にスルーでおっけー。

auのBand 18+26[800MHz]

auの優先度マックス帯域。

元々3Gでauは、CDMA2000というややマイナー規格を採用してしまったため、4G(LTE)への早期を移行を目指していました。

そのため、Band 1をメインにエリア展開する他社と異なり電波が飛びやすく迂回もするプラチナバンドを主軸にエリアを構築しました。

ということで、Band 18+26が、ドコモやソフトバンク以上に超優先順位の高いバンドとなり、auを利用する場合このバンドが利用できないと全く使い物になりません。

auのBand 28[700MHz]

ドコモ同様、電波の干渉問題から殆ど利用されていません。

そのため、今の時点では優先順位はめちゃくちゃ低いです。

auのBand 41[2.5GHz]

Band 41は、UQコミュニケーションズが保有する帯域。

UQコミュニケーションズの株主がKDDIとうことでグループ企業です。

そのため、auでもBand 41は利用することができます。

また、TDDの帯域で下りに帯域幅をふることで最大通信速度も440Mbpsとかなり超高速。

しかし、高い周波数帯だけに電波の掴みが悪く使い勝手の悪いため有線順位は低いです。

auのBand 42[3.5GHz]

ドコモと同様、キャリアアグリゲーション用の帯域で比較的積極的に設備投資しているためBand 42は、速度を重視する場合は対応しているスマホを選びましょう。

とはいえ、周波数の高い帯域のためビル群や屋内などの電波が迂回しにくい環境では、効果的に使えないため通常は予備バンドぐらいの感覚がベターです。

楽天の対応バンド[周波数帯]の特徴

楽天の4Gまでの全国バンドは現状Band 3オンリー。

1.8Ghz帯とプラチナバンドと比べると屋内は相当弱いので自前の設備だけでは、現状まともの使えないためauのローミングが必須。

そのため、楽天モバイルを利用する場合、auのBandが利用できるスマホを選択肢ましょう!

スマホの対応バンドの確認方法

スマホの対応バンドを確認するのはスペック表をみるのが一番です。

スペック表には[B1]などの表記で利用できるバンドが記載されています。
利用したいキャリアのバンドと照らし合わせることで確認することが可能です。

また、3大キャリアやMVNOなどの通信会社の公式ホームページでは、利用できるスマホが記載されております。

購入するスマホが決まってない時や利用したい会社有りきで選ぶ場合は公式ホームページで確認する方法がおすすめですね。

スマホの対応バンドのまとめ

各キャリアともに複数の帯域でインフラを構築していますが、帯域毎の特性や保有する帯域によりキャリア毎に必須バンドが異なります。

利用したいキャリアのバンドが全て利用できる必要は全くありませんので、各キャリア毎の重要なバンドを把握し、自分の使い方にあったスマホを購入しましょう!

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