現在、Cherroの「Power Plus 2」を在宅用、「Power Plus 3」を外出用に使っていますが、どちらのモバイルバッテリーも使い始めて2年以上使っちゃってます…。
そのため、劣化が半端なく「Power Plus 2」が10,000mAh、 「Power Plus 3」が13,400mAhもあるのにも関わらず3,000mAhのバッテリーを搭載したAndroidスマートフォンだと1回しか充電できません。
そこで、以前からもの凄い気になっていたモバイルバッテリー界の王であるAnkerの「PowerCore II 10000」を購入!
結論からいうと「PowerIQ2.0」による最適な充電と10,000mAhとは思えない軽さと小ささが合わさってモバイル用のバッテリーとしては、最高の1台になりました。
というわけで、今回はAnker「PowerCore II 10000」を2周間ほど使ったのでデザインやメリット/デメリットを中心にレビューしていきます!
Anker「PowerCore II 10000」の概要と特長
Anker「PowerCore II 10000」は、名前の通り10,000mAhの容量を持つ大容量モバイルバッテリー。
QuickCharge3.0を内包する「PowerIQ2.0」に対応し、デバイスを意識することなく最適な充電をしてくれます。
また、ストライプメッシュ加工を採用したことで、旧モデルのAnker 「PowerCore 10000」と異なるサラサラとした手に馴染みやすい質感を実現。
円形の残量マークと相まってデザインも良く、良い意味で旧モデルとの差を感じることができます。
スペック面では「PowerIQ2.0」を採用することにより、モバイルバッテリーへの充電が最短で4時間(Quick Charge対応の充電器で充電した場合)、入出力が各々最大18Wと旧モデル比で1.8倍へ進化したりと大幅な成長を遂げています。
- 最大18W出力
- モバイルバッテリーが最短4時間で充電可能
- 円形でスタイリッシュな残量インジケーター
Anker「PowerCore II 10000」のスペック
Anker「PowerCore II 10000」のスペック表 | |
バッテリー容量 | 10,000mAh |
入力 | 5V=2A[Quick Charge] 9V=2A[PowerIQ 2.0] |
出力 | 5V=3A、9V=2A、12V=1.5A[PowerIQ 2.0出力] |
入出力対応規格 | PowerIQ 2.0(Anker独自規格) |
インターフェイス | USB/TypeA×1 Micro USB×1 |
サイズ[縦×横×奥行き] | 96mmx 62mmx 22mm |
重量 | 195g |
カラー | WHITE/Black |
同梱物 | Micro USB×1 バッテリー用ポーチ×1 取扱説明書 18ヶ月保証カード |
10,000mAhの容量を持つモバイルバッテリーで、200g切ってますのでかなり持ち運びには便利です。
Cherroの「Power Plus 2」では、300g近くあったので同じ容量で100gほど軽くなりました。
また、スペック面での大きな進化は、「PowerIQ2.0」に対応することで、18Wと入出力容量が大幅にアップしていますね。
モバイルバッテリー本体への充電は勿論、スマートフォンやタブレットへの充電が急速充電と同等の速さになるのは、地味に便利なポイントです。
ちなみに、「PowerIQ2.0」は、「Quick charge3.0」を内包したAnker独自の充電用の規格でデバイスに応じて急速充電を含む最適な充電出力で充電できる機能です。
Anker「PowerCore II 10000」のデザイン
次は、Anker「PowerCore II 10000」の開封からデザインまで一気に見ていきましょう!
洗練されたデザインに進化した「外箱」
外箱は、値段の割に質感が高く白を貴重にAnkerのイメージカラーの青をアクセントカラーに持ってきたシンプルなデザインです。
また、印刷ではなく凹凸で表現した絵も入っており中々気合が入ってますね!
ブルーのアクセントカラーが入った「内箱」
こちらは、開封直後の写真です。
モバイルバッテリー本体は、ノングレアな袋に入っています。
ポーチもしっかり付いた「本体と付属品」
Anker「PowerCore II 10000」の同梱物は、以下の通り。
- モバイルバッテリー本体×1
- USB/TypeA/-microUSBケーブル×1
- バッテリー用ポーチ×1
- 取扱説明書×1
- 18ヶ月保証カード×1
持ち運びにケーブルも一緒に収納しておけるのでポーチ付きは地味に有り難い!
ストライプメッシュ加工がカッコいい「本体」
上記の写真は、Anker「PowerCore II 10000」を正面から撮った写真です。
ストライプメッシュ加工がアクセントになっていますね!
さわり心地もさらさらしてて気持ちいいので良い進化です。
最小限に抑えられた「インターフェイス」
充電インターフェイスはスペック通り、出力用のUSB/TypeAと入力用のmicroUSB。
端子は少ないですが、小型とのトレードオフって感じでしょう。
2台以上同時充電されたい方は避けた方が良いですね。
PSEマークが刻印された「下部」
下部も丸みを帯びていて統一感あるのでGood。
また、当たり前ですが[PSE]マークもしっかり入っています。
Power Plus 2や3との「比較」
真ん中のAnker「PowerCore II 10000」の小ささが、Cheeroの「Power Plus 2」や「Power Plus 3」と比べると際立ちます。
特に同容量の「Power Plus 2」と比べると高さも幅も大幅に小さいです。
入出力性能も大きく上がっているのでジャンル自体の性能が上がっているのが伺えます。
USB/TypeA端子の「接続状態」
上記は、最大18WのUSB/TypeAの出力端子につないだ写真です。
バッテリー残量の表示が明るさ的にも場所的にも視認性が高く、インジケーターの段階も多いので文句なし!
公称値より軽い「重量」
あれ?公式では195gでしたが、公称値より軽い190gと表示されています。
公称値の時点で既に軽量なのに実測では更に軽いので持ち運びには最適です。
Anker「PowerCore II 10000」の入出力端子と使い方
続いて、「PowerCore II 10000」の使い方のと電圧と電流のチェックをしていきます!
使い方
Anker「PowerCore II 10000」の使い方は、超簡単です。
入力端子がmicroUSB、出力端子がUSB/TypeAと分かれているので使い分けるだけです。
特に出力に関しては、「PowerIQ2.0」が出力先のデバイスに応じて勝手に最適化してくれるのでスマホやタブレットの利用では、何も気にする必要がありません。
本体の充電を速く行いたい時は、「Quick Charge」に対応した充電器を使う必要がある点だけ覚えておきましょう!
電圧と電流チェック
Anker製品なので、調べる必要もないかもしれませんが念の為、「USB電流電圧テスター」で電圧と電流を確認しました。
上記画像は、出力先のデバイスにスマートフォンのXiaomi Mi 8 Lite(バッテリー容量 3350mAh)をバッテリー残量73%で計測したところです。
結果としては、電圧[6.55V]、電流[2.24A]で約15Wの電力で急速充電していることがわかります。
[PowerIQ 2.0]さすがです!
また、[PowerIQ 2.0]は、「QuickCharge3.0」と互換性があるので地味に急速充電できるスマホが多いのが利点でしょう!
Anker「PowerCore II 10000」の3つのメリット
Anker「PowerCore II 10000」のメリットは、以下の3点。
- 小型軽量で持ち運びに最適
- ストライプメッシュ加工でサラサラとした質感
- [PowerIQ 2.0]による分かりやすく安定した出力
Anker「PowerCore II 10000」は、小さく軽いです。
そして、デザインもシンプルかつストライプメッシュ加工で手触りもよく作られています。
モバイルバッテリーの場合、本体を持つことも多いので質感への拘りは非常に嬉しいです。
「PowerIQ2.0」による進化で高出力にも対応しユーザーに電圧や電流などを意識させずに使えるのもGood。
Anker「PowerCore II 10000」の2つのデメリット
Anker「PowerCore II 10000」のデメリットは2つです!
- USB/TypeC対応ではないので充電時に切り替えが必要
- どんなに加工がよくてもプラスチック
正直、デメリットと感じる箇所はほとんどないのですが、最も実用上で問題だったのがUSB/TypeCに対応してないことです。
出力のインターフェイスは気になりませんでしたが、私の場合、身の回りのUSBの充電ケーブルが、USB/TypeCばかりなので充電にMicro/USBへの切り替えが生じてしまいます。
また、ストライプメッシュ加工でサラサラとした質感で、見た目も触り心地も良いのですが、やはりアルミなどの金属系のものと比べてしまうと質感は劣ってしまう点もマイナスになってしまいますね。
Anker「PowerCore II 10000」がおすすめの人
Anker「PowerCore II 10000」は、軽量でコスパの高い10,000mAhのモバイルバッテリーが必要な人におすすめ。
特にSnapdragonを搭載したAndroidスマホを持っているユーザーは[PowerIQ 2.0]による急速充電で実質Quick Charge3.0が利用できるため、18W出力での速い充電が可能です。
逆に、おすすめできない人は複数台のデバイスの同時充電を前提にしている人でしょう。
物理的に出力端子が1つしかないのでこの部分は諦めるしかありません。
とはいえ、同時充電を除けば万人におすすめできる性能とサイズをもったモバイルバッテリーですので非常におすすめです。
Anker「PowerCore II 10000」レビューのまとめ
Anker「PowerCore II 10000」は、以前使っていたモバイルバッテリーが古かったこともあり大幅に性能が向上しています。
ここ最近では最も満足したガジェットになりました。
数年前に購入したモバイルバッテリーから乗り換える場合、あらゆる面で進化しているので、かなり満足した買い物となる可能性が高いでしょう。