「Wear OS by Google」を搭載したスマートウォッチは超多機能。
とはいえ、価格が高い傾向に有り、コスパが高いといえる機種はほぼありません。
また、比較的安いモデルは金属製の筐体じゃないことが多く、ビジネス用途では不向きです。
そんな中、安さと高い質感のハイレベルで次元で実現したのが、mobvoi「TicWatch C2」。
とうことで、今回は「Wear OS by Google」を搭載した、高コスパモデルmobvoi「TicWatch C2」のデザインや使用感をレビューしていきます。
※サンプル提供:Banggood
mobvoi「TicWatch C2」の概要と特長
2019年発売の「TicWatch C2」は、安価な「Wear OS by Google」搭載スマートウォッチを開発、販売するmobvoiの金属筐体モデル。
ディスプレイには黒がしっかり沈むAMOLED、防水防塵はIP68、GNSSはGPS GLONASS Beidouにた対応など安いだけでなくハード面も過不足ない仕上がり!
また、OSも2.17までアップデートしているため、最新の「Wear OS by Google」が楽しめます。
- 金属筐体の格安Wear OS
- 最新「Wear OS by Google」対応
- ビジネスで通用するデザイン
mobvoi「TicWatch C2」の基本スペック
mobvoi「TicWatch C2」 | |
メーカー | mobvoi |
デバイス名 | TicWatch C2 |
ハードウェア | |
ディスプレイ |
1.3インチ/AMOLED
|
解像度 | 360×360 |
バッテリー容量 | 400mAh |
接続端子 | 専用 |
サイズ | 42.8×42.8×12.7 |
重量 | 42g |
防水/防塵 | IP68 |
本体カラー |
プラチナ ブラック
|
システム情報 | |
OS |
Wear OS by Google
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SoC |
Snapdragon Wear™ 2100
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RAM/ROM | 512MB/4GB |
機能仕様 | |
GNSS |
GPS GLONASS Beidou
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センサー |
加速度計 ジャイロスコープ 心拍センサー
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NFC | Google Pay |
互換性 | Android iOS |
ネットワーク | |
Wi-Fi |
WiFi 802.11 b/g/n
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Bluetooth | 4.1 BLE |
その他 | |
公式サイト | mobvoi |
販売サイト
|
Banggood |
Amazon |
NFCやGoogle Payに対応しているのに、日本だけ特殊過ぎて使えない点は本当に残念。
非接触の決済を利用する場合、現状Apple Watch一択になってしまいます。
また、SoCがWear 2100と少し古くRAMが512MBと少なめのため、マップなどのアプリでは重くなるでしょう。
実際、Googleマップを「TicWatch C2」で開くと表示までに数十秒かかることもあります。
使う人は少ないと思いますが、マップ目的では厳しいですね。
mobvoi「TicWatch C2」のデザインチェック
mobvoi「TicWatch C2」の最大の魅力の1つがデザイン!
シンプルな金属筐体の魅力を観ていきましょう!
ミニマルな「外箱」
外箱は、真っ白な下地にゴールドのTicWatchのフォントオンリー。
余計な飾りがなくシンプルで高級感は高め。
フタミ式の箱を開けると正面に本体。
厚めの加工されたダンボールで固定されているので、乱雑に扱われても問題なさそうです。
時計らしい簡素な「同梱物」
mobvoi「TicWatch C2」の同梱物は以下の通り。
- スマートウォッチ本体×1
- 専用充電器×1
- 日本語対応の説明書×1
- 英語と中国語の簡易説明書×1
説明書は、中国語と英語の後に日本語での説明があり、カスタマーセンターなどのお問い合わせの記載もあります。
金属筐体で質感の高い「本体」
金属の筐体は、表面の鏡面仕上で側面が薄めのヘアライン加工。
バランスがとても良く、良い意味でスマートウォッチ感がないため、普通の時計と同じ用にアクセサリー感覚で付けられますね!
心拍センサーを搭載した「背面」
背面には、充電用の接続端子と心拍センサーが有ります。
残念ながら背面は側面と異なりシルバーではないですが、塗装がハイクオリティーなので違和感なし!
とはいえ、背面もヘアライン加工でシルバーだったらもっと良かった感はありますね。
革製の「ベルト」
まさかの本革のベルトです。
また、本皮といえどそこまで固くないので付け心地は悪くない!
マグネットが入った「充電器」
本体の形に合わせた充電器は、マグネットが仕込まれているため、載せたたらバチッとハマります。
ワイヤレス充電までお手軽とはいませんが、配置などを意識することなく利用できるので使い勝手は良いです。
標準的な「重量」
見た目は金属の筐体やサイズ感からもっと重い印象ですが、もってみたり、実際に計測してみると42gとこのサイズのスマートウォッチとしては標準的。
薄型の「UMIDIGI Uwatch 2」が43g程なので、サイズ感からすると結構軽量に感じます。
mobvoi「TicWatch C2」の設定
mobvoi「TicWatch C2 」は、スマートウォッチなのでスマホとのペアリングは必須。
というか、ペアリングをしないと「Wear OS by Google」を採用したスマートウォッチの意味がないので、設定方法を解説していきます。
初期設定とペアリングができる「Wear OSアプリ」
mobvoi「TicWatch C2」のペアリングは、スマホの本体設定からではなく、「Wear OSアプリ」から行います。
そのため、まだアプリをインストールしてない場合は、下記のリンクからインストールしましょう!
ペアリングと初期設定は以下の手順で行うと効率的です。
まずはmobvoi「TicWatch C2」から行います。
- 本体の起動
- 端末の言語設定
- プライバシーポリシーの確認
ここまで設定したら後はスマホ側で設定していきます。
- Wear OSアプリ起動
- [設定を開始]をタップ
- プライバシーポリシーの同意
- 機能向上に同意
- Ticwatchに同意
- ペア設定
- コピーするアカウントの設定
- コピーをタップ
- セキュリティー認証
- Googleアカウントのパスワード入力
- Wi-Fi、連絡先、カレンダー、通知、位置情報などの設定
- [完了]をタップ
少し長いですが、パスワード入力以外は進めて行くだけでOK!
また、複数のアカウントをコピーすることが可能なので、Googleアカウントを何個も使っている人は複数選択しても良いでしょう。
仮に忘れてもあとから追加することも可能です。
毎日の活動が可視化できる「Google Fit」
スマートウォッチの魅力の1つが日々の活動のトラッキング。
ペアリングしてある状態であれば自動で、歩数や移動などを蓄積してくれます。
また、トラッキングを可視化するアプリは「Google Fit」が利用可能なので、インストールしてない場合は下記リンクからインストールしておきましょう。
機能的には、目標設定はもちろん、歩数や心拍、移動距離などが測定可能。
更に筋トレやエアロビクス、サイクリングなど特定のスポーツに最適化された測定モードもあるため、運動を可視化して楽しむことができます。
mobvoi「TicWatch C2」のディスプレイ
mobvoi「TicWatch C2」のディスプレイは、解像度が360×360の13.インチAMOLED。
有機ELなので、発色も良く黒も沈むのでクオリティーは文句なし!
最大輝度にしておけば、昼間でも視認性が確保できます。
ダウンロードも可能な「ウォッチフェイス」
変更可能な内臓のウォッチフェイスは、20種類。
デジタルから、クロノグラフなスキューモーフィズムデザインまで揃っているので不足感はありません。
また、「Wear OS by Google」なのでGoogle Playから追加でダウンロード可能です。
クオリティーの高いウォッチフェイスでは、普通の時計に見えるぐらい精巧なものもあるため、お好みで選びましょう!
mobvoi「TicWatch C2」の使用感
それでは、mobvoi「TicWatch C2」の使用感をまとめていきます。
分かりやすい操作体系
「Wear OS by Google」を採用しているため、操作体系は分かりやすいの一言。
ウォッチフェイスを軸に上下左右に各操作が振り分けれているので、短い動線で目的地まで辿り着くことが可能です。
基本的なUIの操作は以下になります。
- 下にスワイプ→設定
- 左にスワイプ→アプリタイル
- 上にスワイプ→通知
- 右にスワイプ→Googleアシスタント
- 龍頭→アプリケーション一覧
心地よく動作し、通知も見やすく、アプリタイルを利用頻度順にしておくと、より快適にストレスなく利用可能!
詳しい使い方は[「Wear OS by Google」の使い方を徹底解説!!]を御覧くださいませ!
マップは重すぎるが音楽操作や通知は快適
Google Playからアプリのダウンロードができるので、マップやSpotifyなどのアプリを利用することが可能です。
ただし、mobvoi「TicWatch C2」が搭載するSoCがWear 2100を搭載したシングルコアのため、マップなどの重めのアプリでは起動に時間がかり、表示するまで数十秒とまともに使える範疇を大幅に超えています。
また、音楽配信サービス系のアプリも現在、SpotifyとGoogle Musicの2つしかリリースしていないので、選択肢が非常に少ないです。
とはいえ、アプリがなくでも音楽を再生していればメディアコントロールで操作できますし、通知などのもストレスなく利用できるので不便は感じません。
ゴリゴリ活用できる活動量計
「Google Fit」を使ったトラッキンッグは便利の一言。
歩数は自動で集計されていくし、運動に合わせたモードも大量にあるので、よほどコアなスポーツでなければ最適化されたモードで計測してカロリーなどを計算してくれます。
また、よく使う場合、ワークアウトのアプリカードを一番手前持って来ておけば、左スワイプ1回ですぐに選ぶことが可能です。
mobvoi「TicWatch C2」のベルト交換
mobvoi「TicWatch C2」は、ベルトの交換が可能!!
金属筐体で質感も高かったので、ベルトもステンレスの金属製に変更してみました。
今回変更した、ベルトはReinherzのステンレスつや消しバンド。
ベルト調整できる工具もセットになっているので簡単に変えることができました。
上記写真のように非常に相性が良く、より普通の時計感が増します。
特にクロノグラフ系統のウォッチフェイスと相性が良く、スーツを仕事で着る人にはおすすめです。
mobvoi「TicWatch C2」がおすすめの人
mobvoi「TicWatch C2」は、初めて「Wear OS by Google」を採用したスマートウォッチを買う人やスーツを着る人におすすめ。
「Wear OS by Google」のスマートウォッチの中では、価格が安く質感が高いのでコスパが良く、ベルトを交換すればスーツなどにもマッチします。
逆に、マップやアプリをゴリゴリに活用したい人は避けたほうが良いでしょう。
搭載しているSoCのスペックが足りず重いアプリでは、動作が遅くストレスが貯まります。
とはいえ、コスパは非常に高く、値段も20,000円を余裕で切っているので興味があれば購入してみる価値は有り!
mobvoi「TicWatch C2」レビューのまとめ
価格、デザイン、質感のバランスが良く、「Wear OS by Google」が使える数少ないスマートウォッチのmobvoi「TicWatch C2」。
あとは、Googleがおサイフケータイに対応した、Google Payをリリースしてくれれば言うことなし!