少し前までメンブレンキーボードを使用していましたが、エンターキーが使い物にならなくなったので以前から気になっていた、Havitの薄型青軸メカニカルキーボード「HV KB395L JP」を購入しました。
メカニカルキーボードの中でも特徴の強い青軸なので不安もありましたが、結果的には私に見事にハマり超絶使いやすかったです。
という事で、今回はメカニカルでは珍しい薄型青軸メカニカルキーボード「HV KB395L JP」をがっつりレビューしていきます!
また、薄型の赤軸バージョンのメカニカルキーボードに興味がある方はこちらを御覧ください!
Havit メカニカルキーボード「HV KB395L JP」の概要と特長
Havit メカニカルキーボード「HV KB395L JP」は、メカニカルキーボードの中でも珍しいKailh製のロープロファイル青軸を採用したモデルです。
ミスタイプを抑えるシリンドリカルとステップスカルプチャー構造に安定したタイピングを可能にしています。
また、ロープロファイルの青軸はRazerのキースイッチを製造するKailh製を採用し地味ながら安定感も抜群。
金属製の筐体に加えて、LEDの点灯や色の変更も可能で10,000円切る圧倒的コストパフォーマンスを誇るメカニカルキーボードに仕上がっています。
- ロープロファイルで高速タイピングにも最適
- 青軸メカニカル+金属筐体で10,000円を切るコスパ
- LEDの点灯をオリジナルで作ることが可能
Havit メカニカルキーボード「HV KB395L JP」のスペック
Havit メカニカルキーボード「HV KB395L JP」 | |
テンキー | 有り |
キースイッチ | Kailh ロープロファイルスイッチ(青軸) |
インターフェース | micro USB(Micro B) |
キー配列 | 日本語108キー |
押下圧 | 55.0±10g |
キーストローク | 3mm |
アクチュエーションポイント | 1.5mm |
耐久性 | 約5.000万回 |
Winキーロック | 有り |
バックライト搭載 | 有り |
ケーブル | 有線 |
ケーブルの長さ | 180cm |
高さ・幅・奥行き | 126mm×436mm×22.8mm |
重量 | 520g |
角度調整 | 有り |
対応OS | Windows 10/8.1/8/7/Vista |
スペック面で一般的な青軸との大きな違いは、アクチュエーションポイントが1.5mmと低くなっている点でしょう。
メカニカルキーボードは底打ちの必要がないので、アクチュエーションポイントの低さと相まって、超薄型のパンタグラフキーボードからの乗り換えでもそれほど違和感なく使うことができると思います。
Havit メカニカルキーボード「HV KB395L JP」のデザインチェック
それでは、Havit メカニカルキーボード「HV KB395L JP」のデザインを開封から見ていきましょう!
質感がペラペラな「外箱」
黒のカバーで覆われた中に赤い外箱が入れられており、取り出すと上の写真の様な感じ。
赤と黒の相性はよく、スタイリッシュで格好良いですが、少し残念なのがカバーと「外箱」の質感がペラペラな点。
もう少ししっかりとした素材に変える事で、見た目の満足感も変わる気がします。
シンプルな本体と「付属品」
Havit メカニカルキーボード「HV KB395L JP」の同梱物は以下の通り。
- 説明書×1
- キーボード本体×1
- USBケーブル×1
箱から取り出すと中身はそれほど多くはなく、同梱物も無理やり詰め込まれていないので、スムーズに取り出すことが可能でした。
高級感のあるエッジの「加工」
本体は金属製で全体的に黒を貴重したデザインになっており、フチにチラリと見えるシルバーが高級感を出しくれます。
黒なので汚れも目立ちにくいですね。
また、金属製の筐体だけに剛性感も強くキーボード本体がたわむといった心配も一切ありません。
滑り止め防止の「背面ゴム」
上の写真が本体裏側の部分。
裏側は比較的シンプルな作りで、四隅をゴムでしっかりと抑える構造になっているため、強めのタイピングでも滑る心配ありません。
ステップスカルプチャーな「側面」
キーの傾斜には人間工学に基づいたステップスカルプチャー構造、キートップにはシリンドリカル構造を取り入れているので、打ちミスや疲れを軽減してくれます。
実際にタイピングしてみるとポジションの確保がしやすく、指に軽くフィットするので安定化があり、疲れも感じにくかったです。
掃除のしやすいロープロファイルな「キースイッチ」
上の写真がキースイッチ部分。
見た目通り一般的なメカニカルキーボードより薄い作りです。
Kailh ロープロファイルキースイッチと呼ばれるスイッチになっており、青軸なのでアクチュエーションポイントで「カチッ」と音がなり、しっかり入力出来ているという感触がえられます。
薄型の「キーキャップ」
実際に通常のキーキャップと並べて見ても大きさの違いがよくわかります。
「HV KB395L JP」のキーキャップは、6mmと薄く通常のキーキャップの半分ぐらいの大きさです。
Havit メカニカルキーボード「HV KB395L JP」の打鍵感と打鍵音
青軸キーボードと言えば打鍵感と打鍵音が気になる人も多いでしょう。
結論から先に言いうと、打ち心地はとても良く「今まで使っていたキーボードはなんだったんだ…」と思うほど!
打鍵感は、軽いタッチにもかかわらず「カチッ」と鳴る音とともにしっかりとクリック感があるので心地良いです。
キーストロークが3.0mmと浅めでアクチュエーションポイントが1.5mmと、ロープロファイル設計のためかスペック上の表記より押下圧は軽く感じます。
また、キーストロークが浅いことで打ちミスの心配がありましたが、シリンドリカル構造のおかげでポジションが取りやすく、キーのくぼみがいい感じにフィットしているので思ったほど打ちミスは起こりませんでした。
打鍵音は、青軸特有の「カチッ」っという音がしますが、一般的な青軸キーボードに比べて比較的音量は小さめです。
そのため、周りに神経質な人がいなければ人前でも使うことが可能なレベルの打鍵音となっています。
- 軽いタッチでクリック感が心地よい
- ロープロファイル設計の影響でスペック上より押下圧が軽く感じられる
- シリンドリカル構造でポジションが取りやすい
- 一般的な青軸よりも音量は小さめ
Havit メカニカルキーボード「HV KB395L JP」の発光パターン設定
Havit メカニカルキーボード「HV KB395L JP」は点灯カラーと発光パターンも豊富です。
明るさの調整、エフェクトの変更や方向設定、パターンの保存や適用の可能なので、この機能を使えば自分だけのオリジナルのパターンも作る事が可能!
参考程度に全ての発光パターンの設定をご紹介します。
流れるような「上下のウェーブ」
Fn+F6キーを入力後にFnキー+↑キーで上から下へ流れるように点灯し、Fnキー+↓キーで逆に下から上に流れるように点灯します。
波の様に流れる「左右ウェーブ」
Fn+F6キーを入力後にFnキー+←キーで右から左へ流れるように点灯し、Fnキー+→キーで逆左にからに右に流れるように点灯します。
打ち込んだキーが点灯しながら広がる「スプレッド」
Fnキー+F7キーで打ち込んだキーから広がって周りのキーがランダムに点灯します。
写真ではIキーを打ち込んだ後の様子です。
左上から順に点灯する「巡回」
Fnキー+F8キーで左上から右に向かって蛇が這うように点灯し、右下まで到達すると別の色となってまた左上から点灯していきます。
雨が落ちるような点灯をする「レインモード」
Fnキー+F9キーでランダムに雨が落ちてくるように全体に点灯して消えていきます。
ホタル用に綺麗な「発光」
Fnキー+F10キーでホタルの様に徐々に点灯して消えていきます。
消えた後は次の色に変わって点灯を繰り返します。
個人的にこの点灯の仕方が一番キレイなのでおすすめです。
落ち着いてライトを楽しめる「常時点灯」
「常時点灯」をしているので消える事はありません。
色を変更したい場合はFnキー+F11キーを入力した後に、再度Fnキー+F11キーを押すことで変更可能です。
好きなように点灯を設定できる「カスタムモード」
「カスタムモード」は、上の写真の様に任意で好きなキーに色を点灯させることが可能です。
設定方法は以下の通り。
- Fnキー+F12キーを入力
- F1~F5キーの中から保存場所を決定する
- 点灯させたいキーを選択
- Fnキー+F12を入力して設定を保存する
色の変更は点灯させたキーを再度押すことで変更可能となっています。
使うキーだけを発光させる事で視覚的にも分かりやすく、配色もオリジナルで作れるので、こだわりのある人は「カスタムモード」はおすすめです。
Havit メカニカルキーボード「HV KB395L JP」のメリット
Havit メカニカルキーボード「HV KB395L JP」を実際に2ヶ月ほど使ってみて、メリットと感じた部分を解説していきます。
メカニカルキーボードとは思えない薄さ
特長でもある薄さは、ビジュアル面でも本当に魅力的です!
薄型とはいえ金属製で重厚感がしっかりと感じられ、打鍵の時にたわむ心配もありません。
キーボードのキャップの厚みも普通のメカニカルキーボードよりも7mm小さくしているので、見た目でも薄さを感じられます。
青軸でも軽い打ち心地
キーストロークが3.0mm、アクチュエーションポイントが1.5mmとなっているので引っかかりもなくスムーズに打つ事ができます。
軽い打ち心地なのですが、青軸特有のしっかりと押したクリック感があるのでサクサク打ち込む事が可能。
また、ステップスカルプチャー構造やシリンドリカル構造を取り入れる事によって、素早く打ち込んた際も、打ちミスや疲れを軽減してくれる構造になっているのもポイントが高いです。
汎用性の固い日本語キー配列
キー配列が日本語108キーを選択できるので、USキーボードに慣れてない私には有り難いポイント。
なんだかんだでJISキーボード使っている人のほうが多いですしね。
しかし、薄型の青軸キーボードを探すと、日本語108キー配列の選択肢がかなり少ないので日本語108キーの選択肢があるのは大きなメリットといえるでしょう。
発光パターンが変更出来るLEDのカスタム
自分だけの発光パターンが作れるのでオリジナル感をより出すことができます。
ゲームする時など、必要なキーだけを発光させる事で視覚的にもわかりやすく、LEDの色も変更できる分飽きにくいです。
また、キーストロークとアクチュエーションポイントも低めなので反応が重要なゲーミングキーボードとしても十分使えます。
簡単に出来る掃除
キー自体も取り外しやすいですが、極端な話、エアダスターを使うことで簡単に隙間の掃除が可能です。
はっきりいって掃除のしやすさは最上級といえるでしょう。
Havit メカニカルキーボード「HV KB395L JP」のデメリット
続いて、Havit メカニカルキーボード「HV KB395L JP」のデメリットと感じた部分について解説します。
長時間の利用での疲れ
長時間のタイピングでは、青軸特有のクリック感から人によっては疲れが出てしまう可能性があります。
というのも、赤軸などのリニアで、比較的押下圧が軽いタイプに比べると青軸はクリック感が強いため、青軸のクリック感に慣れていない場合は力が入ってしまうことが予想でからです。
しかし、一般的な青軸に比べ体感的な押下圧は軽くアクチュエーションポイントも低いため赤軸などと比べなければ疲れにくなっています。
有線接続オンリー
無線のキーボードを使っている人にはコードが邪魔に感じてしまうかもしれません。
「HV KB395L JP」の場合、有線での接続しか選択しかないのでここは諦めるしかないですね。
Havit メカニカルキーボード「HV KB395L JP」がおすすめの人
Havit メカニカルキーボード「HV KB395L JP」は、高速タイピングをする人やゲームをする人におすすめです。
というのも、ロープロファイル青軸の低いアクチュエーションポイントのおかげで軽めのタイピングも可能となっており、人間工学に基づいたシリンドリカル構造や、ステップスカルプチャー構造のおかげでタイピング時のミスもおこしにくいからです。
ゲームをする際も、青軸のしっかりと入力した感覚を得られる打鍵感に加えて、キーライトのカスタマイズや任意での点灯など、ゲーム用途でも十分に使用できます。
逆に、クリック感や、青軸特有の打鍵音が苦手な人には全く向いてません。
価格的にも一般的なメンブレンやパンタグラフに比べて高価なので、あまりキーボードを使わない人や拘りがない人にはコスパ的に購入は避けた方が良いでしょう。
とはいえ、品質も高く十分な機能を備えて価格は10,000円以下とコストパフォマンスは非常に良いので、青軸のメカニカルキーボードを試してみたいと思う方は購入しても後悔はしないかと!
Havit メカニカルキーボード「HV KB395L JP」レビューのまとめ
実際に2ヶ月くらい使用してきましたが、結果的に私は十分満足しています。
メカニカルキーボードで薄型の青軸といった少し珍しいタイプですが、薄型なのでデスク周りも圧迫しないし、ミスタイプもしにくいためかなりおすすめです。
また、ゲーミングキーボードとしての十分利用できるので、通常利用とゲームでの利用2つの用途を1つでまかな事が可能!
今まで特に気にせず安物のキーボードを購入していましたが、タイピングするのにここまで違いが出るとは思いませんでした。
これからもし薄型で疲れにくく、タイピングしやすいキーボードを探している人は購入してみる価値が十分ある商品です。