コスパといえばXiaomiと思い浮かぶほど低価格で優れたスマホを世に出し続けているXiaomiですが、OSにAndroidをカスタマイズしたMIUI採用しています。
独特のUIなので好みが分かれる部分で、私はあまり好きではありません…。
とはいえ、XiaomiはカスタマイズされていないAndroid Oneスマホを実は出しているんです。
私自身XiaomiのAndroid Oneスマホの「Xiaomi Mi A2」を使っていてとても満足しています。
ってことで、今回は新たに発売された「Xiaomi Mi A3」を「Xiaomi Mi A2」の比較も含めてスペック面をチェックしていきます。
Xiaomiのスマホが気になる場合は、[Xiaomiとは?スマホのラインナップとシリーズ一覧!!]をご覧くださいませ。
「Xiaomi Mi A3」の特徴
「Xiaomi Mi A3」は、「Xiaomi CC9e」がベースとなったミドルレンジのスマホです。
最大の特徴は数少ないAndroid Oneスマホで、ピュアAndroidに加えて24ヶ月のメジャーアップデートと36ヶ月のセキュリティーアップデートに対応する点です。
昔と比べるとスマホの性能はかなり上がっており、ミドルレンジのスマホでも2年は快適に利用できますのでメジャアップデートが24ヶ月対応していることは、ガジェット好きにはたまらないでしょう!
ハード面でも有機ELディスプレイに画面内指紋認証、トリプルレンズカメラと最先端にトレンドをがっつり盛り込んでいます。
にもかかわらず30,000円を余裕で切る価格で販売しているので恐ろしいコスパです…。
- Android One採用
- 有機EL+画面内指紋認証
- 48MP含むトリプルレンズカメラ
Android Oneについて詳しく知りたい場合は[Android Oneとは?カスタムOSとの比較や違いを徹底解説!!]をご覧くださいませ。
「Xiaomi Mi A3」のスペック
デバイス情報 | |
メーカー | Xiaom |
デバイス名 | Xiaomi Mi A3 |
型番/別名 | MIUI版「Xiaomi CC9e」 |
発売日 | 2019年7月 |
発売地域 | 海外 |
ハードウェア情報 | |
ディスプレイ | 6.01インチ 水滴型ノッチ |
解像度 | 1560×720 |
画素密度 | 282ppi |
画面占有率 | 不明 |
バッテリー容量 | 4,030mAh |
充電対応規格 | 10W[5V/2A] |
接続端子 | USB Type-C |
サイズ | 153.5mm×71.8mm×8.5mm |
重量 | 173.8g |
防水/防塵 | 非対応 |
本体カラー | Black white Blue |
システム情報 | |
OS | Android 9 |
SoC | Qualcomm「Snapdragon 665」 |
CPU | A73(2.0GHz)×4 A53(1.8GHz)×4 8コア |
GPU | Adreno 610 |
Antutu | 約139,000 |
Geekbench | 約1,550/5,300 |
メモリとストレージ | |
RAM/ROM | 4GB LPDDR4X+64GB 4GB LPDDR4X+128GB |
外部ストレージカード | 最大256GB |
カメラ情報 | |
リアカメラ | メインカメラ48MP(f値1.79) 広角カメラ8MP(f値2.2) 深度カメラ2MP(f値2.4) |
フロントカメラ | 32MP(f値2.0) |
ムービー | 最大画素数/1080p、最大FPS/60FPS |
機能仕様・センサー | |
セキュリティー | 指紋センサー |
GPS | GPS、A-GPS、GLONASS、BDS |
センサー | 指紋認証(画面内蔵)、顔認証、加速度センサ 近接センサ、ジャイロ、コンパス |
イヤホンジャック | あり |
ネットワーク機能 | NFC非対応(FeliCa非対応/おサイフケータイ非対応) |
その他 | |
価格 | RAM:4GB+ROM:64GB[約24,000円] RAM:4GB+ROM:128GB[約27,000円] |
公式サイト | https://www.mi.com/global/ |
販売サイト | Amazon |
対応バンド・ネットワーク | |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5 |
3G | 1/2/4/5/8 |
4G | 1/2/3/4/5/7/8/20/28/38/40 |
docomo対応 | メインバンドと東名阪のみ対応 |
Softbank対応 | メイン+プラチナバンドなど複数バンド対応 |
au対応 | 非対応 |
SIM | NanoSIM×2 |
いや~有機ELディスプレイの解像度がめちゃくちゃ惜しい…
この価格帯に有機ELが搭載されてることが凄いのですがHDクラスの解像度は正直頂けません…
フルHD+の「Xiaomi Mi A2」より解像度下がってますしね。
逆に、「Xiaomi Mi A2」では対応していなかったMicroSDやイヤホンジャックには対応し、バッテリー容量も約1,000mAhアップ4,030mAhとなっているのは素晴らしいです。
「Xiaomi Mi A3」のデザイン
デザインは、なかなか素晴らしい。
最近のXiaomiのスマホでは定番のアルミフレームに湾曲したガラスを背面に採用したスタイルで持ちやすさに貢献しそうです。
また、画面内指紋認証を採用したことで背面の指紋センサーが無くなり背面がスッキリし、光の加減で模様が浮かび上がる光沢の処理が美しいです。
「Xiaomi Mi A3」の基本性能
「Xiaomi Mi A3」は、ベースモデルの「Xiaomi CC9e」と同様SoCにはQualcommの「Snapdragon 665」を採用しています。
前モデルのSoC「Snapdragon 660」も実際めちゃくちゃ優秀でほとんどのアプリがヌルサクで動きます。
おまけに発熱も少ないので非常にバランスが良いSoCです。
「Snapdragon 665」は総合的な性能は「Snapdragon 660」とそこまで大きく変わりませんが、14nmプロセスから11nmプロセスに微細化されていることから僅かながら消費電力の低減が期待できます。
RAMも4GBと特別多くはないですが、標準的な容量で足りなくなることは殆どないでしょう。
「Xiaomi Mi A3」のカメラ性能
「Xiaomi Mi A3」は、リアカメラに標準の48MP、超広角8MP、深度カメラとして2MPを搭載したトリプルレンズカメラとなっています。
ハイエンドと比べるとやや物足りない構成ながら、XiaomiはUMIDIGIとは比べ物にならないぐらいAIを使った画作りの作り込みをしていますからカメラの性能も価格以上に期待できます。
前モデルの「Xiaomi Mi A2」も同価格帯のカメラと比べると明らかに綺麗に撮れたので問題ないでしょう。
ただし、望遠レンズのカメラがないので、ズームは全てデジタルズームです。
ズームを多様する使い方をする場合は、期待は禁物です。
また、フロントカメラには32MPの高解像度カメラを採用し、AIに力を入れていれており、フロントカメラでもポートレート撮影が可能なので自撮りする人には最適でしょう。
「Xiaomi Mi A3」の対応バンド
国内LTEバンド | Xiaomi Mi A3 | docomo | au | Softbank | 備考 |
Band 1 2.1MHz |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 主力 |
Band 3 1.8GHz |
◯ | ◯ | ◯ | 東名阪限定 | |
Band 8 900MHz |
◯ | ◯ | プラチナバンド | ||
Band 11 1.5GHz |
▲ | 局所的 | |||
Band 18 800MHz |
◯ | プラチナバンド | |||
Band 19 800MHz |
◯ | プラチナバンド | |||
Band 21 1.5GHz |
▲ | 局所的 | |||
Band 26 800MHz |
◯ | ||||
Band 28 700MHz |
◯ | ▲ | ▲ | ▲ | エリアが限定的 |
Band 41 2.5GHz |
◯ | ◯ | WiMAXやAXGP | ||
Band 42 3.5GHz |
◯ | ◯ | ▲ | キャリアアグリゲーション用帯域 | |
3Gバンド | Xiaomi Mi A3 | docomo | au | Softbank | 備考 |
Band1 2.1GHz |
◯ | ◯ | ◯ | 主力 | |
Band6 800MHz |
◯ | FOMAプラスエリア | |||
Band8 900MHz |
◯ | ◯ | プラチナバンド | ||
Band9 1.7GHz |
◯ | ||||
Band11 1.5GHz |
◯ | 局所的 | |||
Band19 800MHz |
◯ | 一部FOMAプラスエリア | |||
BandBC0 800MHz CDMA2000 |
◯ | CDMA2000 プラチナバンド |
「Xiaomi Mi A3」の対応バンドは正直Softbank一択です。
Xiaomiの場合「Xiaomi Mi A3」に限らずdocomoのプラチナバンド、Band19に対応しているスマホが「Xiaomi Mi MiX3」などの一部端末に限られるので諦めましょう。
都心で使う人限定の「docomo」回線
docomo回線で「Xiaomi Mi A3」を使うには2GHz帯のBand1と東名阪限定のBand3しか対応していません。
LTEやFOMAプラスエリアのBand19やBand6には対応してないので地方や山岳部では繋がらない可能性が高くおすすめできません。
同じ様な対応バンド状況の「Xiaomi Mi A2」で使ったところ都内ではほぼ問題は有りませんでしたが、エリアから外れると使えなくなるというのはちょっと微妙ですね。
対応バンドについて詳しく知りたい場合は[スマホの対応バンドと確認方法を徹底解説!!]をご覧くださいませ。
問題なく利用できる「Softbank」回線
Softbank回線の場合、主力のBand1とプラチナバンドのBand8に対応しているので問題なく利用することが可能です。
実際、同じ様な対応バンド状況の「Xiaomi Mi 8 Lite」をSoftbank回線を使ったLINEモバイルで使っていますが電波状況的に問題は起きていません。
「Xiaomi Mi A3」のベンチマークテスト
「Xiaomi Mi A3」に搭載されるQualcomm「Snapdragon 665」はミドルレンジでは比較的上位なSoCです。
前モデルの「Xiaomi Mi A2」のQualcomm「Snapdragon 660」と基本性能は殆ど同じです。
SoC別のスコアをみたい場合は、[スマホのベンチマークランキング]よりご確認くださいませ。
「Antutu」総合スコアは170,000ポイント
Antutuスコアで170,000ポイントを「Snapdragon 665」を搭載しているので多くのアプリを快適に利用出来るでしょう。
また、11nmプロセスで作られているSoCなので低消費電力にも期待できます。
「Geekbench 4」はシングル350、マルチ1,350
Cotex-A73をビックコアに使っているので、リトルコアだけのSoCと比べるとシングルコアスコアの数字的にも安心できますね。
「Xiaomi Mi A3」のスペックまとめ
「Xiaomi Mi A3」は、前モデルの「Xiaomi Mi A2」と同様非常にコスパ高くAndroid Oneスマホということで一部の人にはがっつりハマるスマホでしょう。
しかし、有機ELディスプレイの解像度とdocomoのプラチナバンド非対応と欠点が2つあるので十分考慮が必要です。
対応バンドの問題で諦める場合は、ほぼ同等のスペックと価格でドコモのプラチナバンドに対応した「UMIDIGI X」があるのでこちらを検討するのも有りでしょう!