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ゴリラガラスとドラゴントレイルの違いを比較しながら徹底解説!!

スマホの画面に使われるゴリラガラスとドラゴントレイルの違いと比較

ガラケー時代のプラスチック性のディスプレイからタッチパネルのiPhoneの登場で一気のガラス製のディスプレイに普及しました。

とはいえ、当初の強化ガラスは傷には強くても今ほど衝撃に強くなかったので落としたりすると一発で割れてしまうことも多かったです。

しかし、最近の強化ガラスは衝撃にも強くなってきました。

ということで、今回はスマホの画面に使われるゴリラガラスやドラゴントレイルなどの強化ガラスの種類について徹底解説してきます。

ゴリラガラスとは?

スマホの画面に使われるゴリラガラスとは?

スマホの画面や背面パネルに使われる強化ガラスで最も有名なのがゴリラガラス。

このゴリラガラスはアメリカのコーニング(Corning)社によって開発された強化ガラスで一般的な強化ガラスと比較してビッカーズ硬度やヤング率が非常に高いのが特長です。

即ち傷がつきにくく曲げなどに非常に強いため、初代iPhoneに採用され一気にシェアを拡大し現在でも多くのスマホに採用されています。

また、スマホの画面だけでなくデザインの変化に伴いバックパネルに採用されたり、画面保護用のガラスフィルムなどにも広く採用されているため誰でも一度はゴリラガラスを使った事があるといえるほど普及しているといえるでしょう。

「ゴリラガラス」の種類

ゴリラガラスは現在までに6世代の進化を遂げています。

  • Gorilla Glass 【2007年】
  • Gorilla Glass 2【2012年】
  • Gorilla Glass 3【2013年】
  • Gorilla Glass 4【2014年】
  • Gorilla Glass 5【2016年】
  • Gorilla Glass[ウェアラブル用]
  • Gorilla Glass 6【2018年】
  • Gorilla Glass Victus【2020年】

2007年の「Gorilla Glass」から2019年までに6回進化を遂げたことで「Gorilla Glass 6」では、1m程度の高さからなら15回ほど落下させても割れないほど性能が強化されました。

もちろん、必ず割れないとは言えないものの、前世代の「Gorilla Glass 5」から比べると「Gorilla Glass 6」では2倍ほどの耐久力に進化。

更に2020年に登場した「Gorilla Glass Victus」は、「Gorilla Glass 6」と比較して傷などのスクラッチ耐性が2倍、落下などは衝撃では約1.25倍で2メートルまで耐えられる用に強化されているので、より綺麗な状態で長く使えます。

「ゴリラガラス」が使われているスマホ

「ゴリラガラス」が採用されるスマホは半端じゃなく多いので全てを挙げるのは難しいですが、「Gorilla Glass」を採用する代表的なスマホはiPhoneです。

iPhoneは、初代から最新のiPhone11まで全てのスマホで最新の「Gorilla Glass」を採用しています。

また、現在では世界中で販売されるフラグシップスマホの大半は「Gorilla Glass」が選ばれているので性能が高いことを物語っていますね。

ドラゴントレイルとは?

スマホの画面に使われるドラゴントレイルとは?

ドラゴントレイルは、日本の超大手のガラスメーカーの旭硝子(AGC株式会社)が開発した強化ガラスです。

ゴリラガラスに比べフラグシップスマホへの採用は少ないながら、ガラスフィルムやローエンド~ミドルレンジ帯のスマホに採用されています。

また、ゴリラガラスと比べるとシェアは低いものの低価格と言われており、一時期は日本のスマホメーカーに積極的に採用されていました。

ドラゴントレイルの種類

ドラゴントレイルはゴリラガラスに比べると1世代が長く2019年までに3世代の進化に留まっています。

  • Dragontrail 【2011年】
  • Dragontrail X【2014年】
  • Dragontrail Pro【2016年】

2011年から提供が開始された「Dragontrail」は、2014年に30%の剛性強化を中心にブラッシュアップした「Dragontrail X」を販売、更に2.5D加工されたデザインが流行ってきたのに併せてエッジの強度を改善した「Dragontrail Pro」を2016年に発表しています。

ドラゴントレイルが使われているスマホ

ドラゴントレイルは、元々日本メーカーの多くに採用され、特にSONYのXperiaでは高い採用率を誇り、「Xperia  Z」シリーズでは1~5まで全てにドラゴントレイルが採用されました。

また、日本で発売されている最近のスマホだと「Google Pixel 3a」や「Google Pixel 3a XL」に採用されるなど比較的コスト競争が厳しいミドルレンジ帯に使われる事が多いです。

また、画面を保護するために使われるガラスフィルムにはドラゴントレイルを採用した製品が多いためゴリラガラスに比べてコスト的に優位性があるのも頷けます。

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ゴリラガラスとドラゴントレイルの違い

ゴリラガラスもドラゴントレイルも強化ガラスという意味では大きな違いはありません。

ただし、特許を回避するため化学組性や製造方法に違いがあります。

具体的には、ゴリラガラスを製造するコーリングが「フュージョンドロー法」を採用するのに対しドラゴントレイルを製造する旭硝子は、「従来のフロート法」を高度化させた手法で製造方法が異なります。

ゴリラガラスとドラゴントレイルの比較

スマホのゴリラガラスとドラゴントレイルの比較

ゴリラガラスとドラゴントレイルは、若干得手不得手が異なるもののそれぞれ「Gorilla Glass 3」や「Dragontrail X」ぐらいまでは性能的に大き差は有りませんでした。

しかし、「Gorilla Glass 3」以降比較的早く世代交代を行うのでトレンドや弱点の改善が非常に早いため、最新世代の「Gorilla Glass 6」と「Dragontrail Pro」を比べてしまうとビッカーズ硬度や衝撃耐久で大きく「Gorilla Glass 6」が優位になっています。

また、「Gorilla Glass Victus」などの最新強化ガラスとと比べるとあらゆる面で大幅に上回っているため、フラグシップモデルでは「Gorilla Glass Victus」一択といえるでしょう。

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ゴリラガラスとドラゴントレイル以外の強化ガラス

スマホやタブレットなどに使われる強化ガラスは、ゴリラガラスやドラゴントレイルが多いとはいえ、他のメーカーからも出ているので簡単に紹介していきます。

日本電気硝子「Dinorex」

「Dinorex」(ダイノレックス)は、日本電気硝子が製造するモバイルデバイス向け強化ガラスでローエンドのスマホやガラスフィルムに採用されています。

ブランド力がないので採用されてても謳われることもないため殆どの人が聞いたことないでしょう。

SCHOTTAG「Xensation Cover」

「Xensation Cover」は、ドイツのガラスメーカーSCHOTTAGが開発販売する強化ガラス。

2011年の後半に発売されましたが、それほど話題にもならず採用実績も不明です。

Tunghsu Group「Panda King Glass」

「Panda King Glass」は、中国の北京でTunghsu Groupが開発した強化ガラス。

中華製のノーブランドスマホや激安スマホに採用されているようですが、日本では殆どお目にかかる機会は有りませんね。

ゴリラガラスとドラゴントレイルのまとめ

性能では2018年以降ゴリラガラスがかなり抜きにでてシェアも含めて一強状態となっています。

特に2018年に登場した「Gorilla Glass 6」では、落下の耐久性が桁違いに上がっているため、高額なフラグシップスマホでは最良の選択になるでしょう。

100,000円を超えるものが落として割れたらちょっとキツイですからね…

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