スマホのカメラ性能が大幅に向上して、写真はもちろん、動画も手ブレ補正も効くため、ビデオカメラが必要ないほど撮影が可能に!
しかし、スマホの形状的に長時間横画面の撮影する時や横にスライドするようの撮影では、手が疲れるだけでなく思ったより綺麗に撮影するのが難しいですよね。
そんな時に役立つのがスマホ用ジンバル!
ジンバルを使うことで、軸が安定するので、疲れずに驚くほど綺麗な撮影が可能です。
というこで、今回は電動タイプスマホ用ジンバルHohem「iSteady X」を使い方や操作性をレビューしていきます。
サンプル提供:Hohem
Hohem「iSteady X」の概要と特徴
「iSteady X」は、ジンバルの先駆者Hohemのスマホ用最新ジンバル。
業界をリードするHohemの最新モデルだけあって、500g前後が平均の電動タイプジンバルの中で259gの超軽量に加え、連続8時間の長時間駆動を実現しています。
また、撮影をサポートする専用アプリも利用でき、ジンバル側から撮影の開始からズームやフラッシュなど殆どの動作が可能!
しかも、これだけの機能と性能を達成しながら8,000円前後という低価格のためコスパも高いモデルです。
- 259gの超軽量
- 連続8時間の長時間駆動
- 撮影サポートアプリ対応
- 約8,000円の高いコスパ
Hohem「iSteady X」のスペック
商品名 | iSteady X |
スタビライザータイプ | 電動 |
ジンバル(軸数) | 3軸 |
撮影サポート | Hohem Pro |
チルト(左右)範囲 | 320° |
パン(左右)範囲 | 320° |
ロール(カメラの回転)範囲 | 320° |
接続 | Bluetooth |
駆動時間 | 8時間 |
対応機種
|
iOS10.0以降 |
Android7.0以降 | |
耐荷重 |
280g以内多くのスマホ
|
インターフェイス | USB/TypeC |
バッテリー容量 | 2000mAh |
サイズ | 179×79×49 |
重量 | 259g |
「iSteady X」は、電動タイプで3軸なので、縦横斜めの衝撃の吸収や、左右上下、回転が任意でできます。
特筆すべきは、259gの軽量設計。
ジンバルを利用すれば、普通にスマホを撮影するより腕の負担が格段に減るとはいえ、スマホと合わえるとそこそこ重いので長時間の撮影では地味に嬉しいポイントです。
スマホのXiaomi「Redmi Note 9S」の重量が209gなので、軽さが分かりますね。
Hohem「iSteady X」のデザイン
まずは、Hohem「iSteady X」のデザインや質感をチェックしていきましょう!
本体が透ける半透明の「外箱」
外箱は、開閉タイプではなく、プラスチック製の半透明ケースを上か下から外すタイプ。
デザイン的には、製品が分かりやすい一方、質感は高くないので高級感はありません。
外側のケースを外すと、本体と3脚がお目見え!
容器が本体に容器ピッタリ合うようにくり抜かれていつつ、取り出しやすい用にスペースが作られているため、スムーズに取り出せます。
多言語化された説明書が付属した「同梱物」
Hohem「iSteady X」の同梱物は以下の通り。
- スマホジンバル本体×1
- 3脚×1
- ポーチ×1
- ストラップ×1
- 多言語の説明書×1
多言語の説明書は、日本語、英語、中国語などの他にも複数の言語に対応しています。
そのため、図解や文字が小さく少々みにくい印象です。
コントローラー部分はヘアライン仕上げの「本体」
本体はプラスチックながら重厚感があり塗装のクオリティーも高め!
また、コントローラー部分は、ヘアライン仕上げになっていて高級感があります。
軽量でコンパクトな「3脚」
Hohem「iSteady X」は長さはないものの、軽量でコンパクトな3脚も付属しているので、手持ちでの撮影だけでなく、固定した状態での撮影も可能!
USB/TypeCを採用した「充電インターフェイス」
最近では、殆どの製品がUSB/TypeCを採用していますが、コスト重視のモデルでは未だにmicroUSBを採用することがあるため、低価格にも関わらずUSB/TypeCに対応しているのはGood!
専用の「USBケーブル」
USB/TypeA-TypeCのUSBケーブルが付属しています。
別のUSBケーブルを利用すると使えないこともあるので、必ず取っておきましょう。
持ちは運びに適した「ポーチ&ストラップ」
Hohem「iSteady X」は、フェルト素材の専用ポーチと調整バンドが着いたストラップも付属。
どちらも有用なのですが、本体に接続できるストラップを利用すれば安心感だけでなく、実際に手が滑ったときなどの落下も防げます!
やっぱり軽量な「重量」
本体重量は実測でもほぼ公称通りの258gとやっぱり軽量。
実際の最近のハイエンドスマホと比べても50g程度しか変わらないので、スマホをセットしても、500g以下とかなり軽く疲れにくいです。
3脚は更に軽量でわずか30gと完全ワイヤレスイヤホンの充電器より軽いという。
かといって、壊れそうな筐体ではないので安心して利用できます。
Hohem「iSteady X」の使い方
Hohem「iSteady X」を使うには、アプリの[Hohem Pro]を使いBluetoothで接続しなければなりません。
手順を間違えてしまうと正常に作動させる事が出来ないため、順序通り行うのが重要です。
まずは、下記のリンクから[Hohem Pro]をスマホにインストールしましょう!
また、外箱の裏側にあるQRコードをスキャンする事でもインストール可能です。
Hohem Proの「アカウント作成」
[Hohem Pro]のダウンロードが完了したら、Hohemアカウントを作成します。
Hohemアカウントを作成していないと後に紹介する、「アクティベーション」の設定が行えないので必ず作成しましょう。
Hohemアカウントの作成は下記の通り。
- [Hohem Pro]アプリを立ち上げる
- 右下の[人形のアイコン]を選択
- 画面中央にある[ログイン]を選択
- Hohemアカウントがありません~を選択
- メールアドレスとパスワードを設定して登録
以上でHohemアカウントの作成は完了になります。
ジンバル本体の「セッティング」
Hohemアカウントの作成が完了したら、お次はHohem「iSteady X」本体のセッティングを行います。
少々分かりづらいので、ポイントを先にまとめました。
- 回転する3つの軸部分のロックを解除
- 上下に動く軸の部分をロック
本体のセッティングが完了したら付属の三脚を取り付け、立たせられる状態にします。
次にスマホをHohem「iSteady X」に取り付け、左右のバランス調整を行えばセッティングは完了です。
スマホとの接続に必要な「アクティベーション」
最後は「アクティベーション」です。
「アクティベーション」の設定手順は以下の通り。
- スマホのBluetoothをONにする
- スマホをHohem「iSteady X」に取り付けた状態で電源ボタンを長押しし、 起動させる
- [Hohem Pro]のアプリを立ち上げ[接続]を選択肢しペアリングをする
- 「アクティベーション」の設定画面が表示され、[iSteady Xデバイス情報を取得する]を選択し「次」を選択
- アカウントの有効化の確認し[次]を選択
以上で「アクティベーション」終了です。
先にHohemアカウントを作成していないと「アクティベーション」の設定が行えないので必ず先に作成しましょう。
シンプルで覚えやすい「操作方法」
Hohem「iSteady X」の操作方法は至って簡単。
主に使うのは[ジョイスティック、シャッターボタン、スマホの縦横変更ボタンズームイン/ズームアウト、]のみで全て片手で簡単に操作可能です。
具体的には正面ボタンと側面ボタンに分けて解説していきます。
本体正面での操作は以下の通り。
- バッテリー残量ライト:残りのバッテリーの表示
- Bluetooth接続ライト:Bluetoothの接続状態を表示
- ジョイスティック:スマホの向きを上下左右に操作可能
- シャッターボタン:録画開始や写真とビデオの切り替えが可能
- 電源ボタン:電源のON、OFFやスマホ本体を縦と横に変更可能
本体にアイコンも印字されているので、操作方法を忘れてしまっても直感的に利用できます。
本体側面での操作は以下の通り。
- ズームイン/ズームアウト:T=カメラを近づける/W=カメラを遠ざける事が可能
Hohem「iSteady X」側からスマホのズームが簡単に利用できるので、撮影サポートアプリの利便性を実感できます。
撮影モードの切替
また、ボタンを組み合わせる事でモードを切り替える事も可能です。
モード切替操の作方法は以下の通り。
- パン&チルトフォローモード:シャッターボタンを長押しと同時に電源ボタンを1回押し
- パンモード:シャッターボタンを長押しすると同時に電源ボタンを2回押し
- オールロック:シャッターボタンを長押しすると同時に電源ボタンを3回押し
- POVモード:シャッターボタンを長押しすると同時に電源ボタンを4回押し
Hohem「iSteady X」の使用感
それでは、Hohem「iSteady X」を使ってみた使用感をまとめていきます。
結論から言うと、手持ちで撮影するのとは、桁違いに綺麗に写真や動画を撮影可能です。
特に左右のスタビライザーを動かしながらの320°の撮影は、手持ちではできないレベル。
また、軽量かつ片手での撮影は、スマホを手持ちするのと比べると想像以上に負担が軽減されるため、10分以上撮影しても疲れがでません。
スムーズに動作する「電動スタビライザー」
↑の動画はスタビライザーの動きと実際の撮影を連動したもの。
上下左右と反転に加えズームなどが可能なので、手持ちしたビデオカメラより、滑らかで綺麗に撮ます。
そのため、子供の運動会などの撮影もビデオカメラがなくてもスマホ+ジンバルの組み合わせて十分でしょう。
多少の揺れは吸収してくれる「3軸」
↑の動画は普通じゃありえないぐらい意図的に揺らしたもの。
もちろん、全ての衝撃は吸収できないものの、通常利用ならほぼ吸収してくれるので、スマホの手ブレ補正と合わせるとブレのない映像を残すことが可能。
実際、歩きながらの撮影もしてみましたが、ブレない映像が簡単に取れるのため、旅行の時などの思い出用にも重宝しそうです。
Hohem「iSteady X」がおすすめの人
Hohem「iSteady X」は、スマホでの撮影が多い人や初めて電動タイプのスマホジンバルの購入を考えている人におすすめ!
というのも、電動タイプのジンバルの中ではかなり軽量のため長時間の撮影に適していいるうえ、価格も安いので初めての人でも試しやすいためです。
逆に、写真撮影がメインの場合、安い機械タイプジンバルでも十分なのであえて電動タイプを購入する必要はないでしょう。
とはいえ、電動式に興味があればHohem「iSteady X」はコスパが高いので選択としては有り!
Hohem「iSteady X」レビューまとめ
初めてスマホ用ジンバルを利用しましたが、想像を上回る使い勝手にかなり感動しました。
8時間の長時間駆動に軽い重量、撮影サポートアプリも使えて、コスパも抜群!
はみ出るとはいえ、ポケットに入れての持ち運ぼもできるため、とりあえず買ってしまっても後悔は少ないでしょう。