モバイルバッテリー

モバイルバッテリーの寿命を判断する方法を徹底解説!!

モバイルバッテリーの寿命を判断する方法を徹底解説!!

モバイルバッテリーを使って1年をすぎるとスマートフォンなどと同様に、当初より充電ができないと感じることが増えてきますよね。

今までスマートフォンを2回以上フル充電できていたのに、1回しかフル充電できなくなってしまうなら…残念ながら寿命です。

より長く安全に利用するためにも今回はモバイルバッテリーの寿命の判断や、寿命がどのように決められているのかを徹底解説していきます。

モバイルバッテリーの寿命は?

モバイルバッテリーの寿命は?

そもそも現在のモバイルバッテリーの大半は、リチウムイオンバッテリが使われています。

リチウムイオンのモバイルバッテリーの寿命は、一部の製品を除き多くの製品が500回の充放電サイクルで60%を切る仕様です。

そのため、バッテリーの充電容量が60%を切るタイミングが一般的には寿命とみなされます。

とはいえ、寿命を迎えても全く使えなくなるわけではなく、普通に利用できてしまうのでバッテリーの減りを体感で感じるまで問題なく利用できるケースが多いです。

また、バッテリーの充電容量が60%切った場合が寿命という設定は、日本産業標準調査会(JIS規格)で定められているので、適合してない場合は「JISマーク」をつけることはできません。

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1サイクルの考え方

先程の500回の充放電サイクルにおける1回のサイクルについては、100%の充放電を行うことで1サイクルとみなされます。

具体的には下記に用になります。

例①[0%]→[100%]=1サイクル
例②[20%]→[60%]+[0%]→[60%]=1サイクル
例③[40%]→[70%]+[80%]→[100%]+[30%]→[80%]=1サイクル

上記のように、必ずしも[0%]→[100%]で1サイクルではなく、充電の合計で100%に達することで1サイクルになります。

モバイルバッテリーの寿命の判断方法

モバイルバッテリーの寿命の確認

モバイルバッテリーを利用して体感的に劣化を感じる場合や充放電のサイクル数を数えてる場合は確認の必要性もないのですが、その他にも寿命や劣化を確認する方法があります。

あまりにも劣化した、リチウムイオンのモバイルバッテリーは発熱や爆発などのリスクもあがるのでしっかり確認しておきましょう!

それでは、モバイルバッテリーが寿命を迎えたかどうか判断する方法をご紹介します。

①本体への充電の時間がかかる

モバイルバッテリー本体への充電に時間がかかるようになってくると、かなり劣化が進んでいること判断できます。

この場合原因として考えられるのが、リチウムイオンバッテリー自体の劣化と充放電を管理するコントローラーの劣化です。

②デバイスへの充電に時間がかかる

デバイスへの充電に時間がかかるようになってしまった場合は、電圧や電流が足りないことが原因なので①と同様リチウムイオンバッテリー自体の劣化とコントローラーの劣化が考えられます。

③モバイルバッテリーが膨らんでいる

ガラケー時代では頻繁に起きたバッテリーの膨らみ、近年のバッテリーではこの様な減少は起きにくくなっていますが膨らみを感じた場合は、利用を中止し買い替えましょう!

また、バッテリーが膨らんでしまう要因としては、リチウムイオンバッテリー内の電解質がガスになってしまうことで膨らむとされています。

④本体の異常な暑さ

モバイルバッテリーを使っていると多少の発熱はつきものですが、極端に熱くなっている場合も劣化が疑われます。

リチウムイオン電池は熱に非常に弱いのでこのような状態になると加速度的に劣化していきます。

そしてとても危険なので即座に利用は止めましょう!

⑤電圧や電流を計る

最後に、USB電流電圧テスターなどを使って電圧を計ることでも劣化しているか判断できます。

というのも、モバイルバッテリーは18650型や21700型のバッテリーセルを数本使っているケースが多いです。

このように複数のセルを使うモバイルバッテリーは、個体差による不具合が起きた場合には、電圧や電流が低い方のセルに合わせるので必然的に通常時より電圧や電流が下がってしまうためです。

判断するには、事前にモバイルバッテリーのデバイスごとの出力状況を把握しておきましょう。

モバイルバッテリーの寿命を伸ばす方法

モバイルバッテリーの劣化を避ける方法

モバイルバッテリーの劣化は、充放電サイクルだけでなく高温化での放置や利用、過充電や過放電によっても劣化が促進してしまいます。

そのため、以下の4つの方法を実践することでバッテリーの寿命を伸ばせる用になりますのでお試しくださいませ。

①残量0やフル充電状態にしない

残量0からフル充電しても、充電の継ぎ足しで利用して100%にしても充放電のサイクルとしては1回とカウントされますが、劣化度合いは大きく変わってしまいます。

というのも、リチウムイオンバッテリーは50%が最も安全性が高く劣化もしない領域となっているためです。

そのため、20%未満や80%以上の領域で充放電を行うと劣化が早まってしまいます。

また、急速充電などの規格でも20%未満や80%以上の領域では、電圧や電流を抑え、低い電力で充電するのこのような特性が生かしています。

ハイブリッドカーなどに使われるバッテリーは、長期利用や安全性を考え40~60%間しか使っていません。

このことからもこの領域でサイクルを回すことで劣化を避けられることがわかりますね!

現実的に40~60%の間で使うのは無理はありますが、できる限り10%未満や90%以上の充放電を避けましょう!

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②充電完了後はプラグを外す

先ほど説明した通り減っては100%近くの充放電は、バッテリーの劣化を早めます。

また、リチウムイオンバッテリーは、放置している状態においても僅かながら電力を放電してしまいます。

そして充電完了後もプラグをつなげて置くことで、バッテリー容量が100%付近で微放電後充電を繰り返してしまいバッテリーの劣化を大幅に早めてしまうのです。

そのため、モバイルバッテリーの充電完了後も充電を挿しっぱなしなどはやめてプラグは外しておきましょう!

③高温や低温化に置かない

リチウムイオンバッテリーは、高温や低温化に非常に弱いです。

特に高温化での放置や利用は、バッテリーの劣化だけではなく火傷に結びつくような発熱や爆発などの可能性もでてくるの注意が必要になってきます。

特に夏場の車に放置することや、その後すぐ使うなどの行為は劣化を気にする以前に危険ですので絶対に止めましょう!

④長期間放置する場合はバッテリー残量50%前後にする

モバイルバッテリーの利用は、環境の変化などで急に必要なくなったり、あるいは利用頻度が減ることがありますよね。

そんな時、モバイルバッテリーは長期間放置状態となりますが、長期に渡って放置する場合は必ず50%前後のバッテリー残量で放置しましょう!

というのも、リチウムイオンバッテリーは充放電に限らず50%前後が最も安定した状態でありこの状態を維持して置くことで大幅な劣化を避けることが可能です。

モバイルバッテリーの寿命が長いモデル

モバイルバッテリーの寿命が長いモデルを考える時は、2つの見方があります。

1つ目は単純にバッテリー容量が60%を切る充電サイクルが、500回を超える高性能なリチウムイオンバッテリーを搭載したモバイルバッテリーです。

2つ目の見方は、充放電サイクルを減らせる程度のバッテリー容量を搭載したモデルを選ぶという見方です。

これはどういうことか具体的にいうと、現在5,000mAhのバッテリー容量を持つモバイルバッテリーを1日1回充放電を1サイクルで利用しているとします。

これを仮に20,000mAhのモバイルバッテリーに置き換えると4日に1回充放電サイクルすることになるので、単純計算では4倍長く使える計算になります。

とはいえ、バッテリー容量を増やせば重量も増えるので持ち運びを考えるとマイナス面もあります。

それでは、2つの視点からおすすめを1台ずつ紹介していきます。

1,000回の充放電サイクルを備えた SONY「CP-V10BAW」

SONYのモバイルバッテリーSONY「CP-V10BAW」は、一般的なモバイルバッテリーの2倍の充放電サイクルを誇ります。

ただ、充放電サイクルが多いだけでなくパススルー機能もついたハイスペックモデルです。

デザインもカッコいいので値段が折り合えば非常におすすめです。

20,100mAhの容量を備えコスパもバッチリなAnker「PowerCore 20100」

20,100mAhの容量を備えコスパもバッチリなAnker「PowerCore 20100」

モバイルバッテリーといえばAnkerと言われるほど人気の高いAnkerの20,100mAh搭載モデルもおすすめです。

20,100mAhもあるとスマートフォンでの利用では、充放電サイクルをかなり抑えられます。

また、Anker「PowerCore 20100」は、バッテリー容量が大きいだけでなく「PowerIQ 」を搭載することで、殆どのデバイスに関わらず適切な充電が可能です。

価格も比較的安いので安全性と機能を考えるとコスパはかなり高いモデルとなります。

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モバイルバッテリーの寿命のまとめ

モバイルバッテリーやスマートフォンがリチウムイオンバッテリーを利用する限りバッテリーの劣化による寿命を避けることはできません。

ただ、モバイルバッテリーはスマートフォンと比べるとかなり安価なのが救いですね。

また、今回ご紹介した劣化を避ける方法はスマートフォンの場合も有効ですのでぜひお試しくださいませ!

スマートフォンの場合、バッテリーの交換はしにくいですしね…。

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