USB-PDが普及するに連れて高い出力での急速充電に対応したスマホやノートPCが増えてきました。
しかし、高出力の急速充電に対応した充電器を持っていないと性能をフルに活かせません。
そんな時に便利な充電器が、2台同時にUSB-PDで急速充電可能なCHOETECH「PD6008」です。
ということで、今回は最大100W出力に対応し2ポートのUSB-PDが利用できるCHOETECH「PD6008」をレビューしていきます。
※サンプル提供:CHOETECH
CHOETECH「PD6008」の概要と特徴
「PD6008」は急速充電対応のモバイルバッテリーやQi対応のワイヤレス充電器を販売するCHOETECHの最大100W出力のUSB-PD対応充電器。
2ポートのUSB-PDに対応しているので、スマホとノート型PCなども同時に最大45Wで急速充電が可能です。
半導体にGaN(窒化ガリウム)を採用する事で従来のシリコン半導体よりもエネルギー効率が高く、発熱も少ないため従来の充電器よりもコンパクトな作りになっています。
また、ACプラグも折りたたみ式なので持ち運びにも邪魔になりにくく、他の持ち物を傷つける心配少ないので、据え置きだけでなく、持ち運び用としても活躍する充電器です。
- 最大出力100W
- 2ポートのUSB-PD対応(USB/TypeC)
- GaN(窒化ガリウム)半導体採用で小型軽量
CHOETECH「PD6008」のスペック
CHOETECH「PD6008」 | |
入力 | AC 100-240V 50/60Hz 1.6A(海外対応) |
出力 | USB-C 1ポート出力:DC 5V-3A / 9V-3A / 12V-3A / 15V-3A / 20V-5A(最大100W) USB-C 2ポート出力:DC 5V-3A / 9V-3A / 12V-3A / 15V-3A / 20V-2.25A(それぞれ最大45W) |
入力対応規格 | USB-PD |
インターフェイス | USB/TypeC×2 |
サイズ | 68mm x 66mm x 32mm |
重量 | 約194g |
カラー | ホワイト |
同梱物 | 本体×1 100W USB PD対応ケーブル(C to C 1.8m)×1 取扱説明書×1 |
販売先 | Amazon「CHOETECH 100W Type C 急速充電器」 |
最大100Wの出力に目が行きがちですが、USB/TypeC 2ポート出力時でもそれぞれ最大45Wの出力に対応しているため、殆どのノート型PCなら2台同時給電できます。
GaN半導体を採用してない高出力の充電器は大きいので、コンパクトで1つのコンセントで済むCHOETECH「PD6008」の恩恵は大きいでしょう!
また、購入すると1,000円以上はするUSB-PD対応ケーブルが付属しているため、すぐに使い始めることができます。
CHOETECH「PD6008」のデザインチェック
まずは、最大100出力にも関わらずコンパクトなCHOETECH「PD6008」のデザインをチェックしていきましょう。
可もなく不可もなくな「外箱」
外箱は薄めで質感は高くないものの、アクセントカラーのグリーンが結構綺麗なので可もなく不可もなくといった感じ。
内箱のクリアケースも質感は低め。
2ポートで最大100W出力に対応した充電器としては5,000円台と安めなので、価格に見合ったクオリティーといえるでしょう。
サポートの連絡先を含んだ「同梱物」
CHOETECH「PD6008」の同梱物は以下の通り。
- 充電器本体×1
- USB/TypeC-TypeCケーブル×1
- 多言語説明書
- VIPカード
説明書は、日本語や英語を含め多言語表記ですが、メインが英語のため日本語はおまけ程度。
とはいえ、充電器なので説明書を読むことは殆どないので問題なし!
また、説明書の最後にサポートの連絡先やTwitterなどの記載があります。
コンパクトかつガッシリとした「本体」
本体は2ポートで最大100Wに対応しているとは思えないほどコンパクトで軽量!
質感は少しサラサラした感じのプラスチックで、持つと小型の分詰まっている感じの堅牢感が有り、見た目以上に質感が高く感じます。
充電器の背面には出力パターンと日本のPSEを含む各種認証がしっかり記載されています。
殆どなくなったとはいえ、激安品などでは未だにPSEマークがない商品もあるので安心できますね!
折りたたみ可能な「ACプラグ」
ACプラグは折りたたみ可能なため、コンパクトさと相まって持ち運びにも便利!
特に旅行や遠出の際に重宝しそうです。
また、開閉はやや硬めで「パチっ」「パチっ」と勢いよく開閉します。
1.8メートルの長い頑丈な「ケーブル」
付属のケーブルの長さは1.8メートルとかなり長いので寝っ転がりながらスマホをイジったり、距離がある場所からノート型PCを充電する時に便利です。
また、作りも頑丈なので長期間利用できるでしょう。
「LEDランプとインターフェイス」
LEDランプはかなり薄い青色がぼんやり光るので品があります。
また、USB-PDが充電器やモバイルバッテリーで普及してきているとはいえ、最大100Wで2ポートとなると、選択肢が少なく5,000円台前半で販売しているモデルは現時点では極わずかのためノート型PCを持っている人に最適です。
公式よりわずかに重い「重量」
公式では194gのところ実測では204gと僅かに重め。
iPhone 11 Pro Maxなんかの重めのスマホだと226gなので、持ち運び時でもそれほど負荷はかかりません。
CHOETECH「PD6008」の使い方
CHOETECH「PD6008」は充電器なので、
- コンセントにACプラグを挿す
- USB/TypeCケーブルを本体に挿す
- USB/TypeCケーブルを充電デバイスに挿す
の手順で簡単に利用可能です。
とはいえ、対応出力やUSB-PD対応の有無によって出力が大きく変化します。
環境によって大きく変わる「給電出力」
最大100Wに対応している充電器といっても全てのデバイスで100Wの充電が出来るわけではなく、[USB-PD]対応かつ[100W]に対応しているデバイスでなければなりません。
最近発売されたミドルレンジ以上のスマホであれば多くの場合USB-PDで18Wまでの充電には対応していますが、USB-PDに対応していなモデルでは急速充電は利用できず低出力の充電になってしまいます。
逆に、ノート型PCの場合30~100W対応しているモデルも多く、実際MacBook Pro 16も96Wまで対応しているので、CHOETECH「PD6008」の充電性能をフルに活かせるでしょう。
また、USB-PDについて詳しく知りたい場合は[急速充電の仕組みと規格を徹底解説!!]をご覧くださいませ。
45Wが上限になる「同時給電」
CHOETECH「PD6008」は2ポート備えていますが、同時に利用した場合、1ポート辺りの最大出力が45Wの制限まで。
とはいえ、多くのスマホやノート型PCは45Wでも問題なく急速充電の性能を活かすことが可能です。
しかし、上で挙げたMacBook Pro 16を2台同時に充電するといったレアパターンの場合、USB-PDの急速充電性能をフルに活かせませんので注意しましょう!
CHOETECH「PD6008」の電圧と電流チェック
実際に、CHOETECH「PD6008」がどのぐらいの出力が出ているのかチェックしてみました。
給電先はUSB-PDに対応している「Power Plus 5」で、ほぼスペック通りの17.04W給電されているのが分かります。
また、「Power Plus 5」以外にもUSB-PDに対応している所有デバイス
- 「Google Pixel 4a」
- 「Redmi Note 9S」
- 「AQUOS R2 Compact」
で出力を計測していましたが、ほぼスペック通りスマホ側の最大値の18Wで充電でき、90%付近では10W以下に出力が落ちていたのできちんと動作している事が確認できました!
CHOETECH「PD6008」がおすすめの人
CHOETECH「PD6008」は、USB-PDに対応しているノート型PCを持っている人や複数台スマホを持っている人におすすめ!
殆どの人が所有しているスマホとノート型PCを1台のコンパクトな充電器で急速充電できるはかなり便利!
逆にノート型PCを持っていない人やスマホも1台のみで運用している人では、高い性能が無駄になるので避けたほうが良いでしょう。
とはいえ、窒化ガリウムを採用していない殆どの純正品より軽量コンパクトなので、ノート型PCの充電用に持ち運ぶ用途にも選択肢としては有り!
CHOETECH「PD6008」レビューまとめ
CHOETECH「PD6008」は、USB-PDで最大100Wで2ポートとかなりハイスペックなので、デバイス側の対応W数が年々あがっても長くフル性能を活かせる充電器です。
価格も安いのでUSB-PDデバイスを複数持っていたら取り敢えず買っても損はない1台でしょう。
また、CHOETECHは「CHOETECH日本ファンクラブ」というLINEのグループも持っているので、登録する事で新着情報などが受け取れます。