「コスパの良い完全ワイヤレスイヤホンが欲しい」 「SOUNDPEATSの新しいモデルが気になる」 「ノイズキャンセリングや外音取り込み機能を手軽に試したい」
そんなあなたへ。近年、手頃な価格で高品質なオーディオ製品を次々とリリースし、人気を集めているブランド「SOUNDPEATS」。その最新モデルとして注目されているのが、今回レビューする「SOUNDPEATS Air5 Pro」です。
アクティブノイズキャンセリング(ANC)や外音取り込み機能、高音質コーデックaptX Adaptive対応、専用アプリによるカスタマイズ性など、上位モデルに匹敵する多機能性を備えながら、魅力的な価格設定を実現しています。
この記事では、「SOUNDPEATS Air5 Pro」が本当に「高コスパの新定番」となり得るのか、実際の使用感に基づき、デザイン、音質、機能性、使い勝手まで、あらゆる角度から徹底的にレビューしていきます。
この記事を読めば「SOUNDPEATS Air5 Pro」があなたのニーズに合ったイヤホンなのか、その実力がきっと分かるはずです。購入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
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「SOUNDPEATS Air5 Pro」の概要

SOUNDPEATS(サウンドピーツ)は、コストパフォーマンスに優れたオーディオ製品で知られるブランドです。「Sound for Urban Sports」をコンセプトに、日常使いからアクティブなシーンまで幅広く対応するイヤホンやヘッドホンを開発・販売しており、特に完全ワイヤレスイヤホンの分野では多くのヒット製品を生み出しています。
今回ご紹介する「SOUNDPEATS Air5 Pro」は、同ブランドの完全ワイヤレスイヤホンの中でも、機能性と価格のバランスを重視したミドルレンジモデルに位置づけられます。
主な特徴としては、
- AI適応型ハイブリッド方式のアクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載
- 自然な外音取り込み(パススルー)機能
- 高音質・低遅延コーデック「aptX Adaptive/LC3」やハイレゾコーデック「LDAC/aptX Lossless」対応
- 専用アプリ「PeatsAudio」によるイコライザー設定や機能カスタマイズ
- 高音質を実現するPU+PEEKを採用した軽量・高剛性の10mm径ドライバー採用
などが挙げられます。これらの充実した機能を比較的手頃な価格で提供することで、音質やANCにこだわりのある方や、機能性を妥協せずにコストを抑えたい方をメインターゲットとしています。
「Air」シリーズの名を冠していることから、装着感の軽快さも意識した設計をされているため、日常的なリスニング体験の向上を目指した製品と言えるでしょう。
「SOUNDPEATS Air5 Pro」のスペック

まずは、「SOUNDPEATS Air5 Pro」の基本的なスペックを公式情報に基づいてまとめました。
スペック項目 | 詳細 |
---|---|
連続再生時間 | イヤホン単体: 7.5時間 |
ケース込再生時間 | 約37時間 |
急速充電 | 対応 (例: 10分の充電で約2時間再生可能) |
Bluetooth | Version 5.4 |
コーデック | SBC/AAC/LC3/LDAC/aptX/aptX Adaptive/aptX Lossless |
ドライバー | 10mmダイナミックドライバー(PU+PEEK) |
タイプ | カナル型 |
左右同時伝送 | 不明 |
ノイズキャンセリング | AI適応型 (ハイブリッド方式/ 最大 -55dB) |
外音取り込み | 対応 |
通話ノイズキャンセリング | 6マイクAI通話 |
マルチペアリング | 対応 |
マルチポイント接続 | 対応 (最大2台同時接続) |
インターフェイス | USB Type-C (充電ケース) |
防水性能 | IPX5 (イヤホン本体) |
操作 | タッチセンサー |
連携アプリ/イコライザ | 対応 (PeatsAudioアプリ, カスタムEQ/プリセットEQあり) |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
チップセット | Qualcomm QCC3091 Snapdragon Sound対応 |
バッテリー容量 | 不明 |
重量 | イヤホン片耳: 約4.8g |
カラー | ブラック、ホワイト |
その他機能 | 低遅延ゲームモード |
販売先 | SOUNDPEATS公式サイト、Amazon、楽天市場など |
このスペック表からも、「SOUNDPEATS Air5 Pro」が価格に対して非常に多機能であることが伺えます。特にLC3/LDAC/aptX Losslessへの対応やマルチポイント接続、専用アプリ(PeatsAudio)の対応は、この価格帯では大きなアドバンテージとなり得ます。
「SOUNDPEATS Air5 Pro」のデザインチェック
それでは、実際の製品デザインを細かく見ていきましょう各パーツの質感やディテールを豊富な写真と共にご紹介します。
化粧箱
SOUNDPEATSらしい、白を基調としたシンプルなデザインの化粧箱です。表面には製品画像とロゴが印刷されており、側面や裏面には主な特徴やスペックが記載されています。過剰な装飾はなく、クリーンな印象を受けます。開封もスムーズで、中の本体には充電の接点部分がしっかりと保護されていいます。価格を考えれば十分なパッケージングと言えるでしょう。
同梱物
箱を開けると、以下のものが同梱されていました。
- SOUNDPEATS Air5 Pro イヤホン本体 + 充電ケース
- USB Type-C 充電ケーブル
- イヤーピース (S/M/Lの3サイズ、Mサイズは装着済み)
- 取扱説明書、保証書など
付属品は必要最低限ですが、不足はありません。USBケーブルはやや短めですが、汎用的なType-Cなので手持ちのものが使えます。イヤーピースはシリコン製で、標準的な品質です。取扱説明書は多言語対応で、日本語の説明もしっかり記載されています。
本体(イヤホン)
イヤホン本体は、AirPods Proライクなステム(軸)付きのカナル型デザインです。光沢のあるプラスチック素材がメインで、指紋はやや目立ちやすいかもしれません。形状は耳への収まりを考慮した曲線的なデザインになっています。
ステム上部にはタッチセンサーが搭載されており、外側にはSOUNDPEATSのロゴ(Sマーク)が見えます。ステム下部には充電用の接点と通話用マイクの穴があります。イヤホン内側(耳に触れる部分)に、ノイズキャンセリング用のフィードバックマイクの穴が見られます。
全体的なビルドクオリティは高級感はありませんが、安っぽすぎるということもなく、普段使いには十分な質感です。また、Airの冠通り非常に軽量で、耳への負担は少なそうです。
イヤーピース
付属するイヤーピースは、シリコン製のものがS・M・Lの3サイズです。一般的な形状と硬さで、傘の部分は比較的柔らかめです。耳のサイズに合わせて交換することで、装着感や遮音性、ひいては音質やノイズキャンセリング効果にも影響します。
標準的なイヤーピースなので、もし耳に合わない場合は、別途サードパーティ製のイヤーピースを試してみるのも良いでしょう。ただし、軸の太さ(ノズル径)が合うか確認しましょう。
充電ケース
充電ケースは、イヤホン本体と同様のプラスチック素材で、丸みを帯びたコンパクトな形状です。ポケットに入れても邪魔になりにくいサイズ感で、携帯性は良好です。表面はマット仕上げで、背面にはSOUNDPEATSが配置されています。
蓋は片手でもスムーズに開閉できます。カチッとした節度感があり、安っぽさは感じません。イヤホン本体もマグネットで吸着されるため、収納時にポロリと落ちる心配は少ないでしょう。
ケース底面には充電用のUSB Type-Cポートが搭載されています。ワイヤレス充電に対応していませんが、この価格帯では非対応の場合が多いです。
LEDランプ
充電ケースには、バッテリー残量や充電状態を示すLEDインジケーターが搭載されています。ケース正面に1つされており、色や点灯・点滅パターンで状態を示します。
具体的には、
- 緑=100-70%
- 黄=69-20%
- 赤=20%以下
となり、充電中は上記の色で点滅します。
イヤホン本体のステム部分にもLEDランプが搭載されており、ペアリングモード時や接続完了時、バッテリー低下時などに点灯・点滅します。取扱説明書で各LED表示の意味を確認しておきましょう。
「SOUNDPEATS Air5 Pro」の設定と使い方

ここでは、「SOUNDPEATS Air5 Pro」の基本的な設定方法と操作について解説します。
ペアリング方法

初めてスマートフォンなどと接続する際のペアリング手順は以下の通りです
- スマートフォンのBluetooth設定画面を開きます。
- 充電ケースの蓋を開けると、LEDが点滅し、自動的にペアリングモードになります。
- スマートフォンのBluetooth設定画面に「SOUNDPEATS Air5 Pro」が表示されたら、タップして選択します。
- 接続が完了すると、イヤホンから音声ガイダンスが流れます。
一度ペアリングすれば、次回からはケースの蓋を開けるだけで自動的に最後に接続したデバイスに接続されます。
操作方法
「SOUNDPEATS Air5 Pro」は、イヤホンのステム上部に搭載されたタッチセンサーで操作を行います。主な操作内容は以下の通りです
操作 | 右イヤホン | 左イヤホン |
---|---|---|
1回タップ | 音量アップ | 音量ダウン |
2回タップ | 再生 / 一時停止 / 通話応答・終了 | 再生 / 一時停止 / 通話応答・終了 |
長押し (約1.5秒) | 次のトラック | ノイズキャンセリング |
3回タップ | 音声アシスタント起動 | 音声アシスタント起動 |
タッチセンサーの感度は良好で、誤操作も少ない印象です。また、後述する専用アプリ「PeatsAudio」で操作方法のカスタマイズが可能なため、より自分好みに設定できます。
マルチポイント

「SOUNDPEATS Air5 Pro」は、スマートフォンとPCなど、2台のデバイスに同時に接続しておくことができます。
接続方法(一般的な例):
- まず1台目のデバイスとペアリングします。
- 1台目のBluetoothを一時的にオフにします。
- 2台目のデバイスとペアリングします。
- 2台目の接続後、1台目のデバイスのBluetooth設定画面から「SOUNDPEATS Air5 Pro」を再度選択して接続します。
- これで2台のデバイスに同時接続された状態になります。
実際の挙動: 例えば、PCで音楽を聴いている最中にスマートフォンに着信があった場合、イヤホンが自動的にスマートフォンに切り替わり、通話が可能です。通話終了後、自動的にPCの音楽再生に戻る(または手動で再生再開する)といった動作になります。デバイス間の切り替えはシームレスで、非常に便利な機能です。
「SOUNDPEATS Air5 Pro」のPeatsAudio(専用アプリ)
「SOUNDPEATS Air5 Pro」は、専用アプリ「PeatsAudio」に対応しています。このアプリを使うことで、イヤホンの真価をさらに引き出すことができます。アプリはiOSとAndroidの両方に対応しており、各アプリストアから無料でダウンロード可能です。
主な機能:
- イコライザー (EQ) 設定:
- 複数のプリセットEQ(ロック、ポップ、クラシックなど)から好みの音質を選択できます。
- カスタムEQ機能を使えば、周波数帯域ごとに自分で細かく調整し、オリジナルの音質プロファイルを作成・保存できます。低音を強調したり、ボーカルを際立たせたりと、自由な音作りが楽しめます。
- ノイズキャンセリング / 外音取り込みモードの切り替え・調整:
- ANC(オン)、外音取り込み(パススルー)、ノーマル(オフ)の各モードをアプリ上から簡単に切り替えられます。
- ANCや外音取り込みの効果レベルを調整できる場合もあります。
- 操作方法のカスタマイズ:
- タッチセンサーの操作割り当て(タップ、ダブルタップ、長押しなど)を自分の使いやすいように変更できる場合があります。
- 低遅延ゲームモードのオン/オフ:
- ゲームプレイや動画視聴時の音の遅延を軽減するモードの切り替えができます。
- ファームウェアアップデート:
- イヤホンの機能改善や不具合修正のためのファームウェアアップデートが提供された場合、アプリ経由で実行できます。
- バッテリー残量確認:
- 左右イヤホンと充電ケースのバッテリー残量をパーセンテージで確認できます。
- その他設定:
- 音声ガイダンスの言語変更
- 装着テスト
- LE-Audioスイッチ
- LDACスイッチ
などが使えます。
使い勝手: 「PeatsAudio」アプリは、デザイン的におしゃれかつシンプルで直感的なインターフェースを備えており、初めての方でも操作しやすいでしょう。特にイコライザー機能は音質を自分好みに変えられるため、積極的に活用したい機能です。定期的なファームウェアアップデートで機能が改善されることもあるため、インストールしておくことをお勧めします。

「SOUNDPEATS Air5 Pro」の音質

ここからは、レビューの中でも特に重要な音質について詳しく見ていきましょう。aptX Adaptiveに対応している点も考慮し、その実力を評価します。
全体的な音質の傾向: 「SOUNDPEATS Air5 Pro」のサウンドは、多くのSOUNDPEATS製品に共通する「ややドンシャリ(低音と高音を強調したV字型)」ではあるもののバランスがとれた音質です。そのため、ポップスやロック、EDMといった現代的な音楽ジャンルを楽しく、迫力をもって聴かせるためのチューニングと言えるでしょう。また、専用アプリのイコライザーで調整可能なため、フラットに近いバランスに変更することも可能です。
各音域のレビュー:
- 高音域:
- クリアで明瞭感がありますが、楽曲や音量によっては、刺さるほどではないがややシャープに感じられるかもしれません。シンバルやハイハットの金属音はしっかりと表現されますが、繊細さや伸びやかさはあと一歩いった印象。aptX Adaptive接続時は、SBCやAAC接続時よりも解像度が高く、よりディテールが感じられます。
- 中音域:
- ボーカルや楽器の主旋律は比較的クリアに聴こえます。ドンシャリ傾向のため、低音や高音に比べるとやや控えめ(一歩引いた位置)に感じられるかもしれませんが、声の輪郭はしっかりしており、歌詞は聴き取りやすいでしょう。イコライザーで中音域を持ち上げると、よりボーカルが際立ちます。
- 低音域:
- 量感が豊かで、迫力のあるサウンドを楽しめます。バスドラムのアタック感やベースラインのグルーヴがしっかりと伝わってきます。ただ量が多いだけでなく、ある程度の締まりもあるため、ボワついたり他の音域を過度にマスクしたりすることは少ないでしょう。クラブミュージックやヒップホップなど、低音重視のジャンルとの相性は良好です。
得意な音楽ジャンル / 苦手な音楽ジャンル:
- 得意: ポップス、ロック、EDM、ヒップホップなど、リズム感や迫力が重視されるジャンル。
- 苦手(傾向として): クラシック、ジャズ、アコースティックなど、繊細な表現や自然な音場感を重視するジャンル。(ただし、イコライザー調整である程度対応可能)
コーデックによる音質の違い: 「SOUNDPEATS Air5 Pro」はSBC、AAC、aptX、そしてaptX Adaptiveに加えLC3/LDAC/aptX Losslessなど主要コーデック全てに対応しています。AndroidスマートフォンなどaptX Adaptive対応機器と接続した場合、以下のメリットが期待できます。
- 高音質: CD音質相当(44.1kHz/16bit)からハイレゾ相当(最大96kHz/24bit)まで、通信状況に応じてビットレートを可変させ、最適な音質を提供します。SBCやAACと比較して、より情報量が多く、解像度の高いサウンドを楽しめます。
- 低遅延: 通信遅延も状況に応じて最適化されるため、動画視聴やゲームプレイ時の音ズレが軽減されます。
iPhoneユーザーの場合はAAC接続となりますが、AACでも十分に高音質な再生が可能です。
同価格帯の競合製品との比較(概念): この価格帯には、Anker Soundcoreシリーズ( P40iなど)やEarFunシリーズ(Air Pro 4)など強力なライバルが存在します。
- Anker Soundcore: 多彩なアプリ機能(HearIDなど)やノイズキャンセリングが魅力。音質はドンシャリ傾向が強いモデルが多い。
- EarFun: バランスの取れた音質と安定した機能性で評価が高い。aptX Adaptive対応モデルも多い。
「SOUNDPEATS Air5 Pro」は、これらライバルと比較して音質面ではSOUNDPEATSならではのバランスの取れたチューニングと強力なノイズキャンセリングが主な強みとなるでしょう。
「SOUNDPEATS Air5 Pro」の使用感

音質と並んで重要なのが、日常的な使い勝手、すなわち使用感です。装着感から各種機能の実際のパフォーマンスまで、詳しくレビューします。
装着感
ステム付きデザインと、耳の形状に合わせて設計されたハウジングにより、装着感は比較的良好です。非常に軽量なため、長時間装着していても疲れにくいでしょう。カナル型のため、適切なサイズのイヤーピースを選べば、耳にしっかりとフィットし、歩行時や軽い運動時でも安定しています。激しいスポーツには向きませんが、通勤・通学やデスクワークなど、日常的なシーンでは快適に使用できます。
ただし、耳の形状には個人差があるため、すべての人に完璧にフィットするとは限りません。可能であれば試着してみるのが理想です。
ノイズキャンセリング (ANC)

ハイブリッド方式のANCを搭載しており、その効果は同価格帯や少し上の価格帯含めてもトップクラスで非常に強力です。
- 効果的な騒音: 電車やバスの走行音、エアコンの動作音、カフェのざわめきといった持続的な低周波ノイズに対して高い効果を発揮します。音楽への没入感を高めたり、静かな環境で作業に集中したりするのに役立ちます。
- 苦手な騒音: 人の声(特に近くでの会話)、キーボードの打鍵音、突発的な高い音など、高周波で不規則なノイズのカットは限定的です。これは多くのANCイヤホンの特性でもあります。
- 圧迫感: ANC特有の耳がツンとするような圧迫感は、ANCの強力さに比べてかなり少なく長時間でも疲れず使えます。
- 風切り音: 風が強い場所では、「ボー」という風切り音をマイクが拾ってしまうことがあります。アプリで適応型ノイズキャンセルにすると、軽減されることがあります。
同価格帯や少し上の価格帯と比べてもトップクラスで、やや高価なsoundcore liberty 4と比べても余裕で上回り日常の騒音を手軽に軽減したいというニーズには十分応えてくれるレベルです。
外音取り込み(パススルー)
イヤホンを着けたまま周囲の音を聞き取りやすくする機能です。
- 音の自然さ: 取り込まれる音は、ややマイクで拾ったような機械的な音に聞こえる傾向がありますが、実用レベルでは十分自然です。音楽を停止すれば、イヤホンを着けたままコンビニでの会計や、駅のアナウンスを聞き取ることが可能です。
- 聞こえ方: かなり広い範囲の音を拾いますが、アプリで「人の声の強調」を選択すると声を中心に拾ってくれるので、外出時の会話に向いてます。
- 自分の声: 自分の声もマイクを通して聞こえますが、それほど不自然さはなく、会話はしやすいです。
ANCと外音取り込みは、タッチ操作やアプリで簡単に切り替えられるため、状況に応じて使い分けると非常に便利です。
接続安定性
Bluetooth 5.4とQualcommチップの組み合わせにより、接続安定性は良好です。
- 人混み・駅: 新宿駅のような非常に混雑した場所や、電波が干渉しやすい場所では、ごく稀に一瞬途切れる可能性はゼロではありませんが、基本的には安定して接続を維持します。
- 遅延: aptX Adaptive対応機器との接続では、動画視聴時の音ズレはほとんど気にならないレベルです。ゲームプレイに関しても、低遅延ゲームモードをオンにすることで、リズムゲームやFPSなどシビアなタイミングが要求されるものでなければ、快適にプレイできるでしょう。iPhone (AAC接続) でも、動画視聴で大きなストレスを感じることは少ないです。
通話品質
左右のイヤホンに搭載された複数のマイクとENC(Environmental Noise Cancellation)技術により、通話品質も向上しています。
- 自分の声: 相手には比較的クリアに声が届きます。静かな環境はもちろん、ある程度の騒音下(街中など)でも、自分の声と周囲のノイズを区別して伝えてくれます。
- ノイズカット: 強風時や極端に騒がしい場所では限界がありますが、日常的な通話であれば、相手に不快感を与えるほどのノイズはカットされる傾向にあります。
Web会議などでも実用的なレベルの通話品質を持っていると言えるでしょう。
バッテリー持ち
- 公称値との比較: イヤホン単体の再生時間は、ANCオン/オフや音量、使用コーデックによって変動しますが、公称値(約7.5時間)に近いものの、ANCをONにするとは少し短いくらいの実用的なバッテリー持ちが期待できます。通勤・通学や数時間の作業なら、途中で充電する必要はないでしょう。
- ケース込み: ケースで数回充電できるため、合計再生時間は30時間以上となり、数日間はケースの充電なしで運用できます。
- 使い勝手: 充電ポートがUSB Type-Cなのは現代の標準として便利です。急速充電にも対応し10分の充電で2時間の再生時間を確保できるため、バッテリー切れの際にも安心です。ワイヤレス充電に対応していない点は、人によっては少し残念に感じるかもしれません。
全体として、バッテリーに関する不満は少ないレベルにまとまっていると考えられます。
「SOUNDPEATS Air5 Pro」がおすすめの人

ここまでのレビューを踏まえ、「SOUNDPEATS Air5 Pro」は以下のような人におすすめできます。
- コストパフォーマンスを最重視する人: ANC、外音取り込み、aptX Adaptive対応、アプリ連携など、多機能性を手頃な価格で手に入れたい人。
- 初めてANCイヤホンを試してみたい人: 高価なモデルは手が出しにくいけれど、強力なノイズキャンセリングの効果を体験してみたい人。
- SOUNDPEATSブランドが好きな人: これまでのSOUNDPEATS製品に満足しており、新しい多機能モデルを試したい人。
- Androidスマートフォンユーザーで高音質・低遅延を求める人: aptX Adaptiveの恩恵を最大限に受けたい人。
- イコライザーで自分好みの音質に調整したい人: 専用アプリでのカスタマイズを楽しみたい人。
- そこそこ良い通話品質を求める人: 日常的な通話やWeb会議で使いたい人。
逆におすすめできない可能性がある人:
- ワイヤレス充電が必須な人: ワイヤレス充電に対応していないため、この機能が譲れない場合は注意が必要です。
- 着脱検知機能が必須な人: 着脱検知機能には対応していないため、頻繁イヤホンの着脱が必要な環境にいてその都度自動で停止と再生が必須の人には向きません。
「SOUNDPEATS Air5 Pro」レビューのまとめ
今回は、SOUNDPEATSの注目モデル「SOUNDPEATS Air5 Pro」を徹底的にレビューしました。
メリット(強み):
- 圧倒的なコストパフォーマンス: ANC、外音取り込み、aptX Adaptive、アプリ対応など、価格以上の多機能性を実現。
- 実用的なANCと外音取り込み: 強力な騒音軽減や、イヤホンを着けたままの会話に十分役立つレベル。
- aptX Adaptive対応による高音質・低遅延: 対応Androidデバイスで優れたリスニング体験を提供。
- 専用アプリ「PeatsAudio」による高いカスタマイズ性: EQ調整や操作カスタマイズで自分好みに設定可能。
- 安定した接続性とクリアな通話品質: 日常使いでストレスの少ないパフォーマンス。
- 良好な装着感とバッテリー持ち: 長時間でも快適に使用可能。
デメリット(注意点):
- ワイヤレス充電に非対応
- 着脱検知機能に非対応
結論として「SOUNDPEATS Air5 Pro」は、機能性と価格のバランスが非常に優れた、まさに「高コスパ」な完全ワイヤレスイヤホンと言えるでしょう。特に、手頃な価格で強力なANCやaptX Adaptiveといった最新機能を試したいと考えている方には、有力な選択肢となります。
もちろん、完璧な製品ではありません。至高の音質やワイヤレス充電を求めるのであれば、さらに予算を上げる必要があります。しかし、「この価格でこれだけの機能が使えるなら十分満足」と感じるユーザーは多いはずです。
SOUNDPEATSがまた一つ、市場にインパクトを与えるであろう意欲作。「SOUNDPEATS Air5 Pro」が、あなたの毎日の音楽・通話体験をより豊かにしてくれるかもしれません。気になった方は、ぜひチェックしてみてください。