コスパモデルを量産するEarFunからバランスの取れた完全ワイヤレスイヤホン「EarFun Free2S」が登場!
低価格な完全ワイヤレスイヤホンでは質の低いコンパニオンアプリしか使えないことが多い中、使いやすい「EarFun Audio」に対応し、ワイヤレス充電も利用できます。
ということで、この記事ではこの記事では低価格ながらユーザビリティーや音質の高い「EarFun Free2S」の音質や使い勝手をレビューしていきます。
実際に使ってレビューしたモデルの中から抽出しています。
サンプル提供:EarFun
「EarFun Free2S」の概要
「EarFun Free2S」は、低価格で高品質の「EarFun free」シリーズの最新モデル。
既に完成度の高かった前モデルの「EarFun Free 2」では、未対応だったコンパニオンアプリ「EarFun Audio」に対応したことで、操作や音質のカスタマイズが可能になっています。
また、基本スペックはチップセットを含め前モデルほとんど変更がないため、純粋に使い勝手が増したモデルです。
- 60msの低遅延通信
- 左右同時伝送の「TrueWireless Mirroring」対応
- aptX対応
- 10分で100分間再生可能な急速充電対応
- ワイヤレス充電(Qi)対応
- コンパニオンアプリ対応
左右同時伝送について知りたい方は[TWSとは?完全ワイヤレスイヤホンの伝送方式を徹底解説!!]をご覧くださいませ。
「EarFun Free2S」のスペック
商品名 | 「EarFun Free2S」 |
連続再生時間 | 最大7時間 |
ケース込再生時間 | 最大30時間 |
急速充電 | 10分で120分間再生可能 |
Bluetooth | Bluetooth5.2 |
コーデック | aptX/AAC/SBC |
ドライバ | 7mm/ダイナミックドライバー |
タイプ | カナル型 |
左右同時伝送 | TrueWireless Mirroring |
ノイズキャンセリング | 非対応 |
外音取り込み | 非対応 |
通話ノイズキャンセリング | 対応/4マイク |
マルチペアリング | 対応 |
マルチポイント接続 | 非対応 |
インターフェイス | USB/TypeC |
防水性能 | IPX7 |
操作 | タッチセンサー |
連携アプリ/イコライザ | 非対応 |
ワイヤレス充電 | 対応 |
チップセット | QCC3040 |
バッテリー容量 | ケース400mAh |
重量 | 片耳5g 充電ケース37g |
カラー | ブラック |
その他機能 | 特になし |
販売先 | Amazon |
「EarFun Free2S」のハード面はチップセットも含めてほぼ変化なし。
しかし、ドライバーが6mmから7mmに大型化していたり、「EarFun Audio」への対応で音質や操作性が向上しています。
「EarFun Free2S」のデザインチェック
まずは、「EarFun Free2S」のデザインをチェックしていきましょう!
化粧箱
化粧箱はフタミ式で厚みもしっかりしているので、いつも通りの高い質感です。
内側の箱の部分もしっかりした作りで廉価モデル感なし!
イエローをアクセントカラーにしたデザインは「EarFun」感があって統一感でています。
同梱物
- イヤホン本体×1
- 充電ケース×1
- イヤーピース×8
- USB/TypeA-TypeC充電ケーブル×1
- 多言語説明書×1
- クリーニング棒
- サポートカード×1
- アプリ紹介カード
お馴染みのクリーニング棒もしっかり同梱されていました。
また、後述しますがイヤーピースが種類がサイズだけでなく形状が異なるタイプも同梱されています。
本体
「EarFun Free2S」のデザインは前モデル「EarFun Free 2」とほとんど同じでシンプルでベーシックなデザイン。
ただし、「EarFun」ロゴの周辺が光沢加工されているので前モデルより立体感がでて好みです。
背面もオーソドックスな小さいので、フィット感より軽いつけ心地を優先した印象。
イヤーピース
イヤーピースは本体についている分も含めると8種類と前モデルの3倍近い数が同梱されています。
また、サイズだけでなく浅めの形状と深めの形状の2種類があるので密閉感を出したい時は深め、長時間利用する時は浅めなどの使い分けが可能です。
充電ケース
充電ケースはシンプルな形状でマットな質感。
イヤホンは横置きで充電可能で、出っ張っているので取り出しやすそうですが、質感がやや滑りやすいので、取り出しやすさはちょっとマイナスです。
LEDランプ
イヤホン本体のLEDは「EarFun」ロゴの下部で輝度は高くありませんが、室内なら十分視認可能。
「EarFun Free2S」は、ワイヤレス充電の「Qi」に対応しているので上記のようにワイヤレス充電可能です。
LEDは本体正面で、充電中は赤く点滅します。
また、インジケーターは色で確認することができます。
- 緑点灯→30%以上
- オレンジ点灯→30%以下
- 赤点灯→10%未満
重量
「EarFun Free2S」の重量は実測値で、
- イヤホン本体:10g
- 充電ケース:37g
- 合計:46g
とサイズや連続再生時間を加味するとやや軽量なレベルです。
連続再生時間は7時間、ケース込で30時間なので、実用面で不便に感じることはないでしょう。
「EarFun Free2S」の設定と使い方
続いて、「EarFun Free2S」のペアリング方法とタッチセンサーを用いた音楽や通話関連のコマンドを解説していきます。
ペアリング方法
「EarFun Free2S」は、充電ケースを開くとペアリングモードに入ります。
イヤホンのステム上部の青点滅を確認したらあとはスマホ側で設定するだけ!
また、ペアリングをリセットして再接続する場合は、
- イヤホン本体をケースに入れる
- ケースを空けたまま充電ケースを裏側のボタンを8秒以上押す
- 紫色の点滅を確認(この時点でリセット)
の手順でリセットできます。
Androidのペアリング手順
Androidスマホから以下の手順でペアリングをお試しくださいませ。
- 充電ケースを開く
- [設定]を開く
- [Bluetooth]を選択
- [新しいデバイスとペア設定]を選択
- [「EarFun Free2S」]を選択
- [ペア設定をする]を選択
iPhoneのペリング手順
iPhoneなどのiOSデバイスで「EarFun Free2S」をペアリングする場合は以下の手順です。
- 充電ケースを開く
- 本体[設定]
- [Bluetooth]をON
- [その他のデバイス]を選択
- [「EarFun Free2S」]を選択
- [ペア設定をする]を選択
操作方法
「EarFun Free2S」のタッチセンサーは、「EarFun」ロゴの部分。
感度やサイズが良いので、コマンドを覚えればスムーズに使うことができます。
また、コンパニオンアプリの「EarFun Audio」から一部設定を入れ替えや変更ができるので、自分の好みで変更しましょう。
音楽再生関連の操作一覧
音楽を再生 / 一時停止 | 左右どちらか2回タップ |
次の曲へ | 右側を3回タップ |
前の曲へ | 左側を3回タップ |
音量を上げる | 右側を1回タップ |
音量を下げる | 左側を1回タップ |
デフォルトの設定は上記の通り。
欲しいコマンドは人取り利用できるので、他のイヤホンを使い分けしてたり乗り換えなどではない限りこのままでも使い勝手は良好。
通話や電源関連の操作一覧
電話に出る | 左右どちらか2回タップ |
電話を切る | 左右どちらか2回タップ |
着信拒否 | 左右どちらかを2秒ロングタッチ |
音声アシスタント | 右を2秒ロングタッチ |
ゲームモード | 左を2秒ロングタッチ |
通話関連のコマンドは「EarFun Audio」を使ってもカスタマイズできないので、覚えておきましょう。
「EarFun Free2S」のコンパニオンアプリ
「EarFun Free2S」はコンパニオンアプリの「EarFun Audio」に対応!
「EarFun Audio」では、
- イコライザー
- キーのカスタマイズ
- ゲームモードの切り替え
- フォームウェアのアップデート
などが利用できるので購入したらすぐにGoogle PlayやApp Storeからインストールして利用しましょう!
「EarFun Free2S」の音質
「EarFun Free2S」の音質は、「EarFun Free」シリーズの中低音をやや強くマイルド音質をベースに高音域の解像度が大幅に改善されているので、合わせてクリア感や音場が良くなりバランスの取れた音質です。
そのため、苦手なジャンルがなくなりオールジャンルの音楽を楽しめる仕上がりになっています。
- 中低音がやや強いフラットな特性
- 高音域の解像度も高いのでクリア感とのバランスが取れている
- バランスの良い派手さがある
「EarFun Free2S」の使用感
それでは「EarFun Free2S」を使った使用感をまとめていきます。
結論からいうと既に完成度の高かった前モデル「EarFun Free 2」からコンパニオンアプリに対応し音質も更に改善されているので、同価格帯ではトップクラスに完成度の高いモデルです。
特に音質の改善が顕著で、イコライザーを使って周波数特性を変えれば好みの音質にできるため前モデルからの乗り換えも有り!といえるレベルです。
ただし、「EarFun」シリーズでみると、+1,000円前後でノイズキャンセルやマルチポイントに対応した「EarFun Air S」が有るのでカニバっている印象もあります。
装着感
初代の「EarFun Free」と比べると「EarFun Free2S」はフィット感では大きく劣りますが、コンパクトで軽量のため、軽いつけ心地となっています。
また、イヤーピースの2種類のことなる形状を付け替えることで密閉感を重視したり、軽さを重視したり、フレキシブルに対応できるので、高評価です!
通話音質
「EarFun」はどのモデルでも通話音質は高いのですが、「EarFun Air S」とくらべても遜色ないので屋内はもちろん、屋外でも快適に利用できます。
音ズレ
YouTubeなどでの動画視聴では音ズレを感じることはほとんどありません。
また、通常200msのレイテンシーを60msまで下げるゲームモードの場合、動画視聴などでは意識しても音ズレを感じることは難しいでしょう。
「EarFun Free2S」がおすすめの人
「EarFun Free2S」は、
- 5,000円前後で音質を求める人
- 急速充電やワイヤレス充電、左右同時伝送など使い勝手を重視する人
- 操作性や周波数特性をカスタマイズしたい人
- ノイズキャンセリングは必要ない人
といった条件を満たす人におすすめです。
ノイズキャンセリングに対応してないことを除けば、全部入りでコンパニオンアプリの使い勝手も良いので、初めて買う人や「EarFun Free 2」からの乗り換えなど満足が行く買い物になるでしょう。
「EarFun Free2S」のレビューまとめ
「EarFun Free2S」は、
- 高音質
- 急速充電
- ワイヤレス充電
- 左右同時伝送
- コンパニオンアプリ
に対応していて、コンパニオンアプリの質も高いので低価格帯で音質や使い勝手を求める人にはコスパの高いモデルになるでしょう。
一方、ノイズキャンセリングには対応していないので+1,000円前後でノイズキャンセリングや外音取込、マルチポイントに対応した「EarFun Air S」の方がコスパでは上回ります。
また、もっと安いモデルを求める場合は「EarFun Free Mini」なども選択肢に入れるのも有り!