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Tribit「FlyBuds NC」レビュー!!長時間再生とANCを両立した完全ワイヤレスイヤホン[BTHA1]

Tribit「FlyBuds NC」レビュー!!長時間再生とANCを両立した完全ワイヤレスイヤホン[BTHA1]

低価格モデルも登場しだしたANC対応完全ワイヤレスイヤホン。

とはいえ、まだまだ種類が少なくうどんタイプの物は殆ど選択肢がないのが現状です。

そんな中、数少ない低価格でANCに対応したうどん型がTribit「FlyBuds NC」。

ということで、今回は長時間再生とANCを低価格で楽しめるTribit「FlyBuds NC」をレビューしていきます。

※サンプル提供:Tribit

Tribit「FlyBuds NC」の概要

Tribit「FlyBuds NC」の概要

FlyBuds NC」は、コスパオーディオメーカーTribitのANC対応のフラグシップの完全ワイヤレスイヤホン。

通常、連続再生時間が短く成りがちな、ANCモードでも8時間もの連続再生実現し、ANCをOFFにすれば10時間連続再生可能なため、飛行機などの長時間の移動でも不安なく利用可能です。

また、AIによるノイズ低減で通話性能を高めたり、10分の充電で1.5時間利用る急速充電にも対応したりと、高いユーザービリティーを誇るモデルに仕上がっています。

  • ANC対応で8時間の長時間再生
  • AIによる通話のノイズキャンセリング対応
  • 10分で1.5時間利用可能な急速充電対応

Tribit「FlyBuds NC」のスペック

Tribit「FlyBuds NC」のスペック
商品名 Tribit「FlyBuds NC」
連続再生時間 10時間/8時間(ANCモード)
ケース込再生時間 最大30時間/24時間(ANCモード)
急速充電 10分の充電で1.5時間使用可能
Bluetooth Bluetooth5.0
コーデック AAC/SBC
ドライバ 10mmドライバー
タイプ カナル型
左右同時伝送 非対応
ノイズキャンセリング ANC対応30dB
外音取り込み 対応
通話ノイズキャンセリング ENCモード
マルチペアリング 対応
マルチポイント接続 非対応
インターフェース USB/TypeC
防水性能 IPX4
操作 タッチセンサー
連携アプリ/イコライザ 非対応
ワイヤレス充電 非対応
ペアリング リレー伝送
チップセット BES2300
バッテリー容量 不明
重量 53.8g
その他機能 特になし
販売先 Amazon

ドライバーが10mmと大きくANCも30dBまで対応と低価格モデルにしてはかなりハイスペック。

反面、左右同時伝送に対応してないのが気になるところ。

長時間の連続再生を左右同時伝送なしで実現しているので、ロールスワッピングに対応しているかイヤホンのバッテリー容量が大きいのかも知れませんが、情報が公開されていないので分かりません。

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Tribit「FlyBuds NC」のデザインチェック

まずは、低価格ANCでうどん型のTribit「FlyBuds NC」のデザインからチェックしていきましょう!

堅牢で上質感のある「外箱」

Tribit「FlyBuds NC」の外箱

Tribit「FlyBuds NC」の外箱は、iPhoneなどの箱と同じく上に引っ張って取り出すフタミ式。

ケース自体も堅牢なため、最安レベルのANC対応モデルとは思えません。

Tribit「FlyBuds NC」の内箱

箱を開けるとTribit「Flybuds 1」と全く同じ。

イヤホンの充電ケースが収まるケースも同じ形なため、専用の箱ではなさそう。

取り出しやすくシンプルな「同梱物」

Tribit「FlyBuds NC」の同梱物

Tribit「FlyBuds NC」の同梱物は以下の通り。

  • イヤホン本体×1
  • イヤーピース×5
  • 充電ケース×1
  • USB/TypeA-USBTypeCケーブル×1
  • 多言語取り扱い説明書×1
  • thanksカード×1

日本語の説明書はP52からで、余白や図解が入っているため読みやすく、分かりやすい出来になっています。

マッドでシンプルな「本体」

Tribit「FlyBuds NC」の本体

Tribit「FlyBuds NC」のデザインは、マッドでシンプル。

丸っこさが強いので、女性でも違和感なさそうです。

Tribit「FlyBuds NC」の耳側

耳側は光沢はないもの、上記写真のように若干光が反射する質感。

10mmの巨大ドライバーを採用しているためか、サイズは少し大きめです。

かなり浅めの「イヤーピース」

Tribit「FlyBuds NC」のイヤーピース

ネット上ではペラペラと表現されることが多いイヤーピースですが、厚みも柔らかさも標準的。

ただ、めちゃくちゃ浅い作りのため、好みがハッキリしそう。

丸く独特の質感の「充電ケース」

Tribit「Flybuds 1」同様丸型の充電ケース。

質感は独特でサラサラしつつしっとり感も残しているため、質感は高い印象を受けます。

また、UVコーティングという特殊なコーティングがされているらしく傷がつきにくくなっているので、多少乱雑に扱っても大丈夫でしょう!

背後にUSB/TypeCを採用した「充電インターフェース」

Tribit「FlyBuds NC」のインターフェース

充電インターフェースはもちろん、USB/TypeC。

充電ケースの裏側からUSBがさせるので、取り回しは抜群!

視認性も配置も文句なしの「LEDランプ」

Tribit「FlyBuds NC」の本体LED

完全ワイヤレスイアホン本体のLEDは、棒の部分の下側に付いていて、白と赤寄りのオレンジに点灯します。

輝度的や配置、視野角的にもちょうど良いので、視認性は文句なし!

Tribit「FlyBuds NC」の充電ケースLEDが

最近の充電器側にインジケーターがないモデルも多い中、Tribit「FlyBuds NC」は正面に4段階のインジケーターを搭載。

イヤホン本体の充電中は両サイドが点灯し残量は、

  • 100%=4つのLED
  • 70%=3つのLED
  • 50%=2つのLED
  • 25%=1つのLED

といった感じで点灯するため、残りの残量が分かりやすく地味に便利です。

再生時間が考えると軽量の「重量」

実測値で、本体の片耳5.5g、充電ケースが42gと完全ワイヤレスイヤホンとしては標準的な重量。

ただ、通常時10時間、ANCモードで8時間でリレー伝送であることを考えるとバッテリー容量も多い可能性が高いので、性能を考えると軽量な設計と言えそうです。

Tribit「FlyBuds NC」の使い方

Tribit「FlyBuds NC」の使い方

続いて、Tribit「FlyBuds NC」のANC/アンビエントモードの切り替えやタッチセンサーを用いたコマンドをペアリング方法と合わせて解説していきます。

ペアリング方法

Tribit「FlyBuds NC」のペアリング方法

充電ケースからTribit「FlyBuds NC」を取り出し白とオレンジが交互に点滅が始まったらペアリングモードなので、確認したらスマホ側で設定しましょう。

一度ペアリングをしてしまえば次回からは充電ケースから本体を取り出すだけで接続可能です。

Bluetoothのペアリングや接続できない時の解決方法を徹底解説!!

Androidのペアリング手順

  1. 充電ケースからイヤホンを取り出す
  2. [設定]を開く
  3. [Bluetooth]を選択
  4. [新しいデバイスとペア設定]を選択
  5. [「FlyBuds NC」]を選択
  6. [ペア設定をする]を選択

iPhoneのペアリング手順

iPhoneなどのiOSデバイスでペアリングをする場合は以下の手順になります。

  1. 充電ケースからイヤホンを取り出す
  2. 本体[設定]
  3. [Bluetooth]をON
  4. [その他のデバイス]を選択
  5. [「FlyBuds NC」]を選択
  6. [ペア設定をする]を選択

操作方法

Tribit「FlyBuds NC」は、イヤホン本体の丸部分のタッチセンサーにコマンドを入力することで、ANCモードの切り替えや曲送りが可能です。

また、デバイスによっては癖が出やすいタッチセンサーも比較的癖が少ないため、最初からミスなく使うことが出来ました。

誤動作は地味にストレスになるので、良好な使い勝手と言えるでしょう!

ノイズキャンセリングとアンビエントモードの操作

ANCモード切り替え 右イヤホンを2秒ロングタッチ
アンビエントモード(外音取込) NC時に右イヤホンを2秒ロングタッチ

ANCモードやアンビエントモードとノーマル状態の切り替えは、右イヤホンのタッチセンサーを2秒ほどロングタッチすると切り替わります。

[ノーマルモード]→[ANCモード]→[アンビエントモード]の順で回転するように切り替わるのですぐに覚えることが可能。

反面、ANCモードからノーマルモードへの切り替えは出来ず順に変更していくしかありません。

音楽再生関連の操作一覧

音楽を再生 / 一時停止 右イヤホンを2回タッチ
次の曲へ 右イヤホンを3回タッチ

音楽関係で使えるコマンドはかなり少なく、曲戻りや音量の調整が使えません。

個人的には、曲戻りの利用頻度が高いため結構不便な仕様です。

曲戻りを多用する人はスマホを開くのも面倒だと思うので、スマートウォッチなどを利用することをおすすめします。

通話や電源関連の操作一覧

電話に出る 左右どちらかを2回タッチ
電話を切る 左右どちらかを2回タッチ
着信を拒否する 左右どちらかを2秒ロングタッチ
音声アシスタント 左イヤホンを2秒タッチ

通話関連のコマンドは2回タッチか2秒のロングタッチ。

1回のタッチ操作がないため、触れてしまって反応してしまうなどのリスクがありません。

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Tribit「FlyBuds NC」の音質

Tribit「FlyBuds NC」の低音から中音が強めにでる特性でマイルドな音質。

高音が刺さるということがなく、疲れず聴ける一方、クリア感や高音の伸びが欠ける印象です。

特に苦手な音楽ジャンルはありませんが、ベースが目立つ音楽では籠もる感じが強めに聞こえるため、ロック系ジャンルが好きでクリアで派手な音作りが好きな人とは相性があまり良くないでしょう。

また、音量を上限まで上げても音割れがなく安定しているので、7,000円未満のANC対応完全ワイヤレスイヤホンとしては十分なクオリティーです。

  • 低中音重視のセッティング
  • マイルドな音色な反面クリア感に欠ける
  • 音量を上げても安定している

そこそこ効く「ノイズキャンセリング」

ノイズキャンセリングは、スペック上30dbに留まりますが、低減能力はそれなりに高いです。

エアコンやファンの音はもちろん、電車や車の音なども1/3ぐらいまで減っているのが体感できます。

ANCを音にした時の圧迫感やホワイトノイズも少なく、大きめに音量で音楽をかければ高音以外かなり聴こえなくなるため、高い没入感を得ることが可能ため、価格を考えると十分なすぎる性能でしょう。

ANCの仕組みについては[「ノイズキャンセリング」とは?外音を打ち消す仕組みを徹底解説!!]を御覧くださいませ!

精度の高い「外音取り込み」

また、特筆すべきは外音の取り込みが出来るアンビエントモード。
ノイズ音が少なく、高音がやや強調されるのを除けば自然に外の音をスピーカーで流してくれるため、実用性は高いです。

音量も大きく、TaoTronics「SoundLiberty 94」と比べても質が高いため、10,000円未満で外音取り込みを重視する人にピッタリのクオリティーといえるでしょう!

Tribit「FlyBuds NC」の使用感

Tribit「FlyBuds NC」の使用感

それでは、長時間再生とANCを格安で両立したTribit「FlyBuds NC」の音質や使用感をまとめていきます。

結論からいうと、音質や装着感は好みが分かれる作りになっている一方、ANCやアンビエントモードの性能が同価格帯ではトップクラスに強力です。

安定感に欠ける「装着感」

装着感は、イヤーピースが浅いためかフィット感が薄くやや安定感に欠けています。

耳の形状によって当然使用感は異なると思いますが、付属のイヤーピースだと私の場合全て合わず…。

また、浅いイヤーピースのため、イヤホン本体とイヤピースの段差がちょっと気になってしまいます。

他のイヤホンのイヤーピースを試すと装着感は悪くないのですが、充電ケースと干渉してしまうので、イヤーピースを購入する際は気をつけましょう。

多くの場面で速く安定した「接続速度と安定性」

接続までは約2秒と超高速とはいえないものの、充電ケースから外して耳に付ける間にBluetoothの接続が完了しているため、必要十分な性能。

左右同時伝送には対応していないため、少し不安のあった安定性も上々で、今のところ不安定なることはありません。

特に屋内で品質が高い「通話音質」

Tribit「FlyBuds NC」の通話音質は、音量も大きくクリアなのでかなり上質。

特に屋内では同価格帯トップの音質といえるぐらい優れています。

また、屋外でも安定した通話品質ですが、騒音が大きい場所だとノイズを低減するENCモードが過度に働きすぎてしまい、ノイズと同時に声のボリュームも下がってしまうため、屋内ほどのクオリティーは維持できません。

トップクラスの「連続再生時間と充電ケース」

スペック的には通常モードで10時間、ANCモードで8時間の連続再生と圧倒的な長時間再生が可能です。

正直、左右同時伝送でもないのにそんなに持つのか不安だったので、音量60%の通常モードで連続再生したところ、5時間の段階で残り残量50%とほぼスペック通りの結果に。

また同条件でANCモードを試しても、7時間ほど持ったので連続再生においては間違いなくトップレベル。

充電ケースも30時間/24時間(ANCモード)のため、通勤や通学メインに使う場合、充電は1週間に1度のペースぐらいで十分でしょう。

IPX4と低めの「防水性能」

Tribit「FlyBuds NC」のIPX4なので水の飛まつぐらいまでの防水性能。

個人的には、汗や雨に耐えられるレベルの防水性能がるので十分ですが、お風呂や水没する危険性のある場所で利用するのは止めましょう。

ほぼ分からない「遅延」

YouTubeやプライム・ビデオなどで口元を意識して見ましたが、音がズレる感じがなく、違和感なく視聴可能。

Bluetoothでの接続は、エンコード・デコードをして再生になるため、音ゲーなどシビアなゲームは厳しいと思いますが、視聴に限れば快適に利用できます。

また、遅延などに影響するコーデックについて詳しく知りたい場合は[Bluetoothのコーデックの音質と確認方法を徹底解説!!]をご覧くださいませ。

Tribit「FlyBuds NC」がおすすめの人

Tribit「FlyBuds NC」がおすすめの人

Tribit「FlyBuds NC」は、格安で高いノイズキャンセリングやアンビエントモードを体験したい人におすすめ。

特に違和感を感じやすいアンビエントモードでさえ、ノイズも少なくしっかり聴こえるため実用的です。

逆に、中低音重視の音質が嫌いな人には合わないため、避けた方が無難。
コンパニオンアプリなどもないので、周波数特性が変更できず不満になる可能性が高いです。

とはいえ、ANCモードでも8時間の長時間連続再生が出来るため、飛行機などの長距離移動が多い人にピッタリでしょう!

Tribit「FlyBuds NC」のレビューまとめ

Tribit初のANC対応完全ワイヤレスイヤホンということで、ANCやアンビエントモードにあまり期待していませんでしたが、同価格帯トップクラスのクオリティーに仕上がっています。

イヤーチップの浅さによる装着感は、残念な部分はありますが、7,000円未満で得られる性能としてはコスパも圧倒的です。

ANCが必要なければ12時間連続再生で左右同時伝送にも対応した「FlybudsC1」も有り!

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