私は、Anker「SoundBuds Slim+」を2年近く使っています。
「安くて普通に使えて安心出来るAnker製」ってこともあって満足して使っていたのですが、さすがに電池がヘタってきました。
連続使用では、3時間ぐらいが限界…。
同じ物を買おうとしたところ、廉価版の改善版、Anker「SoundBuds Slim」を発見したので安かったこともあり即購入!
ということで、今回はAnker「SoundBuds Slim」の改善版を改善前のモデルとなにが変わったのか、Anker「SoundBuds Slim+」とはどこが違うのかを交えてレビューしていきます。
実際に使ってレビューしたモデルの中から抽出しています。
Anker「SoundBuds Slim」改善版の概要
Anker「SoundBuds Slim」の改善版は、Bluetooth 5.0と10時間連続再生を2,000円台の激安価格で提供するワイヤレスイヤホンです。
ワイヤレスイヤホンの中ではイヤー部分のサイズが小さめなので大きいタイプが嫌いな人にも適しています。
また、IPX7防水まで対応していて、汗や水に強いため、ランニングなどのスポーツ利用にも適していますね。
実際、お風呂で試してみても問題なく使えているので、よほどのことがない限り水が原因で壊れることはないでしょう。
また、、18ヶ月の保証がついているので、長期間安心して利用可能です。
- 2,000円台の低価格イヤホン
- 連続再生時間10時間
- IPX7防水対応
Anker「SoundBuds Slim」改善版のスペック
商品名 | Anker「SoundBuds Slim」改善版 |
連続再生時間 | 10時間 |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
コーデック | SBC |
ドライバー | 6mm |
音取り込み | 非対応 |
マルチポイント接続 | 2台まで |
ノイズキャンセリング | 非対応 |
インターフェース | Micro USB |
防水性能 | IPX7 |
重量 | 15g |
販売先 | Amazon |
Anker「SoundBuds Slim」から改善版になることで、以前のモデルから再生時間が3時間、Bluetoothが4.1から5.0に、防水がIPX4からIPX7に大幅に進化を遂げています。
特に再生時間が3時間伸びているにも関わらず、重量が1g軽くなっているのに驚きです。
また、防水性能が上がったことで利用シーンが広がりそう。
ただ、充電がMicro USBなのがちょっと微妙です。
USBtypeCのデバイスが増えているので安いモデルでもそろそろ変更して欲しいところ。
Anker「SoundBuds Slim」改善版のデザインチェック
それでは、Anker「SoundBuds Slim」改善版のデザインをチェックしていきます。
私が使っていたAnker「SoundBuds Slim+」や改善前のモデルとデザイン面に変更はないですが、コード付きのタイプの中ではシンプルで小さいのでかなり好みです。
Ankerの定番の「外箱」
外箱は、Ankerではおなじみのホワイトベースに青のアクセントカラーのデザイン。
特別高級感はありませんが、安いモデルでもいつも同じクオリティー維持してくれています。
豊富なイヤーチップを備える「同梱物」
Anker「SoundBuds Slim」の同梱物は、以下の通り。
- イヤホン本体×1
- イヤーチップ×5
- イヤーウイング×3
- シャツクリップ×1
- microUSBケーブル×1
- トラベルポーチ×1
- 取り扱い説明書
また、シャツクリップが同梱されているのでコードが邪魔な人に重宝するでしょう。
その他に上記写真の本体に下のトラベルポーチが同梱されていているのですが、よくあるケース型ではなく袋タイプ、マグネットで閉じるので嵩張らず開け締めも楽なので非常に便利。
金属製でシンプルな「本体」
シンプルの一言。
Ankerの印字部分がマグネットになっているので首からぶら下げる時に左右をくっつけておくことができます。
もちろん素材は金属製なので安物って感じはしません。
「イヤーピースとイヤーウィング」
上の写真はMサイズのイヤーウィングをつけているところ。
最初に付いているのがMサイズってこともありますが、私はこのまま利用しています。
写真の通りMサイズでも比較的小さいので耳の小さい人でもSサイズに変えればフィットすると思います。
ちょっとゴツくなった「コントローラー」
コントローラー部分がちょっとデザイン変わってますね。
少しゴツくなっているので以前のデザインの方が好みです。
公式通りの「重量」
公式通りジャスト15g!
どうってことはないのですが、意外と重量がジャストになることが少ないので逆に驚いた(笑)
Anker「SoundBuds Slim」改善版の使い方
デザインのチェックが終わったとこで、Anker「SoundBuds Slim」の使い方をペアリング方法から解説していきます。
ペアリング方法
ペアリングは超簡単!
イヤホンの再生ボタンを押すとブルーのライトが点滅するので、その間にスマホの設定からBluetoothの設定画面をBluetoothを使えるようにします。
そうすると「SoundBuds Slim」とイヤホンの名前がでてくるので、クリック。
最後にペア設定をクリックすることでペアリング完了です。
一度設定してしまえば次から電源を入れるだけでスマホと自動で接続します。
Bluetoothのペアリングや接続できない時の解決方法を徹底解説!!
操作方法
Anker「SoundBuds Slim」はジェスチャー操作などないので感覚的に操作できると思います。
主な操作方法は下記の5つです。
- 電源のオン/オフ→1秒長押し/3秒長押し
- 再生や停止は真ん中の再生ボタン
- 曲を飛ばす時は+又は-を1秒程度長押し
- 着信が来た場合再生ボタンで受け、再生ボタン長押しで拒否
- Googleアシスタントの起動は再生ボタン約1秒間だけ押す
Anker「SoundBuds Slim」改善版の音質
イヤホンの本丸の音質は、好みもありますが良いとはいえません。
まーこの価格帯なので期待している人も少ないと思いますが…。
音のバランスは低音が弱いです。
EDMは、もちろんR&Bなどを中心に音楽を楽しむ人とはちょっと相性が悪い気がしますね。
かといって高音が綺麗に伸びるかというとそうでもないので値段を考えれば十分ってレベルでしょう。
ただ、バランスは悪くないしフラットに近いので極端に低音が重要になってくるEDM系統の音楽を除けばそれなりに聞けると思います。
音質だけならSONY「WI-C310」の方が全音域で解像感も高く音も伸びるのでおすすめ。
- 低音が弱め
- 音場が狭い
- クリア感に欠ける
Anker「SoundBuds Slim」改善版の使用感
それでは、イヤホンの最も重要な部分の音質と使用感についてまとめていきます。
バッチリフィットする「装着感」
Anker「SoundBuds Slim」改善版の装着感は高め。
イヤーピースをSサイズ、イヤーウィングをMサイズで装着すると文句なしにフィットします。
また、イヤホン自体の重量も軽いので長時間つけていても負担に感じることが少ないです。
イヤーピースやイヤーウィングは、同梱されているものだけでも、15パターン試せるため、多くの人がフィットする組み合わせを見つけられるでしょう。
1~2秒ほどの「接続速度」
スマホとの接続速度は、全く問題ないレベル。
AirPodsとiPhoneの接続スピードに比べると落ちますが、あれは最速レベルですからね。
ちなみにだいたい1~2秒ぐらいで繋がってくれます。
ただ、スマホ(Xiaomi MiA 2)との相性なのか、10回に1回ぐらい接続しないことがあるので、こういった場合はスマホのBluetoothを1回切って再度ONにすると繋がります。
スマホが原因なのかイヤホンが原因なのか特定が出来ませんが急いでる時はちょっと困ったもんです(笑)
安定感のある「接続の安定性」
ワイヤレスイヤホンの鬼門、接続の安定性。
Anker「SoundBuds Slim」改善版の安定性は結構高いです。
基本的に切れることはありません。
満員電車や人口密集地でも切断されることは今の所ないので満足しているのですが、時たま「プツ」「プツ」っと不安定な状態になることがありますね。
Anker「SoundBuds Slim+」の時でも同様ですが、新宿駅の山手線ホームが謎に発生頻度が高いです。
今の所それ以外で切断や不安定になることはないので実利用面での不便さを感じることは少ないと思います。
強風時に風の音が入り込む「通話音質」
通話音質はあまり良くありませんね。
とはいえ、相手の声の解像感は高くないものの音自体は聞き取りやすく使っていて困ることはないですし、外だとカナル型のイヤホンなので周りの音をブロックしてくれる分普通に通話するより楽に聞き取れます。
ただし、CVCが付いているとはいえ強風時は風の音がかなり入り込んでしまい、相手にこちらの声が聞こえないなど言われることあったので気をつけましょう。
首掛けでいつでも使える「マグネットは便利」
Anker「SoundBuds Slim」改善版は、コード付きタイプなのでAirPodsなどの完全ワイヤレスイヤホンより利便性が落ちると思われがちですがそうとも限りませんよ!
コンビニなどで片耳外す時などそのままぶら下げておけますし、なにより1回の連続利用時間が長いので1日接続状態で使うことができます。
そのため、電話なども首からぶら下がっているイヤホンを耳につけるだけなので逆に利便性が高いです。
唯一注意が必要なのが冬の時期。
というのも、私の場合冬の外出時マフラーを使うのですが、マフラーの下にすると取りにくいし、上に持ってくるとマグネットが外れて落とすときあるし、音楽を聞いていても歩いているとたまに左右のどちらかに引っ張られてイヤホンが外れてしまうことも…。
そのため、マフラーを使う時期は完全ワイヤレスイヤホンにした方が利便性が高いかなと思っています。
意外と少ない「遅延」
低価格の完全ワイヤレスイヤホンなどでよく起きる動画を見た時の音のズレ。
Anker「SoundBuds Slim」改善版は、コーデックがSBCだけなのでかなり不安でしたが、YouTubeを見ていても思ったよりは音のズレを感じません。
2,000円台の安いモデルなのである意味期待以上した。
とはいえ、aptXに対応しているAnker「SoundBuds Slim+」と比べると若干、遅延(レイテンシー)があるのでゲームや顔がアップになる動画は不向きです。
遅延などに影響するコーデックについて詳しく知りたい場合は[Bluetoothのコーデックの音質と確認方法を徹底解説!!]をご覧くださいませ。
Anker「SoundBuds Slim」改善版がおすすめの人
Anker「SoundBuds Slim」改善版は、低価格でバランスの良い音の調整と音ズレしない特長があるので、J-POPやYouTubeなどのコンテンツを中心に利用する人におすすめです。
特に音質にそこまで拘る必要ないコンテンツが多いYouTubeなどは音ズレもしないしスマホよりバッテリー持ちが良いのでかなり相性が良いです。
逆に当たり前ですが、音質に拘る人にはおすすめ出来ませんね。
イヤホン自体のクオリティー以前に、aptXやapyX HDなどのコーデックはもちろん音質的にもAACにも対応していないのでいわずもがな…。
とはいえ、首掛けで通話をメインに使うといった使い方にも最適なので音質や完全ワイヤレスに拘るといった人でなければおすすめです。
Anker「SoundBuds Slim」改善版のまとめ
Anker「SoundBuds Slim」改善版の使って最も優れていると感じたところは連続再生時間圧倒的長いところ。
1日10時間も音楽聞く人は稀だと思うので使い方にもよりますが2日使うことも可能です。
私の場合は1日2時間ほどの音楽視聴と通話がメインなので1日は首にぶら下げっぱなしで余裕で使えます。
ただ、公式情報に記載がないので不明ながら、コーデックがSBCにしか対応してない点がマイナスですね。