先日、Anker「PowerCore II 10000」を購入しなかなか満足出来たので、更に価格が安くQuick Charge3.0に対応したAnker「PowerCore Speed 10000 QC」を購入しました。
容量はAnker「PowerCore II 10000」と同じ10,000mAhで、急速充電のQuick Charge3.0に対応にも関わらず3,000円未満という中々コスパの高い代物。
ということで、今回は「PowerIQ」と「Quick Charge3.0」が備わったAnker「PowerCore Speed 10000 QC」をレビューします。
Anker「Power CoreSpeed 10000 QC」の概要と特長
Anker「PowerCore Speed 10000 QC」は「PowerIQ」と「Quick Charge3.0」の2つの急速充電規格に対応したモバイルバッテリー。
ちなみに、「Quick Charge3.0」はQualcommが開発したスマートフォンやタブレット向けの急速充電規格で最大18W出力での充電が可能です。
80%までの充電をする場合に、出力が低い充電器と比べると約4倍の充電速度で充電できるので「Quick Charge3.0」があるのとないのではだいぶ差がでます。
そのため「Quick Charge3.0」に対応しているスマートフォンを持っている場合すごく便利です。
また、デザインもシンプルかつ小柄なので持ち運びでも邪魔になりませんし、なにより驚きなのが同じ10000mAhでAnker「PowerCore II 10000」よりも安い所ですね!
- 「PowerIQ」対応
- 「Quick Charge3.0」に格安モデルで対応
- 最大24Wの出力
Anker「PowerCore Speed 10000 QC」のスペック
それでは、Anker「PowerCore Speed 10000 QC」のスペック表を見ていきましょう。
Anker「PowerCore Speed 10000 QC」 | |
バッテリー容量 | 10,000mAh |
入力 | 5V=2A |
出力 | 5~3V=3A、8~10V=2.4A、10~12V=2A [Quick Charge3.0] |
入出力対応規格 | PowerIQ (Anker独自規格) VoltageBoost(Anker独自規格) Quick Charge3.0 (Qualcomm) |
インターフェイス | USB/TypeA×1 Micro USB×1 |
サイズ[縦×横×奥行き] | 約100mmx 63mmx 22mm |
重量 | 198g |
カラー | Black/WHITE |
同梱物 | Micro USB×1 バッテリー用ポーチ×1 取扱説明書 18ヶ月保証カード |
「PowerCore II 10000」比べると少し縦長になった点と重量も少し増えています。
また、「PowerIQ」と「VoltageBoost」に加え「Quick Charge3.0」が搭載されたことによって最大24Wの出力を出すことが出来るので、幅広い機種に対して最適な充電が可能です。
Anker「PowerCore Speed 10000 QC」のデザイン
次は、Anker「Power CoreSpeed 10000 QC」の開封からデザインまで見ていきます。
白と青をベースとした「外箱」
外箱自体はしっかりしていて、硬く頑丈なのですがAnker「PowerCore II 10000」の気合の入った外箱と比べると見劣りしてしまいますね…。
しっかりと梱包されている「内箱」
外箱にはテープなどで止めてある箇所がなかったので、比較的簡単に開封する事ができました。
統一感のある「同梱物」
Anker「PowerCore Speed 10000 QC」の同梱物は以下の通り。
- モバイルバッテリー本体×1
- USB/TypeA/-microUSBケーブル×1
- バッテリー用ポーチ×1
- 取扱説明書×1
- 18ヶ月保証カード×1(注文番号が保証書の代わりとなっています)
全て黒なので統一感がありますね。
THEシンプルな「本体デザイン」
Anker「PowerCore II 10000」には質感が劣りますが、シンプルで握りやすくなっています。
電池残量も4段階で確認でき、表示ランプは濃い目の青で点灯するので見た目は勿論視認性もかなり良いです。
Quick Charge3.0の刻印がある「インターフェイス」
USBの差込口の近くに「Quick Charge3.0」のマークが記載されています。
「Quick Charge3.0」が使えるのと使えないのでは、利便性に差が出るので結構重要です。
PSEマークもしっかり入った丸みのある「本体背面」
Ankerなので当たり前ですが、PSEや「Quick Charge3.0」の記載もしっかりと入っています。
PowerCore II 10000とPower Plus 3の「比較」
見た目はAnker「PowerCore Speed 10000 QC」の方がAnker「PowerCore II 10000」より気持ち大きく感じます。
ちなみにCheeroの「Power Plus 3」はだいぶ大きいです。(笑)
視認性は標準的な「LEDインジケーター」
「Quick Charge3.0」でUSB/TypeAの出力端子につないだ状態です。
バッテリー残量を示すインジケーターは4段階で、視認性は標準的。
個人的にはもう少し輝度欲しいところ。
少しおデブな「重量」
公式では約198gと記載されていたのですが…、私のAnker「PowerCore Speed 10000 QC」ちゃんは少しおデブのようです…ぬぐぐ…。
Anker「PowerCore Speed 10000 QC」の入出力端子と使い方
続いてAnker「PowerCore Speed 10000 QC」使い方の紹介や電圧と電流のチェックをしていきます。
使い方
Anker 「PowerCore Speed 10000 QC」の使い方はシンプルです。
Anker「PowerCore II 10000」と同様に入力端子がmicroUSB、出力端子がUSB/TypeAと分かれています。
「Quick Charge3.0」に対応していないデバイスでも「PowerIQ」が出力先のデバイスを判断して最適化してくれるので楽ちんです。
電圧と電流チェック
今回も「USB電流電圧テスター」で電圧と電流を確認してみました。
上記画像は、Anker「PowerCore II 10000」をレビューした時と同様に出力先のデバイスにスマートフォンのXiaomi Mi 8 Lite(※バッテリー容量 3350mAh)をバッテリー残量73%で計測したところです。
Anker 「PowerCore Speed 10000 QC」は電圧[6.64V]、電流[2.24A]となり14W超え!
「Quick Charge3.0」に恥じない出力でしょう!
Anker「PowerCore Speed 10000 QC」3つのメリット
Anker 「PowerCore Speed 10000 QC」のメリットは3つです。
- 本体が小さく邪魔にならない
- 「Quick Charge3.0」よる急速充電
- 「PowerIQ」で多くのデバイスで最適な充電が可能
まずは本体が小さく邪魔にならないですね。
持ち運びにも便利ですが、ゲームの時など「スマートフォンを使いながら充電したい」といった時コンセントをつないだ場合だと行動が限られてしまうので、コンパクトに持ち運び出来るのは良いです。
もちろん「Quick Charge3.0」よる急速充電も魅力ですが、未対応のデバイスでも「PowerIQ」のお蔭で通常よりも効率よく充電できます。
Anker「PowerCore Speed 10000 QC」2つのデメリット
Anker「PowerCore Speed 10000 QC」のデメリットは2つです。
①入力が10Wまでなので遅い
②デザインと質感がもう少し欲しい
「Quick Charge3.0」対応しているので出力は問題有りませんが、入力が最大10Wまでと低いのでモバイルバッテリーの充電には時間がかかります。
また、Anker「PowerCore II 10000」のストライプペッシュのデザインが滑りにくく、質感も良かったのでAnker 「PowerCore Speed 10000 QC」も旧モデルということもありここはちょっと残念ポイント。
Anker「PowerCore Speed 10000 QC」がおすすめの人
Anker 「PowerCore Speed 10000 QC」は、「Quick Charge3.0」に対応したデバイスを持っている人におすすめです。
というのもAnker「PowerCore II 10000」で対応している「PowerIQ2.0」と実質的に同等の性能でありながら10%以上安く購入する事が可能なコスパモデルだからです。
また、「Quick Charge3.0」に対応していない「PowerCore Speed 10000」との価格差が100円ほどなので明らかにお得ですよね。
Anker「PowerCore Speed 10000 QC」レビューのまとめ
10000mAhと大容量で「Quick Charge3.0」と「PowerIQ」の二段構えで簡単に幅広く充電出来て、値段も3000円前後で買えるので中々コスパの高いAnker 「PowerCore Speed 10000 QC」。
とはいえ、入力の電力が低くモバイルバッテリーへの充電に時間がかかるため、短時間でスマホと本体の充電を繰り返す使い方の場合は避けて方が良いでしょう。