モバイルバッテリーやワイヤレスイヤホンで高いコスパを誇るAnker。
品質も良く値段も安いため、Amazonではランキング上位の常連となっています。
しかし、Amazonでジャンル単位で商品を探していると高確率でAUKEYという語呂感がめちゃくちゃ近いメーカーを目撃しませんか?
名前はだけでなく、ラインナップまで似てるので間違えたり「パクリ?」と思っている人も多いはず!
ということで、今回はAnkerとAUKEYをジャンルごとに比較しながらメーカーの生い立ちや違いを徹底解説していきます。
AnkerとAUKEYの違い
Ankerは売り方的に中華メーカー感を出してないので、Googleの元社員が作ったアメリカのメーカーのイメージがありますが、中国の深センで設立した中国のメーカーです。
同じくAUKEYも深センで設立した中国メーカーで、設立が2005年なので、2011年に設立したAnkerより先に設立しています。
しかし、Ankerの方がマーケティングの上手さから知名度が高く、AUKEYの商号が「徳国傲基国際公司」から「AUKEY」に変わったのが2013年のため「パクリ」のイメージが出てしまったものと思われます。
また、商品のラインナップ的にも非常に近く、「オーディオ、スピーカー、モバイルバッテリー、充電器、USBケーブル、カーアクセサリー、ワイヤレスイヤホン」と殆どの商品で競合。
Ankerしか製品を出してないジャンルとしては、自動掃除機やモバイルプロジェクターがありますが、そのぐらいしか違いがない状態です。
AnkerとAUKEYの比較
それではAnkerとAUKEY共に商品のラインナップに違いが殆どないので、競合している商品をジャンル毎に比較していきます。
比較するジャンルは以下3分野です。
- オーディオ
「完全ワイヤレスイヤホン、ワイヤレスイヤホン、Bluetoothスピーカー - モバイルバッテリー
- 充電器&ケーブル
Ankerのラインナップが豊富な「オーディオ」
「オーディオ」の製品群を比較すると、Ankerの方がラインナップが豊富です。
Ankerは、オーディオジャンルでは「SoundCore」というサブブランドを作るぐらい力を入れていてAmazonのランキングで常に上位に君臨する「Soundcore Liberty Air 2」や圧倒的コスパを誇る「Soundcore Life P2」があるので人気では圧倒的!
対してAUKEYは、「EP-T16S」と「EP-T21」の2機種しか発売していませんが、Anker同様「Aipower」や「KSOUND」のサブブランドで、デザインに優れたANCが付いた高コスパの「EP-K06NC」を出していますが知名度やラインナップで劣ります。
価格だけをみればAUKEYの方が安い傾向はあるものの、音質やバランスを考えると完全ワイヤレスイヤホンの分野ではAnkerを選んだ方が良いでしょう!
また、BluetoothスピーカーもAnkerは「Anker SoundCore」のようなベストセラーモデルを中心にデザイン性にも優れたモデルを多数出していています。
コスパのAUKEYとラインナップのAnker「モバイルバッテリー」
オーディオジャンルと異なりモバイルバッテリーでは、AUKEYがコスパでかなり優位に立ちます。
USB/typeCが主流になってきてからAnkerのモバイルバッテリーは値上げ傾向に有り、同容量で同じ様なスペックのモデルを比較するとAUKEYの方が大幅に安く買えるケースが多いです。
特に最も人気の10,000mAhクラスのAUKEY「PB-Y33」は、残量をLCDのよるデジタル表記、急速充電も18WのPDやQuick Charge3.0に対応しながら3,299円と高いコスパを誇ります。
その他にも無線充電ができるQiに対応したモバイルバテリー、「PB-Y25」が約3,000円など価格の安さは勿論、選択肢豊富です。
対してAnkerは元々モバイルバッテリーで人気が出たメーカーのためラインアップは圧倒的ながら近年は値上げ傾向でスペック的には良くてもコスパ的にはそれほど高くないモデルが増えています。
Anker「PowerCore Speed 10000 QC」などの比較的古い機種では、3,000円未満で購入可能なので安いモデルは残しているものの、USB/typeCには対応していないなどコスパは低いといえるでしょう。
GaN(窒化ガリウム)を採用した双方ハイスペックな「充電器&ケーブル」
「充電器」に関しては、AnkerとAUKEYの双方が低発熱、小型で電力効率に優れた「GaN(窒化ガリウム)」を採用したUSB充電器をいち早く販売。
60W出力が可能なモデルで比較すると同じ価格帯で同等の価格なのでデザインで選ぶのが良いでしょう。
USBケーブルも価格差がないだけでなく、LightningケーブルでもAppleからのMFi認証を両者とも取得しているので安心して購入できます。
また、AnkerもAUKEYも高耐久性のナイロンタイプのUSBケーブルを出しているので断線が多くて困っている方はこちらのタイプがおすすめです。
AnkerとAUKEYのまとめ
似たようなブランド名に似たよなラインナップのAnkerとAUKEYではありますが、良く商品を見ていくとそれぞれジャンルごとに特徴があります。
さすがに、充電器には差があまりないもの、コスパを重視する場合2020年5月時点では、Ankerがイヤホン、AUKEYがモバイルバッテリーと覚えておくと選びやすいと思います。