EQ(イコライザー)対応のアプリにGoogle Fast Pairや左右同時伝送に対応しながら3,000円台で購入できる完全ワイヤレスイヤホンはCOUMI「Ear Soul TWS-817A」ぐらい。
しかし、同等コスパのインナーイヤーモデルがなかったのですが、COUMIからインナーイヤー型の「TWS-834A」が登場しました!
ということで、この記事ではCOUMI「Ear Soul TWS-817A」と同様、EQアプリやGoogle Fast Pairに対応したインナーイヤーのCOUMI「TWS-834A」の音質や使い勝手をレビューしていきます。
また、COUMIのANC対応モデルが気になる人は「COUMI TWS ANC860レビュー!!」をご覧くださいませ!
実際に使ってレビューしたモデルの中から抽出しています。
サンプル提供:COUMI
COUMI「TWS-834A」の概要
COUMI「TWS-834A」は、インナーイヤー型でスペック比のコスパがトップクラスの完全ワイヤレスイヤホン。
機能的には、
- MCSync(左右同時伝送)
- EQアプリ
- Google Fast Pair
- 急速充電
- Qi充電対応
とノイズキャンセリング以外のトレンドをしっかり抑えています。
特にイコライザー対応のコンパニオンアプリは、5,000円以下のモデルではまず対応していないので、「Ear Soul TWS-817A」と並び価格重視の人の選択肢になるでしょう。
- Google Fast Pairでワンタップでペアリングができる
- EQアプリで音質の変更が可能
- ワイヤレス充電や急速充電など地味に便利な機能も使える
左右同時伝送について知りたい方は[TWSとは?完全ワイヤレスイヤホンの伝送方式を徹底解説!!]をご覧くださいませ。
COUMI「TWS-834A」のスペック
商品名 | COUMI「TWS-834A」 |
連続再生時間 | 最大5時間 |
ケース込再生時間 | 最大32時間 |
急速充電 | 10分の充電で1時間再生 |
Bluetooth | Bluetooth5.0 |
コーデック | AAC/SBC |
ドライバ | 12.5mmドライバー |
インピーダンス | 不明 |
タイプ | インナーイヤー型 |
左右同時伝送 | MCSync |
ノイズキャンセリング | 非対応 |
外音取り込み | 非対応 |
通話ノイズキャンセリング | 対応/2マイク/ENC |
マルチペアリング | 対応 |
マルチポイント接続 | 非対応 |
インターフェイス | USB/TypeC |
防水性能 | IPX7 |
操作 | タッチセンサー |
連携アプリ/イコライザ | COUMI |
ワイヤレス充電 | Qi対応 |
チップセット | Airoha AB1532 |
バッテリー容量 | イヤホン不明/ケース500mAh |
重量 | 片耳4.8g |
カラー | ブラック/ホワイト |
その他機能 | 特になし |
販売先 | Amazon |
若干連続再生時間が短いことを除けば3,000円台とは思えないスペックです。
個人的にはワイヤレス充電に対応しているのが実用面ではデカイ!
COUMI「TWS-834A」のデザインチェック
まずは、インナーイヤー型のCOUMI「TWS-834A」のデザインが「Ear Soul TWS-817A」からどう変化したのか観ていきましょう!
ゴールドのアクセントが映える「化粧箱」
化粧箱は特別高級な質感ではないものの、マットな黒基調の配色とゴールドのアクセントで結構いい仕上がり。
内箱は「TWS ANC860」と全く同じで、スポンジに充電ケースが収まっています。
一部英語オンリーの「同梱物」
COUMI「TWS-834A」の同梱物は以下の通り。
- イヤホン本体×1
- 充電ケース
- 説明書×1
- ユーザーガイド×1
- 保証延長カード×1
- thanksカード×1
説明書は日本語に対応していて、タッチ操作も表になっているため、かなり分かりやすい部類。
一方スタートガイドは英語のみ。
しかし、図が大きいので英語のみでも十分使えます。
長めのうどん型な「イヤホン本体」
イヤホン本体は、「Ear Soul TWS-817A」と大きく異なり、やや眺めのうどん型を採用。
アクセントもなくもの凄いシンプルなので、個人的には好きですね。
装着部分もオーソドックスなインナーイヤー型の形状。
ストラップ付きの「充電ケース」
充電ケースは「TWS ANC860」に引き続きストラップ付き。
落としにくいので便利な反面、取り外しができないため、色合いなども含めて好みが極端に分かれそうです。
横入れのタイプの充電ケース。
スペースが広めに取ってあるので取り出しやすく、磁石が強いので戻すときもスムーズです。
ワイヤレ充電のQi対応「インターフェース」
完全ワイヤレスイヤホンと相性抜群のワイヤレス充電に対応しているので、充電はすこぶる快適。
また、LEDランプは4段階のインジケーターで各25%ずつの設定になっていて、残量がかなり分かりやすい。
もちろん、ワイヤレス充電用のパッドがなくてもサイドにあるUSB/TypeCで充電可能です。
「重量」
実測でイヤホンが10g、充電ケースが65g。
標準的な重さのイヤホンに対して、充電ケースは500mAhというやや大きいバッテリー容量を考慮しても少し重め。
サイズは標準からやや大きめなので、ポケットに入れての持ち運びにはギリギリのサイズでしょう。
COUMI「TWS-834A」の使い方
続いて、COUMI「TWS-834A」のペアリング方法とタッチセンサーを用いたコマンド、イコライザー機能を持ったEQアプリの使い勝手を紹介していきます。
ペアリング方法
COUMI「TWS-834A」は、充電ケースを開けるとペアリングモードになるので、体感的に接続は高速。
ただし、イヤホン本体にLEDはが付いていないことから、ペアリング状態か分かりにくいため充電はしっかりしておきましょう。
Bluetoothのペアリングや接続できない時の解決方法を徹底解説!!
Google Fast Pairでのペアリング手順
COUMI「TWS-834A」は、Google Fast Pairに対応しているため、Android6.0以降のユーザーであればペアリングは超簡単です。
充電ケースを開けてペアリングモードになると、COUMI「TWS-834A」の型番の通知が出てくるのでタップするだけで完了します。
Androidのペアリング手順
Android6.0未満のユーザーの場合Google Fast Pairは使えないため、設定から以下の手順でペアリングしましょう。
- 充電ケース開く
- 本体[設定]
- [Bluetooth]をON
- [その他のデバイス]を選択
- [「TWS-834A」]を選択
- [ペア設定をする]を選択
iPhoneのペリング手順
iPhoneを含むiOSデバイスもGoogle Fast Pairには対応していません。
そのため、通常通り設定から以下の手順で進めることでペアリングが完了します。
- 充電ケース開く
- [設定]を開く
- [Bluetooth]を選択
- [新しいデバイスとペア設定]を選択
- [「TWS-834A」]を選択
- [ペア設定をする]を選択
操作方法
COUMI「TWS-834A」のタッチセンサー部分が大きくないものの、センサーの感度は高いのでミスがしにくく使いやすい部類です。
音楽再生関連の操作一覧
音楽を再生 / 一時停止 | 右側を2回タッチ |
次の曲へ | 右側を3回タッチ |
前の曲へ | 左側を3回タッチ |
音量を上げる | 右イヤホンをタッチ |
音量を下げる | 左イヤホンをタッチ |
音楽関連のコマンドは、全て網羅しているので音楽を聴いている間の操作はイヤホンだけでOK!
通話や電源関連の操作一覧
電話に出る | 左右どちらかを2回タッチ |
電話を切る | 左右どちらかを2回タッチ |
着信を拒否する | 左右どちらかを1秒ロングタッチ |
音声アシスタント | 左右どちらかを1秒ロングタッチ |
通話関連の一通り揃っていて、覚えやすいコマンドなのでGood!
カスタムEQアプリ
COUMI「TWS-834A」で使えるCOUMIアプリのイコライザーは以下の5つのセッティングから選択可能です。
- Classic
- Pop
- Jazz
- Rock
- Folk
少し内臓のセッティング数は少ないですが、聴こえる周波数帯域を自動で調整してくれるモードや10段階の周波数から手動でテストするモードもあります。
また、日本語も完璧とは言えないものの、対応しているので以前より使いやすくなっています。
イライザーに詳しく知りたい場合は、[イコライザーとは?]をご覧くださいませ。
COUMI「TWS-834A」の音質
COUMI「TWS-834A」は、中音域が強いかなりマイルドな音質。
その分、クリア感に欠け音場も広くないので、好みは分かれそうな感じです。
インナーイヤー型ということで低音域はあまり強くないこともあり、相性的にはフォークソングがベター。
また、EQアプリであるチューニングを変えることができるため、ある程度好みの音質に近づけることが可能です。
- 中音域が強くかなりマイルドな音質
- クリア感少なく音場が狭め
- 音量を上げるとクリア感があがる
COUMI「TWS-834A」の使用感
それでは、COUMI「TWS-834A」の使用感をまとめていきます。
結論からいうと、音質やEQアプリの作りが値段なりの部分はあるものの、左右同時伝送で安定性も高く、ワイヤレス充電や急速充電な便利な機能もあるので、コスパは文句なしといった印象。
逆にいえば、音質以外は価格以上の出来なうえ、そもそもこの価格帯でEQアプリが利用できるのが凄い!
安定性もフィット感も高い「装着感」
インナーイヤー型としての評価になりますが、フィット感も安定性も高く、軽い付け心地なので長時間の利用でもあまり疲れません。
遮音性はカナル型ではないので、殆どなくエアコンのファンの音など普通に聞こえます。
すぐに繋がる「接続速度と安定性」
ケースを開けた時点でペアリングモードになるので、体感的に接続はかなり速め。
また、左右同時伝送のMCSyncのため、安定感も高く、混雑した電車でも途切れることなく使うことができました。
高音の騒音を除けば快適な「通話音質」
通話音質は、程よくクリアで若干機械ぽっさはあるものの、同価格で比べれば上位のレベル。
屋外でも高音域の騒音でなければ大幅にカットしてくるため、通話に支障がでることは稀です。
公称よりやや長い「連続再生時間と充電ケース」
音量50%で連続再生したところ5時間40分ほど利用できたので、公称値よりやや長く通勤や通学で使う分にはまず問題ないでしょう。
充電ケースのバッテリー容量は500mAhあるので、1日使うとかの利用方法でなければ1周間前後充電なしで使えそうです。
気になることがない「音ズレ」
YouTubeやAmazonプライムの動画を流しながら確認したところ、通信が安定しているおかげかaptXに対応してないにも関わら殆ど遅延を感じません。
屋外でも同様なのでゲーム用途でなければ遅延を気にする必要はなし!
また、遅延などに影響するコーデックについて詳しく知りたい場合は[Bluetoothのコーデックの音質と確認方法を徹底解説!!]をご覧くださいませ。
COUMI「TWS-834A」がおすすめの人
COUMI「TWS-834A」は、同価格帯でみるとトップクラスにハイスペックなので、音質をあまり気にしない価格重視のインナーイヤー型が欲しいユーザーにおすすめ!
特に3,000円台でワイヤレス充電に対応したモデルは少ないので、Qi対応の充電器を持っている人と相性が良いでしょう。
逆に音質は5,000円台のモデルと比べると落ちますが、フォークソングには合うので音楽ジャンルがあえば検討する価値あり!
COUMI「TWS-834A」レビューのまとめ
コスパの高いCOUMIの最新モデルもやっぱりコスパは最高クラス!
スペックだけでなく、操作性も高いので、個人的には音のチューニングをもう少しドンシャリよりにしてくれると文句なしになると感じました。