外出先でモバイルバッテリーを家に忘れてしまったけど「コンビニで購入するのもなんかなぁ…」そんな場面もありまよね。
誰かにモバイルバッテリーか充電器を買うのもありですが、最近ではモバイルバッテリーのシェアリングサービスなるものがあるんです。
とうことで、今回はモバイルバッテリーのシェアリングサービスの利用方法や注意点について徹底的に解説していきます。
モバイルバッテリーのシェアリングサービスとは?
そもそもモバイルバッテリーのレンタルやシェアリングサービスとは、比較的最近始まったモバイルバッテリーの貸し出しサービスです。
イメージ的にはカーシェアと同様にように指定の場所から借りて、指定の返却場所に返却するような感じですね。
貸し出し用のバッテリースタンドが設置されてさえいれば、どこでも借りれて返却が可能です。
このサービスのポイントは外出時に自分でモバイルバッテリーを持ち歩く必要もなく、簡単にレンタルできてレンタル価格も数百円と低価格なところ。
コンビニで購入すると1,000円以上はかかりますからね。
- 購入するより安くレンタル
- バッテリースタンドから持ち出し
- 返却の必要あり
モバイルバッテリーのシェアリングサービスの利用方法
モバイルバッテリーのシェアリングサービスの利用は、
- アプリを利用するタイプ
- Webサイトを利用するタイプ
- メアドとクレジッドカードで利用するタイプ
の3つに分けられます。
①アプリを利用するタイプ
公式が提供するアプリを事前にインストールし、メールによる会員登録と決済方法を選択した上で登録すると利用可能です。
登録を済ませたあとは貸出機に記載されているQRコードを読み取り、貸出機からモバイルバッテリーを受け取るだけ。
また、借りたモバイルバッテリーは、返却時に最寄の貸出機に返却します。
②Webサイトを利用するタイプ
Webサイトから利用する場合は、貸出機に記載されているQRコードをスマートフォンで読み込みます。
アプリと同様にWebサイトでメールによる会員登録と決済方法を選択し、貸出機からモバイルバッテリーを受け取り、使い終わったら最寄の貸出機に返却します。
③メアドとクレジッドカードで利用するタイプ
最も簡単な方法がメールアドレスとクレジットカード利用。
貸出機でスマホのコネクターの種類などを選択してから、メールアドレスを入力し、貸出機にクレジットカードを差し込むだけで決済が完了します。
あとは貸出機からモバイルバッテリーを受け取り、返却時には最寄の貸出機に返却とアプリとWEBと同手順です。
シェアリングサービスを常用しない場合やお試しで利用したい場合はこの方法が一番手間がかからないためおすすめ!
モバイルバッテリーのシェアリングサービス利用時の注意点
ここからは実際に、モバイルバッテリーのレンタルやシェアリングサービスを使用する時の注意点についてまとめていきます!
メールアドレスとカードが必要
基本的にレンタルやシェアリングサービスを使用する場合は、メールアドレスとカードが必要になっています。
専用アプリやWebサイトを使って事前にメールアドレスとクレジットカードなどの決済方法を登録しておくとお急ぎの場合でもスムーズにレンタルが可能です。
バッテリー容量
バッテリー容量は5,000mAh前後のタイプ多く、バッテリー容量が3,000mAh未満のスマホ1台くらいであればなんとかフル充電可能です。
しかし、最近の5,000mAhの大容量のバッテリーを搭載したスマホや複数の端末を充電する場合には容量が足らない場合もあるので気をつけましょう。
ケーブルの種類
対応ケーブルは「Lightning」「microUSB/TypeB」「USB/Type-C」と最近のスマホにも十分に対応しています。
しかし、ガラケーなどに使われていた充電コネクタは対応していないの実質的に利用することはできません。
初回に保証代金を預ける場合がある
レンタルの初回時には約2,000円~3,000円の保証代金を預ける場合があります。
保証代金は規定時間以内にモバイルバッテリーを返却すれば返金されるので返却時間や返却場所の確認は事前にしておきましょう。
また、サービス提供者も下手するとここで設けている可能性もあるのでなるべく避けたいですね…。
破損や紛失時は買取になる
モバイルバッテリーを破損や紛失してしまった場合は、買取となってしまうので注意しましょう。
買取価格は基本的には保証代金と同等の金額になる場合が多いです。
買取となってしまうとコスパ的に自分で購入した方が安いので損してしまいます。
エリア
モバイルバッテリーのレンタルやシェアリングサービスはメーカーにもよりますが、比較的最近に開始されたので東京や首都圏エリアに多く設置されています。
エリアはメーカーにもよりますが各メーカー設置エリアは順次拡大予定をしているので今後増えていきそうですね。
モバイルバッテリーのシェアリングサービス提供会社
ここからは実際にモバイルバッテリーのレンタルやシェアリングサービスを行っている主なサービス名の紹介をしていきます。
簡単な一覧表を下記に載せておきます。
サービス名 | ChargeSPOT | mocha | ChargeMe | 充レン |
貸し出し方法 | アプリを利用するタイプ | アプリを利用するタイプ | Webサイトを利用するタイプ | メアドとクレジッドカードで利用するタイプ |
料金体系 | ・最初の60分が100円 ・1時間を超えて48時間まで200円・保証代金1,980円・紛失や破損した場合1,980円 |
・毎回最初の15分は無料 ・15分経過後は1時間100円・保証代金は無し ・利用開始から5日間未返却 の場合は3,000円で買取 |
・30分100円 ・2時間以上で24時間あたり500円 ・2日目1,000円 ・3日目1,500円 ・4日目2,000円・2,000円での買取も可能 |
・当日から翌日の24時まで300円 ・24時間ごとに300円・レンタル当日から4日目の 24時以降は3,000円で買取 |
ケーブルの種類 | Lightning Micro/USB USB/Type-C |
Lightning Micro/USB USB/Type-C |
Lightning Micro/USB USB/Type-C |
Lightning Micro/USB USB/Type-C |
バッテリー容量 | 5,000mAh | 6,000mAh | 5,000mAh | 4,200mAh |
グローバル展開もしている「ChargeSPOT」
「ChargeSPOT」は貸し出し方法はアプリを利用するタイプで、決済方法はクレジットカードとスマホ決済に対応しています。
香港でも既にサービスを開始していたりグローバルな展開もしており、モバイルバッテリーのレンタルやシェアリングサービスで貸出機の設置が最も多いサービスです。
また、台風などの大規模災害時には48時間無料でバッテリーの貸し出しをするなどしているためサービスの質が高いといえるでしょう。
利用料金は、最初の60分が100円となっていて、1時間をこえて48時間までが追加で100円と2日間利用しても200円ほどと最安。
保証代金は1,980円となっており、紛失や破損、48時間を超えた場合に保証代金と同様の1,980円がかかってしまいます。
主な設置場所は「TSUTAYA 、イオン、 ローソン(一部店舗)、SHIBUYA109、有楽町マルイ」などに加えてクオールグループ薬局、ヤマダ電機LABI、テックランドなど全店舗に順次設置予定。
保証代金がない「mocha」
「mocha」は貸し出し方法にアプリを利用するタイプで、支払い方法は
- クレジットカード
- WeChat Pay
- PayPay
- Alipay
- LINE Pay
- Amazon Pay
- Apple Pay
などを幅広く対応。
また、保証代金が必要なく毎回初回の15分が無料なのが強み。
利用料金は無料の15分を経過後に1時間ごとに100円の追加料金がかかりますが、追加料金には上限があり24時間最大500円となっているので安心です。
ただし、利用開始から5日間未返却の場合(120時間+15分)は3,000円での買取となってしまうので注意しましょう。
保証代金がかからず1時間100円となっているので空き時間に少しだけ充電したい人には利用しやすいですね。
主な設置場所は、首都圏の一部。
独特のデザインのモバイルバッテリーの「ChargeMe」
「ChargeMe」は貸し出し方法にWebサイトを利用するタイプで、支払い方法は
- クレジットカード
- プリペイドカード
- デビットカード
- LINE Pay
- Alipay
に対応しています。
他のサービスとは異なり、細かく分けられた料金体系とモバイルバッテリーの色が緑と黒と独特のデザインをしているのが特徴。
具体的な利用料金は利用開始から30分が100円となっていて、30分を以降は30分単位で100円となっています。
利用時間が2時間以上になると24時間あたり500円になり、2日目が1,000円、3日目が1,500円、4日目で2,000円となり、2,000円での買取も可能となっています。
1時間で200円と他のサービスより高いのでちょっといまいちな感じがしますね。
主な設置場所は、「東京工業大学、千葉工業大学、新宿日本語学校、東京マルチメディア専門学校、Rishe貸会議室」など。
煩わしい会員登録が必要ない「充レン」
「充レン」は貸し出し方法にメアドとクレジッドカードで利用するタイプで、決済方法はクレジットカードのみとなっています。
事前登録や会員登録が必要なく、貸出機の前ですべて行えるのが初めて借りる時の手間がないのが特徴。
利用料金はレンタル当日から翌日の24時までが300円となっていて、それ以降は24時間ごとに追加で300円料金がかかります。
レンタル当日から4日目の24時間以降は3,000円での買取になってしまいます。
煩わしい登録がなく24時間単位の料金体系なので面倒くさがりな人にはおすすめですね。
主な設置場所は、「ゆりかもめ 、 りんかい線 、 東京メトロ(一部の駅)、アクアシティお台場、東京ビッグサイト、湘南モノレール」など。
モバイルバッテリーのシェアリングサービスまとめ
非常時に簡単に借りれる利点はありますが、今のご時世スマホの充電の貸し出しをしているお店も結構あります。
モバイルバッテリーをもっている人や充電器を持ち歩いている人が大半なので今後このビジネスが成長するのか微妙な気もします。