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【メカニカルキーボード】の軸の違いを種類別にがっつり解説!!

【メカニカルキーボード】軸の違いを種類別にがっつり解説!!

以前に、[キーボードの自分に合った選び方と用途別おすすめランキング6選!!]の記事では、キーボード全体の種類や選び方について解説しましたが、その中でもメカニカルキーボードは、多岐にわたる打鍵感や打鍵音の違いなど異なる特徴があります。

各社から色んな特徴のメカニカルキーボードが出てきているので把握出来ている人も少ないと思います。

そんなわけで、今回は特に特徴のあるメカニカルキーボードにスポットライトをあてて解説していきます。

メカニカルキーボードとは?

メカニカルキーボードとは?

そもそもメカニカルキーボードは、メンブレンやパンタグラフキーボードと構造が大きく異なりキースイッチが独立している特徴があります。

そのため、メンブレンやパンタグラフキーボードと比べるとコストが高く、パンタグラフの様な薄型ができないなどの短所もあります。

しかし、耐久性が高く、底打ちをしないタイピングなど上質な打鍵感を得られるメリットも有り一度使うと抜けられない満足感があります。

ちなみに私は、kailh軸ロープロファイルの青軸を採用した、HAVIT「HV KB395L JP」をメインに使っている状態で、メンブレンやパンタグラフのキーボードを複数試しましたが未だに使用感を超えることができていません。

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メカニカルキーボードの軸とは?

メカニカルキーボードの軸とは?

メカニカルキーボードは、軸と言われるキースイッチが独立して成り立っています。

その軸と呼ばれるキースイッチは、多数の種類が存在しているため、多様な打鍵感や打鍵音から自分にあったキーボードを選ぶことが可能です。

そして軸メーカーとして最も有名なのは、Cherry社です。
軸の特徴毎に色で区分けしています。

そのため、[赤軸][茶軸][青軸][黒軸]など分かりやすく分類されています。
また、比較的良く耳にする上記の軸以外にも[ピンク軸][シルバー軸]など複数のキースイッチがあり多くの選択肢からキースイッチを選ぶことが可能です。

更にCherry社以外にも、マウスで有名なロジクール、ゲーム系デバイスのRazerやSteelSeries、中国のkailhなどがメカニカルキーボードの軸を販売しています。

とうことで、非常に色んな種類の軸が有り、同じ色でもメーカーが違うと「キーストローク」や「アクチュエーションポイント」が異なるなる事により打鍵感に違いがあるので、メーカーごと特徴をまとめていきます。

メカニカルキーボードCherry軸の種類

それではCherry社の軸から解説していきます!

Cherry社と主要キースイッチ一覧

Cherry社は、ドイツを本社に置くパソコンなどの周辺機器メーカーで、「Cherry MX」のブランド名で長年、メカニカルキーボードのキースイッチを販売する超老舗メーカーです。

そんなCherry社が、販売している主なキースイッチとその特徴が下記の表になります。

名称 赤軸 茶軸 青軸 黒軸 ピンク軸 銀軸 薄型赤軸
キーストローク 4.0mm 4.0mm 4.0mm 4.0mm 3.7mm 3.5mm 3.2mm
アクチュエーションポイント 2.0mm 2.0mm 2.2mm 2.0mm 1.9mm 1.2mm 1.2mm
スイッチ感 リニア タクタイル クリック リニア リニア リニア リニア
押下圧 45g ±15g 55g ±25g 60g ±15g 60g ±20g 45g ±15g 45g ±15g 45g ±15g
耐久性 5,000万回 5,000万回 5,000万回 5,000万回 5,000万回 5,000万回 5,000万回

打鍵感については、後述しますが、打鍵音については静音設計の「ピンク軸」と特殊なクリック音が響く「青軸」を除けば基本的には大きな差はありません。

また、一般的にはメカニカルキーボードはうるさいと思われがちですが、「青軸」の打鍵音のイメージがメカニカル全体にイメージになっているだけであり、最も多く使われているメンブレンキーボードと比べると音量は低めとなっています。

Cherry MX Red[赤軸]

赤軸は、最もオーソドックスなタイプです。

打鍵感は、キースイッチを下げる毎にリニアに重くなるため自然にタイピングが可能です。
また、押下圧も45gと比較的軽めなのでタイピング量が多い人に向いています。

Cherry MX Brown[茶軸]

茶軸は、赤軸に比べ少し重い打鍵感とタクタイルと呼ばれる弱めのクリック感が特徴です

青軸のような強力なクリック感のある打鍵感は苦手だけど底打ちしない練習がしたい人などには最適です。

Cherry MX Blue[青軸]

メカニカルキーボードといえば、最も有名で特徴が強いのが青軸です。

青軸は強力なクリック感のある重みと「カチッ」とした打鍵音を持っています。

そのため、好みが非常に分かれますが、クリック感と「カチッ」という音にハマれば唯一無二のキーボードになるでしょう。

Cherry MX Black[黒軸]

黒軸は赤軸の打鍵感を重くしたのが特徴です。

押下圧が重いのと同時にキーの戻りも早いので、比較的高速タイピングに向いています。

ただし、押下圧が重いため軽いタッチでのタイピングがしにくく、長時間のタイピングでは疲れがでます。

Cherry MX Silent[ピンク軸]

ピンク軸は、赤軸の静音タイプです。

そのため、職場や人がいる場所で使う場合に最適です。

キーストロークやアクチュエーションポイントが赤軸に比べて若干浅くなっているためより軽いタッチでタイピング可能です。

Cherry MX Speed[銀軸]

銀軸は正式には、Speed軸と呼ばれ高速タイピングに適したキースイッチです。

具体的には、他の軸に比べてキーストロークやアクチュエーションポイントを大幅に浅くすることで、物理的にも感覚的にも高速で入力可能となっています。

MX LowProfile Red[薄型赤軸]

ロープロファイルの赤軸は、いわゆる背低タイプのメカニカルキーボードで赤軸などの通常のキーストロークに比べて非常に浅いキーストロークを誇ります。

また、キーストロークの薄さを生かしてスタイリッシュな薄型のキーボードを作ることが可能です。

そのため、パンタグラフなどの浅いキーストローク慣れた人にも違和感なく利用できるキースイッチになっています。

とはいえ、パンタグラフなどに比べるとキーストロークも長くキーボードとしてもパンタグラフ並みには薄くはありません。

Cherry MXのその他の軸

Cherry MXの中には上記の軸以外に殆ど使われませんが、以下の4つのキースイッチがあります。

下記の4つの軸は、特性がかなりピーキーなこともあり市販のメカニカルキーボードで採用されることはまれであるため概要だけ紹介します。

Cherry MX 白軸

Cherry MX 白軸

白軸は、黒軸以上の押下圧に加え、青軸と茶軸の間程度のクリック感があるキースイッチです。

Cherry MX クリア軸

Cherry MX クリア軸

クリア軸は、黒軸並の押下圧に茶軸のタクタイル感のクリックを再現した軸で名前の通り白色の軸です。

Cherry MX グレー軸

Cherry MX グレー軸

グレー軸は、クリア軸と同様のタクタイル感と押下圧を更に高めたモデルで一般向けのキーボードで採用されているケースはまずありません。

正直めちゃくちゃ重いです。

Cherry MX ダークグレー軸

Cherry MX ダークグレー軸

ダークグレー軸は、グレー軸のタクタイルタイプからリニアタイプに変更したキースイッチです。こちらの軸も特性が強すぎて一部のユーザーにしか向かないため一般向けではありません。

メカニカルキーボードロジクール軸の種類

ロジクールと主要キースイッチ

ロジクールは、マウスの性能の高さで有名ですがキーボードにもかなり力を入れていてメンブレンやパンタグラフのキーボードでも多数のコンセプトで商品を販売しています。

また、メカニカルキーボードでは、自社製のオリジナル軸(キースイッチ)を開発するなどキーボード界でもトップクラスに君臨しています。

名称 ROMER-Gタクタイル ROMER-Gリニア GX青軸
キーストローク 3.2mm 3.2mm 4.0mm
アクチュエーションポイント 1.5mm 1.5mm 1.9mm
スイッチ感 タクタイル リニア クリック
押下圧 45g 45g 50g
耐久性 7,000万回 7,000万回 7,000万回

Cherry軸に比べると比較的耐久性が高くキーストロークやアクチュエーションポイントが浅くなっているのが、ロジクール製キースイッチの特徴です。

そのため、Cherry製の軸に比べると全体的に高速タイピングに向いた仕様となっています。

ROMER-Gタクタイル

ROMER-Gタクタイルは、Cherry軸でいう茶軸タイプのキースイッチでCherry軸に比べるとキーストロークが短くアクチュエーションポイントも浅いです。

そのため、打鍵感としては茶軸より軽くタイピングが可能となっています。
気持ち軽い印象の打鍵感です。

ROMER-Gリニア

ROMER-Gリニアは、Cherry製のMX LowProfile Redに非常に近く打鍵音も比較的抑えられています。

GX青軸

GX青軸は、Cherry製の青軸と同等の打鍵感です。

音もしっかり「カチッ」となります。
そのため、ROMER-Gリニア同様よほどCherry製に拘りがなければ選択肢としてアクチュエーションポイントが浅い分Cherry製の軸よりおすすめです。

メカニカルキーボードRazer軸の種類

Razerはゲーム系デバイスメーカーとして超有名ですが、キーボードではしっかりオリジナルのキースイッチを開発しています。

名称 Razer Green Switch Razer Orange Switch
Razer Yellow Switch
キーストローク 4.0mm 4.0mm 3.5mm
アクチュエーションポイント 1.9mm 1.9mm 1.2mm
スイッチ感 クリックタイプ タクタイル リニア
押下圧 50g 45g 45g

Razerのキースイッチは、かなりCherry製を意識した作りとなっているのがスペックからもわかりますね。

Razer Green Switch

通称、緑軸と呼ばれるRazer Green Switchは、殆どCherry製青軸と同じです。

実際の触ってみるとスペックとは異なり打鍵感では緑軸のほうがやや重いですが、青軸に慣れた人であれば感覚的にも問題なく利用可能です。

Razer Orange Switch

こちらは通称、オレンジ軸と呼ばれCherry製のキースイッチでいうところの茶軸に相当します。

オリジナルではあるもののこちらは茶軸に非常に近いです。

Razer Yellow Switch

Razerのイエロー軸は、Cherry製の銀軸に相当する高速タイピングに適したキースイッチです。

スペック的にも、キーストロークやアクチュエーションポイント、押下圧まで同じですのでCherry製の銀軸からの乗り換えでの違和感を感じず利用できるでしょう。

メカニカルキーボードSteelSeries軸の種類

SteelSeriesもレーザーと同様ゲーミングデバイスメーカーで独自のキースイッチを開発しています。

名称 QX1 QX2 QS1
キーストローク 4.0mm 4.0mm 3.0mm
アクチュエーションポイント 2.0mm 2.0mm 1.5mm
スイッチ感 リニア リニア リニア
押下圧 45g 45g 45g
耐久性 5,000万回 5,000万回 6,000万回

SteelSeriesの軸は、全てリニアで押下圧が低いタイプが特徴です。

QX1

QX1は、Cherry製の赤軸と殆ど同じタイプの物なので打鍵感など大きな違いはありません。

QX2

QX2は、QX1同様のキースイッチで軸の部分が透明になっているのが特徴です。

そのため、ゲーミングキーボードなどのライトには非常に適しています。

QS1

QS1は、Cherry製の通称銀軸に近いタイプのキースイッチです。

銀軸と比べるとキーストロークが短く、アクチュエーションポイントが深めになっているので高速タイピングではアクチュエーションポイントが深い分銀軸には劣ります。

とはいえ、完全にロープロファイルモデルですのでこちらのほうが感覚的に速くタイピングできる可能性があります。

メカニカルキーボードkailh軸の種類

kailhは、中国のキースイッチメーカーでRazerなどのキースイッチを製造したり実績のあるメーカーです。

一般的に日本で出回っているキースイッチでは、ロープロファイルモデルの物が有名で、私がメインで愛用しているHAVITの「HV KB395L JP」もkailhのキースイッチを採用しています。

名称 ロープロファイル赤軸 ロープロファイル青軸
キーストローク 3.0mm 3.0mm
アクチュエーションポイント 1.4mm 1.4mm
スイッチ感 リニア クリック
押下圧 45g 55g
耐久性 5,000万回 5,000万回

kailhのキースイッチの正式な名称は、不明ながらロープロファイルでアクチュエーションポイントも低いためかなり高速タイピングにも向いています。

ロープロファイル赤軸

Cherry製のロープロファイル赤軸と近いスペックで打鍵感も比較的近いのですが、キーストロークが短いため感覚的には、Cherry製より軽い打鍵感です。

ロープロファイル青軸

青軸は、Cherry製の青軸と比べると比較的に打鍵音は抑えめで打鍵感もスペック上の押下圧より軽めに感じるように作られています。

Havitメカニカルキーボード「HV KB395L JP」レビュー!!薄型青軸は超絶使いやすい!
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メカニカルキーボードの好みの把握

一口にメカニカルキーボードといっても、打鍵感や打鍵音などの使用感はキースイッチにより大きく異なります。

その分、好みにあったキーボードを選びやすいですが、逆に迷ってしまうことも考えられます。

そのため、自分の好みや用途の把握、それ以上に自分の感覚を理解することが重要で、特に初めてメカニカルキーボードを買う際は、安い買い物ではありませんので目安を把握する必要があるでしょう。

把握する手段として、メカニカルキーボードの各種スイッチなどをまとめたキーボードテスターなどを購入し試してみるのが良いですね!

ちなみにAmazonで1,000円ほどで販売されています。

キースイッチ別に向いているタイプの特性をまとめると下記のようになるので参考になれば幸いです。

赤軸→長時間のタイピングをする人
茶軸→タイピング時に緩めのクリック感が欲しい人
青軸→強めのクリック感やなにより[カチッ]とした打鍵音が好きな人
黒軸→指先に強めの感覚が欲しい人で長時間タイピングをしない人
ピンク軸→職場や静かな静音タイプのキーボードが好きな人
銀軸→高速タイピングや長時間のタイピングをする人

メカニカルキーボードの軸と種類まとめ

メカニカルキーボードをこれから購入する人には、キースイッチの種類が多く購入までに悩むことが多くなると思います。

また、メカニカルキーボードはメンブレンやパンタグラフのキーボードに比べて高価な物が多いので自分にあったキーボードを見つけるまで買い続けるのも大変です。

とはいえ、一度メカニカルキーボードに慣れてしまうとメンブレンやパンタグラフには戻れないぐらい上質な打鍵感を味わえます。

そのため、各キースイッチの特徴と自分の利用用途をしっかりと認識して自分にあったキーボードを選択しましょう!

キーボードの自分に合った選び方と用途別おすすめランキング6選!!
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