充電ケースが大きい完全ワイヤレスイヤホンだと、ポケットで持ち運ぶ時に邪魔に感じる経験がある人も多いでしょう。
そんな時に最適なイヤホンが、クラウドファンディングのMakuakeで2,000,000円以上集めた1MORE「ComfoBuds」。
ということで、今回は超軽量コンパクトでデザイン性も高い1MORE「ComfoBuds」をレビューしていきます。
実際に使ってレビューしたモデルの中から抽出しています。
サンプル提供:1MORE
1MORE「ComfoBuds」の概要
「ComfoBuds」は、高音質を低価格で提供することで定評のある、1MOREのインナーイヤータイプ完全ワイヤレスイヤホン。
一般的な完全ワイヤレスイヤホンの充電ケースと比べ圧倒的にコンパクトで軽量のため、持ち運びに優れます。
また、周辺ノイズを除去する環境マイクと音声を強化する通話マイクを左右合わせて4つ搭載することで、屋外でも快適に通話をすることが可能です。
その他にも、コンパニオンアプリ、「1MORE Music APP」からタッチコントロールのカスタマイズやファームウェアアップデートも出来るなど高い完成度を誇ります。
- 超軽量&コンパクトなイヤホンと充電ケース
- 用途の異なるマイクで高音質な通話が可能
- コンパニオンアプリの「1MORE Music APP」に対応
1MORE「ComfoBuds」のスペック
商品名 | 1MORE「ComfoBuds」 |
連続再生時間 | 4時間 |
ケース込再生時間 | 最大18時間 |
急速充電 | 非対応 |
Bluetooth | Bluetooth5.0 |
コーデック | AAC/SBC |
ドライバ | 13.4mmドライバー |
タイプ | インナーイヤー |
左右同時伝送 | 非対応 |
ノイズキャンセリング | 非対応 |
外音取り込み | 非対応 |
通話ノイズキャンセリング | ENCマイク |
マルチペアリング | 対応 |
マルチポイント接続 | 非対応 |
インターフェース | USB/TypeC |
防水性能 | IPX5 |
操作 | タッチセンサー |
連携アプリ/イコライザ | 1MORE MUSIC APP |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
ペアリング | リレー伝送 |
チップセット | 不明 |
バッテリー容量 | イヤホン35mAh×2/ケース410mAh |
重量 | 片耳3.8g 充電ケース28.9g |
その他機能 | 自動耳検知機能 |
カラー | ホワイト/ブラック |
販売先 | Amazon |
スペック的に気になるのは連続再生時間が4時間と短いところ。
片耳が3.8gと軽量なのでトレードオフの部分ではあるものの2020年後半に発売する完全ワイヤレスイヤホンとしてはちょっと気になりますね。
また、充電ケースが28.9gと軽量の割にバッテリー容量が410mAhもあるのは驚き。
1MORE「ComfoBuds」のデザインチェック
それでは、デザインと質感の高い1MORE「ComfoBuds」のデザインからチェックしていきましょう!
シンプルでちょうど良い「外箱」
マグネットタイプでも特別質感が高いわけではありませんが、デザインがシンプルでしっかりとしたフタミ式の外箱。
ただ側面が、英語と中国語の並列表記なのでちょっと微妙です。
上蓋を開けると専用のケースに収まった充電ケースがお目見え。
イヤホン本体は充電ケース内に格納されています。
また、上蓋の裏側にスポンジが入っているなど細かい部分まで配慮されていて好印象です。
ブランドシールが入った「同梱物」
1MORE「ComfoBuds」の同梱物は以下の通り確認後修正
- イヤホン本体×1
- 充電ケース×1
- USB/TypeA-USBTypeCケーブル×1
- 多言語取り扱い説明書×1
- ブランドシール
- お問い合わせ用QRコード
多言語説明書は、日本語の他に英語や中国語など複数言語に対応。
各言語のページ数は少ないものの、イラストとわかりやすい文章で非常に分かりやすい!
また、ブランドシールも付属していますが、ロゴとは違うので好みが分かれそうです。
スタイリッシュでカッコいい「本体」
正直、1MORE「ComfoBuds」のデザインはめちゃくちゃカッコいい!
今回レビューしているホワイトモデルは、光沢のあるクリーム色で質感も文句なし!
形状はうどん型でドライバー部分から自然な流線デザインで、ロゴやシルバーの環境マイクの網目がアクセントになっていて可愛さとスタイリッシュが両立しています。
背面の黒い部分はスピーカーと自動検知機能。
インナーイヤーとはいえ、浅いイヤーピース的なのが付いているお陰で安定感も高いです。
また、左右判別のL/Rの表記もデザイン性が高いフォントのため、本体のデザインにマッチしています。
スピーカー部分はレッドのアクセントカラー。
赤系統に色は好みが分かれる傾向が強いですが、後で紹介する充電インターフェイス部分との統一感を考えるとオシャレに感じます。
コンパクト質感の高い「充電ケース」
ホワイトモデルの充電ケースは実際にはややクリーム色。
塗装の質や色合いが良いので、見た目はもちろん触ったときの感触も上質です。
また、横置きで曲線が多いため、ホワイトモデルは女性に好まれそうな気がします。
アクセントカラーの赤い着色がされた「インターフェース」
1MORE「ComfoBuds」で最も驚いたのが充電インターフェース。
イヤホン本体のアクセントカラーの赤が着色されていて、細部まで拘っているのでデザイン性が高いのも納得です!
本体のマッチする光かたの「LEDランプ」
イヤホン本体のLEDは、透けるように「ふわ~」としたホタルのような光り方で、本体と調和していて非常に満足度が高いです。
もちろん、輝度も視認性も抜群で、ペアリング時に光る青も同じ用に光るので見栄えは抜群!
充電ケースのインジケーターは、色で判断するタイプ。
充電残量に応じて、
- 緑=半分以上
- オレンジ=半分以下
- 赤=残り僅か
の順で色が変わるのでヘビーに使う人は覚えておた方が便利でしょう。
また、イヤホン本体のようにふわ~とした光り方ではありませんが、輝度が十分あるので視認性はバッチリです。
コンパクトで軽い「重量」
実測でもほぼ公式通りの重量で完全ワイヤレスイヤホンでは、SoundPEATS「TrueAir2」と並んで最軽量クラス。
しかも、コンパクトさではレビューした中で最も小さいTaoTronics「SoundLiberty 92」より更に一回り小さいためポケットに入れても殆ど邪魔になりません。
1MORE「ComfoBuds」の使い方
続いて、1MORE「ComfoBuds」のペアリング方法やタッチセンサーを用いたジェスチャーを中心にコンパニオンアプリ「1MORE MUSIC APP」の使い方を解説していきます。
ペアリング方法
1MORE「ComfoBuds」は、充電ケースの蓋を開けるとペアリングモードに。
ペアリングモード時は淡い赤と青のLEDの点灯するので、確認したらスマホで設定が可能です。
もちろん、一度ペアリングを完了したら次回からは蓋を開けたらBluetoothで接続します。
別のスマホと接続する場合は充電ケースのファンクションボタンを3秒押して再度ペアリングモードしましょう!
Bluetoothのペアリングや接続できない時の解決方法を徹底解説!!
Androidのペアリング手順
Androidスマホでペアリングする手順は以下になります。
- 充電ケース開ける
- [設定]を開く
- [Bluetooth]を選択
- [新しいデバイスとペア設定]を選択
- [「1MORE ComfoBuds」]を選択
- [ペア設定をする]を選択
iPhoneのペアリング手順
iPhoneなどのiOSデバイスの場合は以下の手順をお試しくださいませ。
- 充電ケースを開ける
- 本体[設定]
- [Bluetooth]をON
- [その他のデバイス]を選択
- [「1MORE ComfoBuds」]を選択
- [ペア設定をする]を選択
操作方法
1MORE「ComfoBuds」は、タッチセンサーを内蔵しているので、タッチで音楽の再生や一時停止、通話などが可能です。
タッチセンサーはイヤホン本体のドライバー下部のロゴ下部分で、癖がなくタッチ感度は良好。
場所的に慣れない内はセンサー部分は分かりにくいですが、慣れれば快適に利用できます。
また、初期設定ではタッチコントロールで操作できることが少ないですが、コンパニオンアプリの「1MORE MUSIC APP」からカスタマイズできるため、ある程度自分好みの操作にすることが可能です。
音楽再生関連の操作一覧
音楽を再生 / 一時停止 | 左右どちらかを2回タッチ |
初期状態では音楽の再生停止のみ。
しかし、「1MORE MUSIC APP」から
- 再生/停止
- 曲戻り/曲送り
- ボリューム小/ボリューム大
- 音声アシスタント
を2回タッチ、3回タッチに好みで設定できるため、設定できる操作は少ないものの殆どの場合センサーの感度と相まって満足できるでしょう。
通話や電源関連の操作一覧
電話に出る | 左右どちらかを2回タッチ |
電話を切る | 左右どちらかを2回タッチ |
通話関連のカスタマイズはできず、2回タッチで電話に出るのと切ることのみ。
1回タッチのコマンドは用意されていないため、コントロールできる範囲は少ないですが、不意に触れてしまって誤作動を起こすというようなことはありません。
1MORE MUSIC APP
コンパニオンアプリの「1MORE MUSIC APP」で出来ることは、
- タッチコントロールのカスタマイズ
- 自動耳検知機能のカスタマイズ
- ファームウェアのアップデート
の3つでイコライザーなどの機能を利用することはできません。
以下のリンクからダウンロードしたらまずファームウェアのアップデートして、そのあとタッチコントロールのカスタマイズをしましょう!
1MORE「ComfoBuds」の音質
1MORE「ComfoBuds」は、中音を中心に高音までしっかり伸び、クリア感を残しつつマイルドな音質です。
低音や重低音はインナーイヤーであることを差し引いても弱めなので、EDM系の曲ではあわないものの、中音域のバランスが優れているため篭もりが少ないく高音までしっかり伸びるため解像感は高め。
実際、重低音が重視される曲では、音場が狭くスカスカ感が強く出てしまいますが、ポップス系の楽曲ではボーカルが聞き取りやすく高音がしっかり表現しつつマイルドなので疲れにくく相性抜群です。
- 重低音が弱い
- ボーカル篭もらないレベルの中音域の強さ
- 高音が伸びつつ音に厚みもある
1MORE「ComfoBuds」の使用感
それでは、超コンパクトでデザイン性に優れた1MORE「ComfoBuds」の使用感をまとめていきます。
結論からいうと、再生時間が短い事を除けば、タッチコントロールも使いやすく、装着時の安定感や音質も高く、コンパクトでデザインや質感は圧倒的なので満足度はかなり高めです。
連続再生時間の短さは通勤通学での利用では問題ありませんが、常用しようとすると結構厳しいため、使い方によって評価が分かれるでしょう。
トップクラスの安定感の「装着感」
インナーイヤーの多くはフィット感は高いものの、耳の奥まで入れないため安定感に欠ける印象がありますが、浅めのイヤーチップがイヤホン本体に付いているためかなり安定感は高め。
また、インナーイヤーは耳の奥まで入れないので、疲れにくいのもGood!
耳につけるまでに繋がる「接続速度」
Bluetoothの接続速度はかなり速めでケースを開けたら、接続モードになるためストレスなく利用可能です!
高過密の満員電車などでの安定性は試せていませんが、宅内はもちろん町中やコンビニ、電車などでは途切れることもなく安心して音楽を楽しめてます。
屋外でも問題なく使える「通話音質」
1MORE「ComfoBuds」のマイク性能は10,000円未満の完全ワイヤレスイヤホンで頭一つ抜けています。
声を無理に増幅したような音質ではなく、中音域を中心に声を増幅している感じなのでクリア感は高くありませんが、篭もりが少なく聞いていて疲れません。
また、車などの騒音はもちろん、マイクの苦手な風などもかなりカットしつつ声の音量を保ってくれるため、屋外の利用にも十分耐えられます。
かなり短い「連続再生時間と充電ケース」
スペック的に連続再生時間が4時間とはいえ、実測ではもっと伸びるかと試して見ましたが、60%の音量で約4.5時間ほどでバッテリーが空に…。
そのため、1日常用で利用するのはちょっと難しく、通勤や通学などの移動メインと考えるのがベストかなと。
また、スペック上は左右同時伝送だったりロールスワッピングの記載はありませんが、「1MORE MUSIC APP」でバッテリー残量を確認すると左右のバッテリーの減りが同じためどちらかに対応しているのかも知れません。
やや遅れて反応する「自動耳検知機能」
1MORE「ComfoBuds」には、耳からイヤホンを外すと音楽が停止する「自動耳検知機能」を搭載しています。
外した後の音楽が止まるタイミングはワンテンポ遅れるレスポンスですが、精度は高く外したら確実に音楽をストップし装着すれば再生可能です。
また、コンパニオンアプリ「1MORE MUSIC APP」の[Smart Playback]から
- 外したら音楽をストップのみ
- 外したら音楽をストップ/装着後に音楽を再生
- 「自動耳検知機能」を利用しない
の3つ利用方法を選ぶことが可能なため、自分の使い方に合わせてカスタマイズできます。
ゲームでなければ問題ない「遅延」
YouTubeやプライム・ビデオなどの視聴ではほぼ音ズレは感じません。
屋内はもちろん、通信環境が悪くなるコンビニなどの人のいる場所でYouTubeを視聴してみても違和感の出るような音ズレは感じなかったので音ゲーなどのシビアなものでなければ問題なく利用できるでしょう!
また、遅延などに影響するコーデックについて詳しく知りたい場合は[Bluetoothのコーデックの音質と確認方法を徹底解説!!]をご覧くださいませ。
1MORE「ComfoBuds」がおすすめの人
1MORE「ComfoBuds」は、超軽量&コンパクトでデザイン性に優れているので、ポケットに入れて持ち歩く人やデザインを重視する人におすすめ!
インナーイヤータイプなので遮音性は低い反面、圧迫感がなく外音取り込み機能がなくても外の声が聴こえるため、職場や宅内の利用にも最適です。
また、中低音や高音の響きや解像感に優れるものの、低音や重低音が弱く迫力に欠けるためEDM系の曲を中心に音楽を楽しみたい人や長時間の連続利用が前提の人は避けたほうが良いでしょう。
とはいえ、圧倒的なコンパクトさとデザイン性は魅力的なのと通話音質も良いので、この辺りを重視する場合選択肢としては有りです!
1MORE「ComfoBuds」レビューのまとめ
1MORE「ComfoBuds」は、低音と連続再生時間に課題はあるものの、コンパニオンアプリでタッチコントロールもカスタマイズが可能できて、デザインや質感に加えフィット感も優れているので満足感はかなり高めの完全ワイヤレスイヤホン。
特に充電インターフェイスまでアクセントカラーを入れるほどデザインを細部まで作り上げているので、個人的にはかなりテンションの上がるガジェットでした。