有機ELディスプレイや画面内指紋認証に加えてトリプルレンズカメラを搭載しながら30,000円以下で発売されるとんでもないコスパスマホ「UMIDIGI X」。
世界中探しても同等のスペックで30,000円以下で売られているスマホは、Xiaomiの「Xiaomi CC9」か「Xiaomi Mi A3」ぐらいでしょう。
そんな話題のスマホ、「UMIDIGI X」のスペックを今回はチェックしていきます。
UMIDIGIのスマホが気になる場合は、[「UMIDIGI」とは?スマホのラインナップとシリーズ一覧!!]をご覧くださいませ。
「UMIDIGI X」の特徴
「UMIDIGI X」は、ミドルレンジのスマホながらディスプレイに有機EL、画面内指紋認証、トリプルレンズカメラと最新の技術や、ハイエンドで使われる機能を盛り込んだ高スパスマホ。
30,000円を切る価格帯で、ここまで盛り込んだ機種は大変稀で国内では勿論、海外でもXiaomiの「Xiaomi CC9」か「Xiaomi Mi A3」ぐらいしか対抗商品が見当たりません。
特に画面内指紋認証は、昨年から登場した技術で各社のハイエンドフラグシップスマホの一部にしかまだ搭載されてない機能なので、Band19に対応必須の場合には唯一無二の選択肢になるでしょう。
また、カメラも48MP(f値1.79)をメインに超広角の8MP、ポートレートなどのボケ撮影を可能にする5MPのトリプルカメラ構成となっておりハードウェア面ではハイエンドと遜色のない作りになっています。
- ドコモのプラチナバンドBand19対応
- 画面内指紋認証搭載
- 有機ELディスプレイ
- 48MPを採用したトリプルカメラ
「UMIDIGI X」のスペックチェック
デバイス情報 | |
メーカー | UMIDIGI |
デバイス名 | UMIDIGI X |
型番/別名 | X |
発売日 | 2019年8月 |
発売地域 | 海外:SIMフリー |
ハードウェア情報 | |
ディスプレイ | 6.35インチ 水滴型ノッチ |
解像度 | 1548×720 |
画素密度 | 268ppi |
画面占有率 | 92.70% |
バッテリー容量 | 4,150mAh |
充電対応規格 | 18W充電対応 |
接続端子 | USB Type-C |
サイズ | 高さ:158.6mm 横幅:75.6mm 厚さ:8.1mm |
重量 | 202g |
防水/防塵 | 非対応 |
本体カラー | Flame Black、Breathing Crystal |
システム情報 | |
OS | Android 9 |
SoC | MediaTek Helio P60 |
CPU | A73(2.0GHz)×4 A53(2.0GHz)×4 8コア |
GPU | Mali G72 MP3 700MHz |
Antutu | 約135,000 |
Geekbench | 約1,400/5,500 |
メモリとストレージ | |
RAM/ROM | 4GB+128GB |
外部ストレージカード | 最大256GB |
カメラ情報 | |
リアカメラ | 48MP+8MP+5PM f/1.79 |
フロントカメラ | 16MP f/2.0 |
ムービー | 最大画素数1080p、最大FPS/30FPS |
機能仕様・センサー | |
セキュリティー | 指紋センサー |
GPS | GPS, GLONASS,GALILEO.BEIDOU |
センサー | 指紋認証(画面内蔵)、顔認証、加速度センサ 近接センサ、ジャイロ、コンパス |
イヤホンジャック | あり |
ネットワーク機能 | NFC(FeliCa非対応/おサイフケータイ非対応) |
その他 | |
価格 | RAM:4GB+ROM:128GB[約27,000円] |
公式サイト | https://www.umidigi.com/ |
販売サイト | Amazon |
対応バンド・ネットワーク | |
Wi-Fi | 802.11a / b / g / n / ac |
Bluetooth | 4.2 |
3G | 1/2/4/5/6/8/19 |
4G | 1/2/3/4/5/6/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28A/28B/66/38/40/41 |
docomo対応 | メイン+プラチナバンドなど複数バンド対応 |
Softbank対応 | メイン+プラチナバンドなど複数バンド対応 |
au対応 | メイン+プラチナバンドなど複数バンド対応 |
SIM | NanoSIM×2 |
「UMIDIGI X」は、「Helio P60」にRAMが4GBと基本性能もミドルレンジとしては十分すぎるほど満たしていますね。
逆にディスプレイが有機ELとはいえHDクラスになってしまっているのが非常に残念…
ちょっと解像度が低いです。
「UMIDIGI X」のデザイン
「UMIDIGI X」は、水滴型ノッチとアルミフーレム、背面にガラスのトレンドに適応したデザイン。
画面内指紋認証にすることで、背面の指紋センサーがなくなりガラスの加工と相まってフラットでもの凄い綺麗に見えます。
背面のトリプルレンズカメラも縦に一列綺麗に並んで綺麗に収まっており、ほぼ出べそ感も抑えられているのがGoodポイントです!
「UMIDIGI X」の基本性能
「UMIDIGI X」は、MediaTekの「Helio P60」を搭載しているのでミドルレンジのスマホの中では比較的性能は高く「ブラウザ、SNS、YouTube」はサクサク利用可能ですね。
また、グラフィックに拘らなければ3Dグラフィックスを扱うゲームも殆ど遊べるでしょう。
そしてRAMは標準的な4GBではありますが、ROMが128GBと大容量なのでSDカードなどを使わずに大量のデータを本体に保存可能です。
バッテリーも4,150mAhと比較的容量が多いのでヘビーな使い方をしなければ1日問題なく利用可能です。
「UMIDIGI X」のカメラ性能
「UMIDIGI X」のリアカメラは、48MPの超高画素をメインカメラに、120度撮影可能な超広角8MPカメラとボケ撮影用の5MP深度カメラを搭載しています。
中華スマホでは48MPの高解像度センサーが使われるケースが多いですが、注目すべきはハードウェアのスペックではなく、実際に撮影した画像の最適化です。
というのも近年のスマホのカメラは、ハードウェア以上に写真の画作りやAIによる補正が写真の綺麗さに大きく影響するため、Google「Pixel 3」を筆頭に画像の最適化に力を注いでおり、今までの「UMIDIGI」のスマホはトップメーカーと比べると最適化ではかなり出遅れていました。
しかし、「UMIDIGI X」では、暗所での撮影や夜景で高価を発揮するスーパーナイトモードや自動で最適なシーンに併せるAIを搭載するので今まで以上に綺麗に写真を取ることが可能でしょう!
また、インカメラも16MPと非常に高画素なので精細感が高い写真を撮れそうです。
と思っていましたが比較画像をみるとトップメーカーにはまだまだ劣っていますね。
カメラ画質は諦めましょう…
「UMIDIGI X」の対応バンド
国内LTEバンド | UMIDIGI X | docomo | au | Softbank | 備考 |
Band 1 2.1MHz |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 主力 |
Band 3 1.8GHz |
◯ | ◯ | ◯ | 東名阪限定 | |
Band 8 900MHz |
◯ | ◯ | プラチナバンド | ||
Band 11 1.5GHz |
▲ | 局所的 | |||
Band 18 800MHz |
◯ | ◯ | プラチナバンド | ||
Band 19 800MHz |
◯ | ◯ | プラチナバンド | ||
Band 21 1.5GHz |
▲ | 局所的 | |||
Band 26 800MHz |
◯ | ◯ | |||
Band 28 700MHz |
◯ | ▲ | ▲ | ▲ | エリアが限定的 |
Band 41 2.5GHz |
◯ | ◯ | ◯ | WiMAXやAXGP | |
Band 42 3.5GHz |
◯ | ◯ | ▲ |
キャリアアグリゲーション用帯域
|
|
3Gバンド | UMIDIGI X | docomo | au | Softbank | 備考 |
Band1 2.1GHz |
◯ | ◯ | ◯ | 主力 | |
Band6 800MHz |
◯ |
FOMAプラスエリア
|
|||
Band8 900MHz |
◯ | ◯ | プラチナバンド | ||
Band9 1.7GHz |
◯ | ||||
Band11 1.5GHz |
◯ | 局所的 | |||
Band19 800MHz |
◯ | ◯ |
一部FOMAプラスエリア
|
||
BandBC0 800MHz CDMA2000 |
◯ | CDMA2000 プラチナバンド |
対応バンドはバッチリ!
docomoのプラチナバンドにしっかり対応しているため、LTEは勿論、3GのFOMAプラスエリアなども使うことが可能です。
Softbankも同様にプラチナバンドのBand 8に対応しているため電波的には不満なく利用できるでしょう。
auの場合は、プラチナバンドも含め多くのバンドに対応しているものの、auのSIMは特殊なため通話が出来るか不明です…。
auで使いたい場合は、人柱になるか情報が出てくるまで購入は避けましょう!
対応バンドについて詳しく知りたい場合は[スマホの対応バンドと確認方法を徹底解説!!]をご覧くださいませ。
「UMIDIGI X」のベンチマークテスト
「UMIDIGI X」MediaTek「Helio P60」搭載なので、重いゲームでなければ殆どのアプリが快適に利用できる性能でしょう。
「Antutu」総合スコアは160,000ポイント
MediaTek「Helio P60」の「Antutu」総合スコアは約135,500ポイントなので「UMIDIGI X」も同じ程度のスコアになると思われます。
「Antutu」で160,000ポイントを超えると殆どの動作で快適に利用可能なのでチャットやブラウザしか使わないという人にもおすすめです。
「Geekbench 5」はシングル300、マルチ1,300
「Geekbench 5」はシングルコアスコアが300、マルチコアスコアが1,300程度を「Helio P60」は平均的に出しているので同じぐらいの数値になりそうです。
ミドルレンジの下位モデルやローエンドモデルと異なりビックコアを搭載する「Helio P60」などのSoCでは、シングルコアの性能が上がりヌルサク的な快適度が上昇するので万人におすすめ出来ますね。
「UMIDIGI X」のスペックまとめ
「UMIDIGI X」は、有機ELディスプレイに画面内指紋認証というフラグシップに搭載される機能を有しながら30,000円を切るという唯一無二のスマホです。
ただ、有機ELディスプレイの解像度がHDクラスと今の時代を考えるとあまりにも低いのが唯一悔やまれるところです。
しかし、国内で販売されるメーカーから同等の価格とスペックで発売される可能性は非常に低いので、画面内指紋認証に興味がある方は勿論、これからスマホの購入を検討している方には候補の1つとして非常におすすめです。