現在私は、Anker「PowerCore II 10000」をメインにモバイルバッテリーを使っています。
バランスの取れた、モバイルバッテリーで概ね満足しているのですが、唯一無視できない問題が、入力端子がmicroUSBであること。
職場や自宅の充電用のケーブルはUSB/TypeCケーブルのため、モバイルバッテリーを充電するさいにケーブルを変えたり、下駄を履かせたりする必要があるため結構不便。
そのため、USB/TypeCに対応したモバイルバッテリーcheero「Power Plus 5」を購入!
とうことで、今回はUSB/TypeCは勿論、「USB-PD」にも対応したアルミボディーのcheero「Power Plus 5」をレビューしていきます!
cheero「Power Plus 5」の概要と特長
cheero「Power Plus 5」は、バッテリー容量10,000mAhで「USB-PD」の急速充電に対応した数少ないモバイルバッテリー。
また、cheero「Power Plus 2」以来久しぶりのアルミボディー採用で「Power Plus 3」や「Power Plus 4」と比べ大幅に質感がアップしています。
その他にも従来どおり「Auto-IC」を搭載していたり、バッテリー残量のデジタル表示など細かい改良がされているため、大きな進化を感じ取れる仕上がりとなっていますね。
- 18Wの「USB-PD」に対応
- USB/TypeC採用
- バッテリー残量のデジタル表示
- 質感の高いアルミボディー
cheero「Power Plus 5」のスペック
cheero「Power Plus 5」のスペック | |
バッテリー容量 | 10,000mAh |
出力 | 5V=3A、9V=2A、12V=1.5A[最大入力18W](2ポート合計) |
入力 | 5V=3A、9V=2A、12V=1.5A[最大入力18W] |
入出力対応規格 | USB-PD Auto-IC[cheero独自] |
インターフェイス | USB/TypeA×1 USB/TypeC×1 |
サイズ[縦×横×奥行き] | 98mmx 46mmx 24mm |
重量 | 205g |
カラー | グレー |
同梱物 | USB-C to USB-Cケーブル×1 取扱説明書 18ヶ月保証カード |
cheero「Power Plus 5」は、アルミボディーを採用したためか、同容量のcheero、Ankerのモデルと比べると10gほど重くなっています。
10g程度は体感で感じることは殆ど無いのでアルミボディー採用による質感の上昇は非常に嬉しいとこ!
また、出力は最大で18Wまでなので、同じ「USB-PD」対応のライバルAnker「PowerCore 10000 PD」が最大28Wまで対応していることを考えると少し残念。
しかし、価格面では、Anker「PowerCore 10000 PD」と比べるとcheero「Power Plus 5」の方が約1,000円ほど安いためしっかりと差別化はできていますね。
パソコンやタブレットの充電をしない場合は、18Wで出力できれば十分なので実用面を重視したスペックでしょう。
また、「USB-PD」などの急速充電の規格やUSBについては、[急速充電の仕組みと規格を徹底解説!!]を御覧くださいませ!
cheero「Power Plus 5」のデザイン
それでは、質感が大幅にアップしたcheero「Power Plus 5」のデザイン面を開封と共にチェックしていきましょう!
コスト削減を意識した「外箱」
Ankerの外箱と比べると見劣りしますね。
かなりコストカットされている感が強いです。
シンプルにまとまっている「同梱物」
cheero「Power Plus 5」の同梱物は以下の通り。
- モバイルバッテリー本体×1
- USB/TypeCケーブル×1
- 取扱説明書×1
同梱物は非常にシンプル。
ポーチも入っていませんが、格安でアルミボディーと「USB-PD」対応なのでしょうがないかなと。
高級感のあるアルミボディな「本体」
やはり、cheero「Power Plus 5」はアルミボディーになったことで、プラスティックとは異なり高級感が出ていますね。
正直、実物を見るまでは角ばっているし好きなデザインではなかったのですが、質感と形がちょうどよくマッチしているのでかなり気に入りました。
フラットなボタンがある「側面」
側面の写真です。
上にあるフラットなボタンを押すことでバッテリー残量が表示され充電が開始されます。
同時出力も可能になった「インターフェイス」
左側が「USB-PD」に対応したUSB/TypeCの入出力端子。
USB3.1以降は双方向での充電が可能なので、Anker「PowerCore II 10000」と違い右側のUSB/TypeAの出力端子と合わせ同時出力も可能になっています。
本体サイズとトレードオフに成りがちなポート数ですが、サイズが小さいまま同時給電可能になったので旅行の時に使えそう!
PSEマークもオレンジ色でしっかり記載された「下部」
PSEマークもオレンジ色でしっかり記載されています。
「PowerCore II 10000」と比較
cheero「Power Plus 5」とAnker「PowerCore II 10000」の比較です。
比べると横幅が細い代わりに、暑さと高さがやや上回るといった感じです。
面積自体は、殆ど変わらないですが、手に持った時は横幅が細いcheero「Power Plus 5」の方が持ちやすい反面、スマホと重ねと持つとAnker「PowerCore II 10000」です。
デジタル表示に変わった「バッテリー残量」
上記写真は、USB/TypeCで接続したところです。
バッテリー残量は、LEDのインジケーターではなく、デジタル表示ため非常に分かりやすい!
視認性も高いので実用性ではインジケータータイプを遥かに上回ります。
品質の高さが伺える「重量」
公式と全く同じ205gです。
Anker製品は、数グラム公式と異なることが多いのですが、さすがは日本製といったところ。
品質の高さが伺えます。
cheero 「Power Plus 5」の使い方と電圧チェック
続いてcheero 「Power Plus 5」の使い方と電圧のチェックをしていきます。
使い方
「Power Plus 5」は、「USB-PD」に対応した入出力可能なUSB/TypeC端子と出力のみに対応したUSB/TypeAの端子の使い分けです。
最近のスマートフォンの殆どが「USB-PD」に対応しているのでメインで使うのは左側のUSB/TypeC端子のみで良いと思います。
USB/TypeC端子は入力にも対応しているので、iPhoneをお持ちでなければケーブルのUSB/TypeCに統一なども目指せますね。
また、右側のUSB/TypeAの端子は、同時充電や急速充電が可能な「Auto-IC」にも対応しているのでメインはUSB/TypeC端子を使いつつ2台同時充電をする時使うと良いでしょう!
電圧と電流チェック
「USB電流電圧テスター」で「USB-PD」出力を試したかったのですが、「USB電流電圧テスター」を利用できる変換器がなかったので、USB/TypeAで試しました。
出力さいのデバイスは、Xiaomi Mi A2でバッテリー残量が84%なので、電圧[5.11V]電流[1.83A]はまずまずですね。
[Auto-IC]でもそれなりに速い充電ができるので仮に「USB-PD」に対応していないスマホでも安心でしょう!
cheero 「Power Plus 5」のメリット
cheero 「Power Plus 5」のメリット以下の3つです。
- 「USB-PD」対応で将来性抜群
- アルミボディーにすることで価格以上の高い質感
- 高い汎用性とコストパフォーマンス
このモバイルバッテリーは、今まで購入した中で最も高い次元でバランスが取れています。
価格の面も考えるとスマートフォンの充電がメインで有れば殆どの人にベストな選択肢になると思います。
正直、使っててメリットは思い浮かんでもデメリットがでてきません。
本当に良いモバイルバッテリーだと思います。
cheero 「Power Plus 5」と合わせて使う充電器
cheero 「Power Plus 5」は、「USB-PD」対応ですので充電器を購入する機会があったら「USB-PD」に対応した商品を選びましょう!
小型の充電器を求めるならcheero「USB-C PD Charger 18W」
cheero「USB-C PD Charger 18W」は、非常に小型でありながら「USB-PD」対応で最大18Wの出力で充電可能です。
コンセントにサイズ的な成約がある場合にはおすすめです。
あらゆるデバイスの充電に使うならcheero「USB-C PD Charger 60W」
cheero「USB-C PD Charger 60W」は、名前の通り「USB-PD」での充電が最大60Wまで可能なハイパフォーマンスモデルです。
最大60Wもの出力が可能だと、タブレットは勿論ノートパソコンへも急速充電が可能です。
cheero 「Power Plus 5」レビューのまとめ
cheero 「Power Plus 5」は、非常に高い次元でバランスが取れているため現状ベストでは?と思えるほど完成度が高いです。
得にスマートフォンへの充電がメインの場合超おすすめです!
また、モバイルバッテリーは、プラスティックで加工された製品が多いなかでcheero 「Power Plus 5」はアルミボディー採用で所有欲を満たしてくれるのもポイントです。
モバイルバッテリーといえばAnkerがやはり勢いありますが、日本のcheero製品も負けてないと感じる本当に良い商品でした!