新年早々、全部入りで8,000円台の完全ワイヤレスイヤホンが登場!
そのモデルは「EarFun Air Pro3」!
まだまだ、対応モデルが少ないマルチポイントやハイレゾ音源も楽しめるaptX Adaptiveコーデックにも対応しています。
さらにアップデートでBluetooth標準の最新コーデックのLE Audio/LC3にも対応予定とスペック的に文句なし!
ということで、今回は「EarFun Air Pro 2」から大幅な進化を遂げた着実な進化を遂げた「EarFun Air Pro3」のANC性能や使い勝手などレビューしていきます。
実際に使ってレビューしたモデルの中から抽出しています。
サンプル提供:EarFun
「EarFun Air Pro3」の概要
「EarFun Air Pro3」は、「EarFun Air」シリーズの最新モデルで前作の「EarFun Air Pro 2」から大幅に性能を上げたモデルです。
具体的には前作非対応だった、
- コンパニオンアプリ(EarFun Audio)
- マルチポイント接続
- aptX Adaptive
- LE Audio/LC3(対応予定)
に対応したことで2万円を超える他社のフラグシップと同等以上のスペックに進化。
特にマルチポイントに対応したことでスマホの2台持ちの人やPCを使う人には使い勝手も向上しています。
- マルチポイント対応
- 10分で2時間人用できる急速充電対応
- ワイヤレス充電対応
- ノイズキャンセリング/外音取込対応
- 左右同時伝送(TrueWireless Mirroring)対応
- コンパニオンアプリ(EarFun Audio)対応
- aptX Adaptive対応
- LE Audio/LC3(対応予定)
- Qualcomm最新チップQCC3071搭載
左右同時伝送について知りたい方は[TWSとは?完全ワイヤレスイヤホンの伝送方式を徹底解説!!]をご覧くださいませ。
「EarFun Air Pro3」のスペック
商品名 | 「EarFun Air Pro3」 |
連続再生時間 | 最大9時間/ANC7時間 |
ケース込再生時間 | 最大45時間/ANC37時間 |
急速充電 | 10分で120分間再生可能 |
Bluetooth | Bluetooth5.3 |
コーデック |
aptX Adaptive/aptX/AAC/SBC/LE Audio(対応予定)
|
ドライバ | 11mm/ダイナミックドライバー |
タイプ | カナル型 |
左右同時伝送 | TrueWireless Mirroring |
ノイズキャンセリング | 対応‐43dB |
外音取り込み | 対応 |
通話ノイズキャンセリング | ENCノイズリダクション/6マイク |
マルチペアリング | 対応 |
マルチポイント接続 | 対応 |
インターフェイス | USB/TypeC |
防水性能 | IPX5 |
操作 | タッチセンサー |
連携アプリ/イコライザ | EarFun Audio |
ワイヤレス充電 | 対応 |
チップセット | QCC3071 |
バッテリー容量 | イヤホン54mAh×2/ケース520mAh |
重量(実測) | 片耳10g 充電ケース52g |
カラー | ブラック |
その他機能 | ゲームモード対応 |
販売先 | Amazon |
価格帯関係なくスペック的には文句のつけようがないレベルです。
「EarFun Air Pro3」のデザインチェック
それでは、「EarFun Air」シリーズ伝統のステム型を採用した「EarFun Air Pro3」のデザインをチェックしていきます。
化粧箱
化粧箱はイエローのアクセント用いたシンプルなデザイン。
「EarFun Air S」や「EarFun Free2S」とほぼ同じです。
フタミ式の内箱も最近の「EarFun」の完全ワイヤレスイヤホンと統一されています。
同梱物
「EarFun Air Pro3」の同梱物は以下の通り。
- イヤホン本体×1
- 充電ケース×1
- イヤーピース×4
- USB/TypeA-TypeC充電ケーブル×1
- 多言語説明書×1
- サポートカード×1
イヤーピースは少なめですが、専用のケースに嵌めてあるので管理が楽です。
本体
イヤホン本体のデザインは「EarFun Air Pro 2」からソリッドになり、ステム部分の配色が「EarFun Air S」のデザインを取り入れています。
全体的にスタイリッシュな形状に進化していて、ピアノブラックとグレーでマットな質感の配色が良い感じで調和しています。
また、タッチセンサー部分の丸いシルバーのアクセントがデザインを引き締めています。
ドライバー側のピアノブラックは滑りやすそうですが、マット加工されたものより指に吸着しやすく見た目も悪くありません。
イヤーピース
イヤーピースは本体装着分を含めて4種類。
「EarFun」の純正イヤーピースは基本的に柔らかくて薄めの傾向があるので、圧迫感がなく軽いつけ心地です。
充電ケース
「EarFun Air Pro3」の充電ケースは横置きタイプで「EarFun Air Pro 2」や「EarFun Air S」と比べるとスクエアな形状に変化。
形状的に無駄がなくなったおかげか、ややサイズは小さくなっています。
横置きでイヤホン本体も滑りにくいので比較的取り出しやすい構造になっています。
LEDランプ
イヤホン本体のLEDはステム上部でペアリング時など青色に光ります。
輝度も十分高いので視認性は問題なし。
充電ケースのインジケーター従来の色による通知ではなく「…」式に変更されています。
こちらのほうがパッと見てすぐに電池残量がわかるので、良い変更ですね!
バッテリー残量の目安は以下になります。
- 3つ点灯→60%以上
- 2つ点灯→20~60%
- 1つ点灯→5~20%未満
- 1つ点滅→5%未満
重量
「EarFun Air Pro3」の重量は実測値で、
- イヤホン本体:10g
- 充電ケース:42g
- 合計:52g
とサイズや重量感などほぼ標準的な数値。
対して連続再生時間は単体で9時間、ケース込で45時間のため、比較的長時間に対応しています。
「EarFun Air Pro3」の設定と使い方
続いて、「EarFun Air Pro3」のペアリング方法とタッチセンサーを用いた音楽や通話関連のコマンドを解説していきます。
ペアリング方法
「EarFun Air Pro3」は、充電ケースを開くとペアリングモードに入ります。
イヤホンのステム上部の青点滅を確認したらあとはスマホ側で設定するだけ!
また、ペアリングをリセットして再接続する場合は、
- イヤホン本体をケースに入れる
- タッチセンサーを8秒タッチ
- 紫色の点滅を確認(この時点でリセット)
の手順でリセットできます。
Androidのペアリング手順
Androidスマホから以下の手順でペアリングをお試しくださいませ。
- 充電ケースを開く
- 本体[設定]
- [Bluetooth]をON
- [その他のデバイス]を選択
- [「EarFun Air Pro3」]を選択
- [ペア設定をする]を選択
iPhoneのペリング手順
iPhoneなどのiOSデバイスで「EarFun Air Pro3」をペアリングする場合は以下の手順です。
- 充電ケースを開く
- [設定]を開く
- [Bluetooth]を選択
- [新しいデバイスとペア設定]を選択
- [「EarFun Air Pro3」]を選択
- [ペア設定をする]を選択
操作方法
「EarFun Air Pro3」のタッチセンサーはステム上部のシルバーの丸枠に中。
内側に少し凹んでいるので触った時すぐわかるうえ、感度も良好なのでコマンドを覚えれば快適に利用利用できます。
ANC/外音取込/ノーマルの切り替え
ANC/外音取込/ノーマルの切り替え | 左側を2秒ロングタッチ |
デフォルトはANCモードにです。
操作変更をすると
- ANC
- 外音取込
- ノーマルモード
順で切り替わります。
また、モード変更のときは音声でどのモードに切り替わるのかアナウンスが入ります。
音楽再生関連の操作一覧
音楽を再生 / 一時停止 | 左右どちらか2回タップ |
次の曲へ | 右側を3回タップ |
前の曲へ | 左側を3回タップ |
音量を上げる | 右側を1回タップ |
音量を下げる | 左側を1回タップ |
デフォルトで曲戻しも対応しているので便利です。
また、コンパニオンアプリの「EarFun Audio」を使うことで好みの割当に変更できるので他の完全ワイヤレスイヤホンからの乗り換えで覚え直さなくてもスムーズに利用することができます。
通話や電源関連の操作一覧
電話に出る | 左右どちらか2回タップ |
電話を切る | 左右どちらか2回タップ |
着信拒否 | 左右どちらかを2秒ロングタッチ |
2つの電話に応答して転送 | 左右どちらかを3回タップ |
音声アシスタント | 右側を2秒ロングタッチ |
ゲームモード | 左側を3回タッチ |
通話関連の2回タップがベースになっているので若干使いにくさも感じますが、相手がいる通話関連で誤タッチが起こりやすい1回が無効になっているのは安全性にも繋がります。
マルチポイント
「EarFun Air Pro3」の2つのデバイスに同時に接続し音声の流れている方を出力するマルチポイントを搭載。
2台のデバイスを同時接続するマルチポイントのの設定手順は以下の通りです。
- 1台目のデバイスをペアリング
- イヤホンを充電ケースに戻す
- 充電ケースのボタンを3秒長押し
- ステムの青の点滅を確認
- 2台目のデバイスをペアリング
- 1台目のデバイスをBluetooth設定から接続
2台のスマホやスマホ×PCなどの組み合わせでBluetoothで接続しておき、利用している方が出力されるので一度慣れたら必須機能と思えるほど便利です!
「EarFun Air Pro3」のコンパニオンリスニングケア
「EarFun Air Pro3」はコンパニオンアプリの「EarFun Audio」に対応!
「EarFun Audio」では、
- イコライザー
- キーのカスタマイズ
- ゲームモードの切り替え
- フォームウェアのアップデート
などが利用できるので購入したらすぐにGoogle PlayやApp Storeからインストールして利用しましょう!
特にイコライザーを使った音質やキーのカスタマイズは使用感に大きく影響するので、「EarFun Audio」の利用はマストです。
特に「EarFun Air Pro3」はLE Audioにアップデートで対応予定なので、利用はマスト!
「EarFun Air Pro3」の音質
「EarFun Air Pro3」は、ドンシャリ傾向にセッティングが多い「EarFun Air」シリーズには珍しい低音重視の周波数特性。
中音域の下の方から低音域が強く出るので迫力低音と聞き取りやすいボーカルが魅力です。
反面、高音域のやや弱いため、音場やクリア感が若干足りない印象を受けます。
従来の「EarFun Air」シリーズの調整が好き方は「EarFun Audio」のイコライザーで高音域を上げるとクリア感が増して最適な音質はなります。
- 中~低音域重視の音質
- 低音域の迫力が強め
- 高音域ややや弱め
ノイズキャンセリング
「EarFun Air Pro3」のノイズキャンセリングはトプクラスと比べるとやや落ちますが、「EarFun」の完全ワイヤレスイヤホンでは最高レベルで、エアコンの風切音や屋外の騒音の低音域部分はかなりカットしてくれます。
また、ホワイトノイズも少なく、トップクラスと比較しなければ十分な性能があるため、基本はANCがモードを使うのがおすすめです。
- ANCの性能は上の中レベル
- ホワイトノイズは少なめ
外音取り込み
「EarFun Air Pro3」の外音取り込みは、「EarFun Air S」と同様中音域を中心に音を大きめの音量で取り込んでくれるので、聞き取りやすく疲れにくいのでかなり優秀。
青軸のメカニカルキーボードなどで試してみましたが、高音域は増幅されている感じが無いので実用的です。
- 中音域中心で疲れにくい
- 高音域は適度にカット
- ホワイトノイズが少ない
「EarFun Air Pro3」の使用感
それでは「EarFun Air Pro3」を使った使用感をまとめていきます。
結論からいうとスペック的には文句つけようがないうえ、イヤホン本体のデザインも優れているの最高レベルのコスパを誇る「EarFun Air S」すら軽く上回る印象です。
地味な部分ではタッチセンサー部分にく凹みができたおかげで操作性が向上しているのもGOOD!
また、aptX AdaptiveやLE Audio/LC3(予定)にも対応したことでハイレゾ音源など音質に拘るユーザーにも最適で、デザイン性も質感も向上しているのでコスパ重視なら「EarFun Air S」と並び最適なの選択肢になると思います。
装着感
「EarFun Air Pro3」は、軽いつけ心地の「EarFun Air S」と形状はほとんど同じにも関わらずきっちり耳に吸い付く感じです。
若干イヤーピースが厚めなのが影響していますが、長時間利用してもイヤーピースが柔らかいためか疲れはほとんど感じません。
通話音質
通話音質は普通にハイレベル。
「EarFun Air S」と比べてもノイズキャンセリングや解像感で上回るため、屋外でもビジネス用途でも十分実用的に使えます。
音ズレ
「EarFun Air Pro3」にゲームモードもあるのでYouTubeなどの視聴ではうえ音ズレを感じることはほぼありません。
また、スマホが対応していれば可変ビットレートのaptX Adaptiveも利用できるのでかなり安定感の高い完全ワイヤレスイヤホンです。
「EarFun Air Pro3」がおすすめの人
「EarFun Air Pro3」は、
- ハイスペックな完全ワイヤレスイヤホンを求める人
- コスパを重視する人
- 操作性やデザインを重視する人
- 急速充電やワイヤレス充電、左右同時伝送など使い勝手を重視する人
- 性能の良いANCが必須な人
- マルチポイントが必須な人
- aptX Adaptiveでハイレゾを聞きたい人
- 将来的にLE Audio/LC3は対応していて欲しい人
といった条件を満たす人におすすめです。
かなり多くの条件を満たせるモデルなので、コスパ重視で選ぶなら「EarFun Air Pro3」か「EarFun Air S」のどちらかを選んでおけば後悔することはほぼないでしょう!
「EarFun Air Pro3」レビューのまとめ
「EarFun Air Pro3」は、
- 高音質
- 急速充電
- ワイヤレス充電
- 左右同時伝送
- コンパニオンアプリ
- 性能の高いANC
- ハイレゾ(aptX Adaptive)対応
- マルチポイント対応
- 将来的にLE Audio/LC3は対応
に対応した全部入り完全ワイヤレスイヤホンで、イヤホン本体のデザインや質感も高いため、1万円以内でコスパを求めるなら最良の選択肢の1つといえるモデルです。
同じくコスパの高い「EarFun Air S」との選び方は、aptX Adaptiveやデザインを重視する場合は「EarFun Air Pro3」を、重視しない場合は「EarFun Air S」を選ぶと良いでしょう。
個人的にはタッチセンサーの使い勝手なども含めて「EarFun Air Pro3」のがおすすめです。