スマホとPCを同時待ち受けができるマルチポイント対応完全ワイヤレスイヤホン。
PCだけでなく2台持ちのスマホにも同時待ち受けができるため、利便性が高いものの対応モデルが少なく、対応していいても高価なモデルが多いです。
そんな中、6,000円台の低価格でマルチポイントに対応した完全ワイヤレスイヤホンが「EarFun Air S」。
しかも、マルチポイントだけでなく、ノイズキャンセリングやワイヤレス充電にも対応する全部入りモデル!
ということで、この記事ではこの記事では格安ながらトレンドの機能を全て満たした「EarFun Air S」の音質や使い勝手をレビューしていきます。
実際に使ってレビューしたモデルの中から抽出しています。
サンプル提供:EarFun
「EarFun Air S」の概要
「EarFun Air S」は、コスパに定評のある「EarFun Air」シリーズの最新完全ワイヤレスイヤホン。
「EarFun」の完全ワイヤレスイヤホンでは、初となるマルチポイントに対応しつつ、低価格に抑えれれているので、マルチポイント入門機としては最適なモデルです。
また、ノイズキャンセリングやワイヤレス充電、左右同時伝送、コンパニオンアプリの「EarFun Audio」にも対応し、音の特性や操作性もカスタマイズでいるので、不満が出にくい全部入りモデルになっています。
- マルチポイント対応
- 10分で2時間人用できる急速充電対応
- ワイヤレス充電対応
- ノイズキャンセリング/外音取込対応
- 左右同時伝送(TrueWireless Mirroring)対応
- コンパニオンアプリ(EarFun Audio)対応
「EarFun Air S」のスペック
商品名 | 「EarFun Air S」 |
連続再生時間 | 最大6時間 |
ケース込再生時間 | 最大30時間 |
急速充電 | 10分で120分間再生可能 |
Bluetooth | Bluetooth5.2 |
コーデック | aptX/AAC/SBC |
ドライバ | 10mm/ダイナミックドライバー |
タイプ | カナル型 |
左右同時伝送 | TrueWireless Mirroring |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み | 対応 |
通話ノイズキャンセリング | cVc8.0ノイズリダクション/4マイク |
マルチペアリング | 対応 |
マルチポイント接続 | 対応 |
インターフェイス | USB/TypeC |
防水性能 | IPX5 |
操作 | タッチセンサー |
連携アプリ/イコライザ | EarFun Audio |
ワイヤレス充電 | 対応 |
チップセット | QCC3046 |
バッテリー容量 | イヤホンmAh×2/ケースmAh |
重量(実測) | イヤホン10g 充電ケース43g |
カラー | ブラック |
その他機能 | 特になし |
販売先 | Amazon |
スペック的にはトレンド機能をここまで対応して6,000円台は驚異的!
特にマルチポイントに対応で10,000円以下のモデルは、ほとんど存在しないうえ、どこかしらスペック的にかけているので、唯一の選択肢といえるでしょう。
「EarFun Air S」のデザインチェック
まずは、低価格で全部入は「EarFun Air S」のデザインをチェックし行きましょう!
化粧箱
「EarFun Air S」は、厚めのフタミ式の箱を採用し、Proモデルと同等の質感を確保しています。
内側には外装と同じイエローで統一された、説明書などの収納ケース採用されていて、「EarFun」の中でも上位の外装です。
同梱物
「EarFun Air S」の同梱物は以下の通り。
- イヤホン本体×1
- 充電ケース×1
- イヤーピース×4
- USB/TypeA-TypeC充電ケーブル×1
- 多言語説明書×1
- クリーニング棒
- サポートカード×1
- アプリ紹介カード
「EarFun」シリーズおなじみのクリーニング棒は、「EarFun Air S」でもしっかり同梱されています。
本体
「EarFun Air S」のイヤホンのデザインはうどんタイプ。
ステムの部分がネイビーがかったシルバー寄りに加工されていて、イヤピースの内側に赤色をつかているので「Soundcore Liberty Air 2 Pro」似ていてかなりスタイリッシュなデザイン。
「Soundcore Liberty Air 2 Pro」と比べると一回り小さくステム部分に丸みがあるので、個人的には「EarFun Air S」の方が好きですね。
イヤホンの耳側も「Soundcore Liberty Air 2 Pro」と同様、曲線的に作られていて耳にピッタリフィットします。
イヤーピース
イヤーピースは本体装着分も含めて4種類。
音の出る部分は十字のメッシュになっていて耳垢のなどが入るのを防ぐ作りになっています。
また、質感はやや薄めで柔らかいので疲れにくいタイプです。
充電ケース
充電ケースは丸みを帯びた横置きタイプ。
サイズは標準的にサラサラしたプラスチックの質感です。
「EarFun Air S」の充電ケースは、横型なので上からイヤホンを乗せると充電します。
窪もみ少なくイヤホンを乗せるとはみ出る形になるので、取り出しやすい形状です。
LEDランプ
イヤホンのLEDはステム上部。
輝度はやや暗く小さいので視認性はやや難あり。
とはいえ、イヤホンのLEDはペアリング時しか使わないのでほぼ問題なし。
「EarFun Air S」は、ワイヤレス充電に対応しているので、上記のようにQiで充電中は赤のランプがゆっくり点滅します。
また、充電残量のインジケーターは以下のように色で判断可能です。
- 緑点灯→30%以上
- オレンジ点灯→30%以下
- 赤点灯→10%以下
- 赤の点滅→5%以下
重量
「EarFun Air S」の重量は実測値で、
- イヤホン本体:10g
- 充電ケース:43g
- 合計:52g
とサイズや連続再生時間を加味しても標準的なレベルです。
ただ、連続再生時間やケース込み最大再生時間「EarFun Free Pro 2」が上回ります。
「EarFun Air S」の設定と使い方
続いて、「EarFun Air S」のペアリング方法とタッチセンサーを用いた音楽や通話関連のコマンドを解説していきます。
ペアリング方法
「EarFun Air S」は、充電ケースを開くとペアリングモードに入ります。
イヤホンのステム上部の青点滅を確認したらあとはスマホ側で設定するだけ!
また、ペアリングをリセットして再接続する場合は、
- イヤホン本体をケースに入れる
- タッチセンサーを8秒タッチ
- 紫色の点滅を確認(この時点でリセット)
の手順でリセットできます。
Androidのペアリング手順
Androidスマホから以下の手順でペアリングをお試しくださいませ。
- 充電ケースを開く
- [設定]を開く
- [Bluetooth]を選択
- [新しいデバイスとペア設定]を選択
- [「EarFun Air S」]を選択
- [ペア設定をする]を選択
iPhoneのペリング手順
iPhoneなどのiOSデバイスで「EarFun Air S」をペアリングする場合は以下の手順です。
- 充電ケースを開く
- 本体[設定]
- [Bluetooth]をON
- [その他のデバイス]を選択
- [「EarFun Free Mini」]を選択
- [ペア設定をする]を選択
操作方法
「EarFun Air S」は、ステム部分がタッチセンサーになっています。
ステムは細いので、タッチしにくい印象がありましたが反応が良いため、タッチコマンドを覚えてしまえば快適に利用可能です。
また、コンパニオンアプリの「EarFun Audio」から一部設定を入れ替えや変更ができるので、自分の好みで変更しましょう。
ノイズキャンセリングと外音取込の操作一覧
ANC/外音取込/ノーマルの切り替え | 左側を2秒ロングタッチ |
デフォルトはANCモードにです。
操作変更をすると外音取込→ノーマルモードの順で切り替わります。
また、モード変更のときは音声でどのモードに切り替わるのかアナウンスが入るのでわかりやすいです。
音楽再生関連の操作一覧
音楽を再生 / 一時停止 | 左右どちらか2回タップ |
次の曲へ | 右側を3回タップ |
音量を上げる | 右側を1回タップ |
音量を下げる | 左側を1回タップ |
デフォルトでは曲戻しには対応していないですが、「EarFun Audio」アプリから追加したら変更可能です。
曲戻しが使いたい場合はアプリからカスタマイズしましょう!
通話や電源関連の操作一覧
電話に出る | 左右どちらか2回タップ |
電話を切る | 左右どちらか2回タップ |
着信拒否 | 左右どちらかを2秒ロングタッチ |
2つの電話に応答して転送 | 左右どちらかを3回タップ |
音声アシスタント | 右側を2秒ロングタッチ |
ゲームモード | 左側を3回タッチ |
少しコマンドの種類が多いので覚えにくいですね。
利用頻度の高い電話に出るが2回タップなのでこれだけは覚えておきましょう!
ゲームモードはアプリからでもONにすることができます。
マルチポイント
「EarFun Air S」の目玉機能マルチポイントの設定手順は以下の通りです。
- 1台目のデバイスをペアリング
- イヤホンを充電ケースに戻す
- 充電ケースのボタンを3秒長押し
- ステムの青の点滅を確認
- 2台目のデバイスをペアリング
- 1台目のデバイスをBluetooth設定から接続
マルチポイントで同時待ち受け状態にしていると音声の出ている方と自動で接続するため、手動の操作は必要なし!
【スマホ×スマホ】の組み合わせや【スマホ×PC】などの組み合わせをするとマルチポイントなしでは、不便利感じるほど便利なので、必ず設定しましょう!
「EarFun Air S」のコンパニオンアプリ
「EarFun Air S」はコンパニオンアプリの「EarFun Audio」にも対応。
「EarFun Audio」では、
- イコライザー
- キーのカスタマイズ
- ANC/外音取込/ノーマルの切り替え
- ゲームモードの切り替え
- フォームウェアのアップデート
などが利用できるので購入したらすぐにGoogle PlayやApp Storeからインストールして利用するのがおすすめ。
特に音質に拘る人は周波数特性が変更できるイコライザーを利用すると好みの音質にカスタマイズできます。
「EarFun Air S」の音質
「EarFun Air S」の音質は、「EarFun Air」シリーズのドンシャリ傾向の音質を踏襲しているので万人向け。
やや高音と低音行きが強めにでる傾向でクリア感と華やかさがあるため、苦手なジャンルがない印象です。
また、中音域もバランス良く出ているため、解像感や音場も確保していて同価格帯ではトップクラスの音質に感じます。
- ややドンシャリ傾向の特性
- クリア感とマイルド感のバランスが取れている
- 音に派手さが少しある
ノイズキャンセリング
「EarFun Air S」のノイズキャンセリングは、エアコンやファンの風切音はほぼカットしてくれるレベルのため、強めに聴きます。
ただし、上位モデルと比べると中音域のカットがやや劣るので上の下ぐらいの性能です。
優れているポイントは、ノイズキャンセリングモード時でもホワイトノイズが全くと言っていいレベルの入らないので、耳栓代わりに使うこともできます。
- ANCの性能は上の下レベル
- 低音域のカットが強め
外音取り込み
「EarFun Air S」の外音取り込みは、中音域を中心に音を大きめの音量で取り込んでくれるので、聞き取りやすく疲れにくいのでかなり優秀。
特にキンキンする高音域がほぼカットされるため、長時間利用してもストレスになりにくいです。
また、ノイズキャンセリング同様、ホワイトノイズが入らないのが好印象!
- 中音域中心で疲れにくい
- 音量は大きめ
- ホワイトノイズがほとんどない
「EarFun Air S」の使用感
それでは「EarFun Air S」を使った使用感をまとめていきます。
結論からいうと、全部入りで欠点が見当たらない圧倒的なコスパな完全ワイヤレスイヤホンといった印象。
音質も好まれやすいややドンシャリ傾向で、6,000円台で数少ないマルチポイントに対応しているだけでなく、トレンドの機能はすべて対応していて、特にマルチポイント重視だと他に選択肢がないレベルです。
装着感
「EarFun Air S」は軽めのつけ心地で疲れにくく、長時間の利用でも快適に利用できます。
軽く耳にフィットしていて、運動しても落ちる感じはしません。
通話音質
通話時の音質はさすが「EarFun」といえるレベルで安定しています。
イヤホンのマイクとしては、ハイレベルで屋内はもちろん、屋外も快適に利用可能です。
音ズレ
YouTubeなどの視聴はほとんど音ズレは感じません。
電車や交差点でもかなり安定しています。
また、ゲームモードを利用すると動画視聴ではズレを感じるのは難しいので一般的な利用では問題ないでしょう。
「EarFun Air S」がおすすめの人
「EarFun Air S」は、
- 10,000円以下のマルチポイント対応モデルが欲しい
- 全部入りのコスパモデルが欲しい
- ある程度音質は良いほうが良い
といった人におすすめです。
ANCの性能はトップレベルと比べると劣るものの、十分な性能があるうえワイヤレス充電やコンパニオンアプリ対応など全部入りにふさわしい文句なしの性能。
なにより、6,000円台でマルチポイントに対応した全部入りモデルは唯一選択肢になるのでコスパを重視する人なら誰にでもおすすめです。
「EarFun Air S」レビューのまとめ
「EarFun Air S」は、
- マルチポイント対応
- ANC/外音取り込み対応
- ワイヤレス充電
- 左右同時伝送
- コンパニオンアプリ
に対応している低価格帯の中では、他に選択肢がないレベルのコスパが抜きに出た完全ワイヤレスイヤホンです。
音質も良く、ANC性能もそこそこ高いので、単にスペックだけじゃなく使用感も優れているため、購入後の満足度も高いモデルといえるでしょう。