AIによる圧倒的な夜景撮影で有名な「Google Pixelシリーズ」。
最新モデルの「Google Pixel 4a」は、中々発売されずヤキモキしながら持っていましたが、8/4遂に発表!
[サイズ、価格、性能]のバランスがとても良かった事も有り、すぐに予約したので、日本の発売日8/20に手元に届きました。
ということで、今回は[サイズ、価格、性能]の三拍子が揃ったGoogle製ミドルレンジモデル「Google Pixel 4a」を徹底的にレビューしていきます!
「Google Pixel 4a」の概要と特長
「Google Pixel 4a」は、40,000円前半の価格ながらハイエンドモデルと同等のカメラ性能を持つミドルハイモデル。
広角レンズや望遠レンズはついていないものの、Googleカメラの性能が凄まじく、超解像ズームや夜景などの暗所で圧倒的に綺麗な撮影が可能です。
また、有機ELのベゼルレス5.8インチディスプレイのお陰で、69.4mmの横幅の実現し片手の利用でも持ちやすく操作性抜群!
基本性能もSnapdragon 730Gを搭載することで、GPU性能が強化されているため3Dグラフィックスが使われるゲームも利用することもできます。
- トップクラスのカメラ性能
- 横幅70mmを切る持ちやすいベゼルレスの筐体
- Snapdragon 730G搭載で3Dゲームも可能
- 余計なプロセスやアプリがないStock Android搭載
「Google Pixel 4a」のスペック
デバイス情報 | ||
メーカー | ||
デバイス名 | Google Pixel 4a | |
発売日 | 日本:2020/8/20 アメリカ:2020/8/03 | |
発売地域 | 日本、アメリカ、カナダ、イギリス、台湾など | |
ハードウェア情報 | ||
ディスプレイ | 5.8インチ OLED(有機EL) | |
ノッチ | パンチホール | |
解像度 | 2,340×1,080/FHD+ | |
画素密度 | 443 ppi | |
アスペクト比 | 19.5:9 | |
画面占有率 | 不明 | |
バッテリー容量 | 3140mAh | |
充電対応規格 | USB-PD 18W対応 | |
接続端子 | USB Type-C | |
サイズ | 144mm x 69.4mm x 8.2mm | |
重量 | 143g | |
防水/防塵 | 非対応 | |
本体カラー | Just Black | |
システム情報 | ||
OS | Android 10 | |
SoC | Qualcomm「Snapdragon 730G」+Titan | |
CPU | Kryo 470(A76)×2+Kryo 460(A55)×6 | |
GPU | Adreno 618 | |
Antutu V8 | 約275,000 | |
Geekbench 5 | 約570/1700 | |
メモリとストレージ | ||
RAM/ROM | 6GB LPDDR4X+128GB | |
外部ストレージカード | 非対応 | |
カメラ情報 | ||
メインカメラ | 12.2MP/F1.7/1.4 μm/光学+電子式手ぶれ補正 | |
フロントカメラ | 8MP/F2.0/1.12 μm | |
ムービー | 4K(30pps) 1080p(120fps) 720P(240fps) | |
機能仕様・センサー | ||
セキュリティー | 指紋認証 | |
GNSS | GPS/GLONASS/Galileo/QZSS/BeiDou | |
センサー | 近接センサー/周囲光センサー/加速度計/ジャイロ/磁力計/気圧計 | |
急速充電 | USB-PD 2.0/18W急速充電 | |
イヤホンジャック | 3.5mmジャック対応 | |
ネットワーク機能 | Google Pay/おサイフケータイ/NFC | |
対応バンド・ネットワーク | ||
Wi-Fi | Wi-Fi 2.4GHz+5GHz 802.11a/b/g/n/ac 2×2 MIMO | |
Bluetooth | Bluetooth 5.0+LE、A2DP(HD コーデック: AptX、AptX HD、LDAC、AAC) | |
3G | B 1/2/4/5/6/8/19 | |
4G | B 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/38/39/40/41/42/ 66 | |
docomo対応 | メイン+プラチナバンドなど複数バンド対応 | |
Softbank対応 | メイン+プラチナバンドなど複数バンド対応 | |
au対応 | メイン+プラチナバンドなど複数バンド対応 | |
楽天対応 | メインバンドとauバンドに対応 | |
SIM | NanoSIM+eSIM[DSDV] | |
その他 | ||
価格 | ¥42,900 | |
公式サイト | Google Store |
価格とスペックのバランスが文句なし!
全モデルの「Google Pixel 3a」からRAM容量が2GB増えているので、複数のアプリの切替時にレスポンスに期待。
スペック比でのコスパでは、「Redmi Note 9S」には劣りますが、カメラ性能やサイズ、Google Payとおサイフケータイにも対応しているのでしっかり差別化されています。
人によって気になりそうなのは、防水に非対応なところぐらいです。
また、購入時は「Android 10」でしたが、2020年9月8日(現地時間)に「Android 11」がリリースされましたので、「Android 11」の新機能に興味がある方は[「Android 11」の新機能をPixel 4aを使って徹底解説!!]をご覧くださいませ!
全キャリアで利用できる「対応バンド」
国内LTE対応 | Google Pixel 4a | docomo | au | Softbank | 楽天 | 備考 |
Band 1 2.1MHz |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 主力 | |
Band 3 1.8GHz |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 東名阪限定 | |
Band 8 900MHz |
◯ | ◯ | プラチナバンド | |||
Band 11 1.5GHz |
▲ | 局所的 | ||||
Band 18 800MHz |
◯ | ◯ | プラチナバンド | |||
Band 19 800MHz |
◯ | ◯ | プラチナバンド | |||
Band 21 1.5GHz |
▲ | 局所的 | ||||
Band 26 800MHz |
◯ | ◯ | ||||
Band 28 700MHz |
◯ | ▲ | ▲ | ▲ | エリアが限定的 | |
Band 41 2.5GHz |
◯ | ◯ | ◯ | WiMAXやAXGP | ||
Band 42 3.5GHz |
◯ | ◯ | ◯ | ▲ |
キャリアアグリゲーション用帯域
|
|
3Gバンド | Google Pixel 4a | docomo | au | Softbank | 備考 | |
Band1 2.1GHz |
◯ | ◯ | ◯ | 主力 | ||
Band6 800MHz |
◯ | ◯ |
FOMAプラスエリア
|
|||
Band8 900MHz |
◯ | ◯ | プラチナバンド | |||
Band9 1.7GHz |
◯ | |||||
Band11 1.5GHz |
◯ | 局所的 | ||||
Band19 800MHz |
◯ | ◯ |
一部FOMAプラスエリア
|
|||
BandBC0 800MHz CDMA2000 |
◯ | CDMA2000 プラチナバンド |
楽天を含む全てのキャリアの主要バンドとプラチナバンドに対応しているので、「Google Pixel 4a」を持っていればMVNOでもキャリアでも好きな通信会社と契約し利用する事が可能。
eSIMを利用したDSDVにも対応しているので、選択肢が増えてくると利用価値が増しますね。
また、4Gの対応バンドはiPhone並に多いため、海外での利用も安心です。
対応バンドについて詳しく知りたい場合は[スマホの対応バンドと確認方法を徹底解説!!]をご覧くださいませ。
「Google Pixel 4a」のデザイン
それでは、パンチホールを採用しフルベゼルレスになった「Google Pixel 4a」をデザインを観ていきましょう!
Gロゴがポップさを演出する「外箱」
同じみのGロゴがカラフルなので、ポップさが高いながら、頑強に作られているので安っぽさは皆無。
「Google Nest mini」とデザイン的にも共通感があるため、Googleのデザインの方向性が分かりますね。
箱を開けるとハイレベルの出てくる本体は、なぜか背面。
殆どのスマホがディスプレイ側を表に持ってきますが、Gロゴを見せるために背面を表にし感じがします。
質感の高い「同梱物」
「Google Pixel 4a」の同梱物は以下の通り。
- スマホ本体×1
- USB PD対応充電器×1
- USB/TypeC to Cケーブル×1
- 簡易説明書×1
- SIMピン×1
USB PDに対応した充電器やケーブルがなのが地味に有り難い。
出力は18Wと最近の中華製フラグシップと比べると低いものの、バッテリーの劣化を考えると個人的には必要十分です。
フルベゼルレスですっきりした「本体」
パンチホールとベゼルレスで、前モデルの「Google Pixel 3a」より小型でスタイリッシュに!
ディスプレイのサイズ事態は0.2インチアップしているのに、サイズ一回り小さく、軽量化もされているので、片手での操作感はかなり上昇しています。
質感の高い塗装が施さえた「背面」
プラスチックで一体化した本体。
繋ぎ目がないだけでなく塗装のレベルが高いので安っぽさは感じません。
さわり心地はサラサラとしていて、色はマッド系のBlackなので、ディスプレイとの一体感はかなり高めです。
とはいえ、ガラスやアルミに比べると質感は落ちます。
グリーンの電源ボタンがついか「サイド」
Google Pixelシリーズは、高級感よりポップさを重視しているためか、必ず電源ボタンにアクセントカラーがあります。
今回は薄めのグリーンになっていますが、正直浮いてしまっているうえ、遠目からでもプラスチック感が強くここだけ安っぽい印象で残念。
サイドに持ってきた「パンチホール」
好みは大きく分かれそうな部分ですが、パンチホールをサイドに持ってきているのは好印象。
「Redmi Note 9S」もパンチホールを採用していますが真ん中なので、それなら水滴型のノッチのが方が邪魔にならずに良いのにと思っていたため、サイドのパンチホールの良さを実感しました。
謎のデザインを採用した「リアカメラ」
メインのリアカメラは、単眼レンズにも関わらず、謎にマルチレンズ風に…。
わざわざ枠を付けなくても、単眼なので普通に埋め込んでくれた方が好みですね。
ステレオスピーカーとUSB/TypeCの「インターフェイス」
今となってはUSB/TypeCは当然として、ステレオスピーカーも搭載。
モノラルとステレオだと地味に違いが分かるので、動画視聴増えている昨今は有り難い!
しかも、手に振動が伝わるぐらい低音もしっかり出ます。
デザイン的にも中心が完全に揃ってて見栄えも文句なしです!
「3.5mmイヤホンジャック」
完全ワイヤレスイヤホンを使ってしまっているので、個人的には必要性を殆ど感じませんが、3.5mmイヤホンジャックも搭載。
「音質が優先」や「充電がめんどう」などの要因で有線タイプのイヤホンを利用している人には朗報です。
反応良好で高速な「指紋認証」
セキュリティーは、指紋認証を採用。
指が置きやすい配置で、精度も反応も高いためストレスなく使えます。
マスクをすることが多いので、顔認証より指紋認証使えた方が良いって人も多い気がします。
eSIMに対応しているため単体の「SIMスロット」
「Google Pixel 4a」は、DSDVに対応しているとはいえ、物理SIMは一枚のみ。
底にアルミの板が付いていて、抜き差し時に撓みも出ないため、折れる心配などはないでしょう。
USB PDの18Wに対応した「充電器」
同梱物の充電器は、真っ白でサラサラで質感が高いため、同梱特有の安っぽさはゼロです。
スペック的にも18WのUSB PDに対応しているので実用的。
サイズも小さめなのでメインで利用できます。
圧倒的な軽量を実現した「重量」
公式143gで実測144gと最近のスマホが200gを超えることを考えると超軽量。
このぐらい軽いと体感的にも明らかに違うので、片手での操作がめちゃくちゃ安定し疲れにくくなります。
「Google Pixel 3a」よりバッテリー容量を若干増やしつつ4gほど軽量化にしている点は地味だけど嬉しいポイント。
「Google Pixel 4a」の設定
「Google Pixel 4a」の初期設定は、USBで旧端末と繋げるだけで、完全にデータ移行ができるので超簡単。
「HUAWEI P30 Lite」のレビューで利用した「Phone clone」では、Wi-Fiで接続できる分アプリが必須でしたが、「Google Pixel 4a」はUSBを接続するだけで、アプリを含む殆どのデータを移行してくれます。
めちゃくちゃ分かりやすい「初期設定ガイド」
誰でも使える優れたユーザービリティーだけでなく、手順が画像つきで解説してある「初期設定ガイド」も購入すると付いていきます。
iPhoneのアプリやカスタマイズされたAndroid固有のデータなどは、さすがに移行出来ませんが、Android同士なら殆どのデータが移行できるためすぐに利用可能!
USBで丸ごと移せる「データ移行」
上の写真は、「Redmi Note 9S」から「Google Pixel 4a」へ移行しているところです。
私の場合、殆どのデータをクラウドにあげているので、データ量が少なく3分ほどで移行が完了。
移行が終わった後は、お好みで指紋の登録やアシスタントの設定をしたらすぐに利用可能です。
移行できるデータは以下の通り。
- 連絡先
- 写真
- メッセージ
- メッセージの添付ファイル
- 音楽ファイル
- メモ
- ラーム
- カレンダー
- アプリ
このように殆どのデータが移行できるのですが、以下のデータは移行できないので注意しましょう。
- iPhoneではアプリの移行は不可
- メーカーなどの固有のアプリの移植は不可
「Google Pixel 4a」のディスプレイ
有機ELディスプレイなので、暗い部屋などの発色や黒の沈み方は液晶とは比べ物になりません!
スペック的には解像度2,340×1,080で画素密度443ppiとかなり密度が高く、ドットが見えることもなく精細にフォントや画像を表示してくれます。
また、写真では色温度が高めに見えますが、実際には結構低め。
日本では色温度が低いディスプレイは、尿液晶と呼ばれ好まれない傾向がありますが、眼には負担がかかりにくく優しい色合いなので、後は価値観の問題ですね。
「Google Pixel 4a」のカメラ性能
カメラ性能といえば、「Google Pixelシリーズ」。
ということで、「Google Pixel 4a」のカメラ性能をレビューしていきます。
結論からいうとハイエンドのスマホと比べてもトップクラスの性能で、特に夜景に関しては桁違いの性能です。
また、カメラアプリは、スワイプで撮影モードの切替が出来、露出調整もピントの邪魔にならない位置にあるため操作性も抜群。
そのためカメラ性能に関しては、不満が出ることは殆どありません。
自然な発色と階調表現ができる「標準レンズ」
西日の逆光というかなりハードなシーンでも殆ど階調表現が破綻していません。
ハイコントラストなので影の部分が暗く潰れてしまいそうですが、しっかり表現されています。
こちらは逆光ではありませんが、明暗が激しいシーン。
解像感も高く葉っぱの色も変に強調されていないので、加工感が少なく好印象!
やはり、明るい部分と暗い部分の階調表現が非常に上手いので立体感がある写真に仕上がっています。
また、実際に眼でみた色合いに近く違和感なく撮影できる反面、派手な加工が好きな人向きではないかもしれません。
撮影環境の良い室内なので、当然の用に綺麗に撮影できました。
原色に近い赤でも自然な発色なので、加工の強い「HUAWEI P30 Lite」や「Redmi Note 9S」と比べると好みは分かれそうな感じはしますね。
背景が強めにボケる「ポートレート」
単眼レンズにも関わらずポートレート撮影時の境界が完璧!
背景も強めにボケるので、際立たせたい被写体がある時にめちゃくちゃ向いています。
また、iPhoneが苦手なストローなどのポートレートも試してみたのですが、境界が破綻することがないので、単眼でここまでできるGoogleカメラの性能の高さが凄すぎる!
異次元のデジタルズーム「超解像ズーム」
「Google Pixel 4a」は、望遠レンズを搭載していないので、7倍までのデジタルズームオンリー。
とはいえ、AIにより解像度を高める超解像技術を使っているため、スペックよりは遥かに優秀。
上の写真は7倍ズーム時のため、ディティールはかなり失われていますが、7倍のズームをしていることを考えるとかなり精細といえるでしょう。
ただし、ハード的に有利な望遠レンズと比べてしまうと劣ります。
圧倒的性能の「夜景モード」
左が夜景モードで右が標準。
一瞬で分かるぐらい違いが圧倒的です。
実際の暗さは標準カメラに写っている写真より暗いも関わらず、細部まで明るく撮影しています。
しかも、ただ明るいだけでなく階調表現も出来ていて破綻がないのが驚異的。
若干、街頭からゴーストが出てしまっていまが、ノイズがなく驚異の明るさです。
最も驚いたのは奥の道路で、昼間かと思うぐらいの明るさで撮影されています。
標準カメラでは、影で葉っぱが見えなくなっているいるにも関わらず、夜景モードではしっかり表現できています。
ライトアップされている勢いで撮れているので、最も驚いた一枚です。
40,000円台のスマホで暗所をここまで綺麗に撮影できるスマホは「Google Pixelシリーズ」だけでしょう!
というかハイエンドでもここまで出来るスマホは少ない。
なかなか優秀な手ブレ補正「動画撮影」
「Google Pixel 4a」は動画撮影時の手ブレ補正も中々優秀。
両手で持ちながら、振動が伝わる用に意図的に坂を下ったにも関わらずある程度補正されています。
自撮り棒などを使い、撮影すれば揺れを気にする必要はないでしょう!
編集可能な「スローモーション撮影」
「Redmi Note 9S」のスローモーション撮影は中々扱いにくかったですが、「Google Pixel 4a」は秒数の制限もなく、「Googleフォト」から任意でスローモーションをかける位置を編集できるので、気軽に楽しめます。
「Google Pixel 4a」のベンチマークテスト
「Google Pixel 4a」に搭載されるSnapdragon 730Gは、ミドルハイクラスのSoC。
700シリーズの中でもGが付いているのでGPUが強化されているので、3Dグラフィクスが使われるゲームも遊ぶことができます。
それでは、実際どのくらいの性能なのか「Antutu V8」と「Geekbench 5」で測定したので、ベンチマークスコアを見てみましょう!
SoC別のスコアをみたい場合は、[スマホのベンチマークランキング]よりご確認くださいませ。
総合スコア約27.5万点の「Antutu V8」
「Antutu V8」は、約275,000点とミドルレンジとしてはかなり高いスコアが出ています。
前モデルの「Google Pixel 3a」が約170,000点であることを考えるとかなりの性能アップ!
体感的には「Antutu V8」で160,000点以上出ていると多くの場合、サクサク利用できるので数年単位でレスポンスに悩まされず利用できるでしょう。
シングル約550、マルチ1600以上の「Geekbench 5」
Snapdragon 730GのCPUは、ビックコアのA76×2、リトルコアのA55×6搭載とビックコアがハイエンドの800シリーズより少ないのでマルチスコアは抑えめ。
シングルスコアは、前モデルが300台程度だったのに対して551と大幅に上回っているので、処理性能もミドルレンジとしては高めです。
「Geekbench 5」の場合、体感的に300を超えるとレスポンスに不満がなくなるので、ブラウザやSNSはもちろん、多くのアプリで快適に利用できます。
「Google Pixel 4a」の使用感
8/20に「Google Pixel 4a」が到着してから2日ほど使いましたが、ピュアAndroidだけ合って安定感は抜群。
「MIUI」や「EMUI」と比べると細かいカスタマイズできないものの、無駄なアプリやプロセスもないため不可も少なく満足度は高いです。
安定感抜群でヌルヌル動く「Pixelランチャー」
Pixelのみに搭載されるホームアプリの「Pixelランチャー」は、機能性は低いものの気持ちよくヌルヌル動きます。
ただ、機能的にドロワー内でアプリのフォルダ化ができないなど、個人的には物足りないのでサードパーティー製のホームアプリに変更しました。
サードパーティでジェスチャーが利用できる「システムナビゲーション」
Android 10から採用されたジェスチャーによるシステムナビゲーションは、純正ホームアプリでしか利用できませんでしたが、Pixelシリーズのみサードパーティ製利用出来るため、サードパーティー製の「Nova Launcher」を使いつつ、ジェスチャーを使った新しい操作を楽しむことができます!
他のピュアAndroidでは、出来ないのでかなり満足。
小型&軽量で持ちやすさ抜群の「筐体」
横幅70mmを切っていることに加えて、143gと軽量なので片手操作時の安定感と操作性はかなり高いです。
しかも、ディスプレイサイズが5.8インチと小さいサイズではないため、視認性も高くまさにベストといった感じ。
最近、中華製のスマホがかなり大型化してきている中で、このサイズと軽量感はかなり魅力的です。
「Google Pixel 4a」がおすすめな人
「Google Pixel 4a」は、基本性能やカメラ性能が高く、Google Payやおサイフケータイにも対応しているので、万人向けのスマホです。
また、本体サイズが小さく軽いため、手が小さい人や片手持ちが多い人には特におすすめです。
逆に欠点とは言えないまでも、3Dゲームをゴリゴリする人や防水性能を重視する人には向きません。
とはいえ、世の中にたくさんのスマホが溢れる中、これだけバランス良く仕上がっているスマホはほぼない上、40,000円台前半という高いコスパもあるので、スマホを買い換える時は検討する余地あり!
「Google Pixel 4a」レビューのまとめ
「Google Pixel 4a」は、単純なスペック比のコスパでは、Xiaomiなどの中華スマホには劣ります。
しかし、中華スマホでは選択肢の少ない、Google Payに対応しトップクラスのカメラ性能、無駄なアプリが少ないピュアAndroidなど差別化がしっかりされています。
なにより、持った時のサイズと軽さは、毎日手に持って使うデバイスなので重要だなと改めて気付かされました。
そのため、総合的には最も競争力が高いスマホといえるでしょう!