私は現在Havitの薄型青軸メカニカルキーボード「HV KB395L JP」を使用しているのですが、元々は薄くて見た目も良いパンタグラフキーボードを好んで使用していたので、低価格帯のパンタグラフのキーボードを検索!
探してみるとスマホやタブレット用に比べると、テンキー付きのフルキーボードは意外と種類が少なく選択肢が少ないものの、鉄板が入ったエレコムのパンタグラフキーボードを発見しました。
とういうことで、今回は鉄板で筐体が強化されたエレコムの薄型パンタグラフキーボード「TK-FCP097BK」の打鍵感や使い勝手をレビューしていきます。
エレコム「TK-FCP097BK」の概要と特長
エレコム「TK-FCP097BK」はとにかく薄くて高剛性!
サイズもコンパクトなので剛性感が低そうですが、キートップ下に鉄板を内蔵しているので強くタイピングした時でもたわむ心配もありません。
角度調整こそないですがデフォルトで傾いているので角度調整は必要なく、パンタグラフ方式でデザインもシンプル、かつ12種類のマルチファンクションキーとテンキー付きで仕事用としても十分な機能を備えたキーボードです。
- シンプルでコンパクトな筐体
- 鉄板入りで高剛性
- マルチファンクション機能搭載
エレコム「TK-FCP097BK」のスペック
エレコム「TK-FCP097BK」 | |
テンキー | 有り |
キースイッチ | パンタグラフ |
インターフェース | USB Type-A |
キー配列 | 日本語104 |
押下圧 | 不明 |
キーピッチ | 19mm |
キーストローク | 2.0mm |
角度調節機能 | 無し |
Winキーロック | 不明 |
高さ・幅・奥行き | 21.2mm×367.1mm×127.5mm |
重量 | 約508g※ケーブル含む |
対応OS | Windows 10/8.1/8/7/XP /macOS HighSierra(10.13) |
押下圧の記載が公式でなかったのが残念ですが、キーストロークが2.0mmと非常に短いです。
薄くてコンパクトな外見とは異なりケーブルを含んで約508gとやや重く感じますが、キートップ下に鉄板が仕込んであるのを考えると仕方ない気がします。
この鉄板のおかげで薄型メンブレンでも強めに底打ちしても剛性感の強い仕上がりになっているって感じですね。
エレコム「TK-FCP097BK」のデザイン
まずは、エレコム「TK-FCP097BK」のデザインを開封と一緒に見ていきましょう!
小さくコンパクトな「外箱」
一般的なキーボードの外箱より一回り小さくコンパクトな外箱になっています。
白を基調としていて外箱の正面に「超薄型」って主張してますね。(笑)
取り出しやすい「本体」
開封すると中身は写真のような感じです。
ビニールに保護されており、本体がすぐに取り出せる状態になっています。
無駄の一切ない「同梱物」
「TK-FCP097BK」の同梱物は以下の通り。
- キーボード本体×1
- 取り扱い説明書×1
本体と説明書だけと中身はすっきりしています。
保証書がないので少し探したのですが、どうやら購入が証明できるレシートか納品書のどちらかと説明書があれば問題ないようです。
外箱が保証書のタイプは保管が面倒くさいので、私的には好印象。
薄さが実感できる「サイド部分」
上の写真を見てわかると思いますが、サイドから確認すると本体がかなり薄いの事が確認できます。
角度はデフォルトで傾いており、角度調整がなくても打ちづらいといった感じはしませんでした。
排水用の穴がない「裏面」
裏側の写真です。
排水用の穴がないので飲み物をこぼさないように注意が必要ですね。
見た目はシンプルでペッタンコな感じですが、滑り止め用のゴムが6つありしっかりと本体を支えてくれます。
エレコム「TK-FCP097BK」の打鍵感と打鍵音
エレコム「TK-FCP097BK」は高速タイピングに適したキーボードです。
キーストロークが2.0mmとパンタグラフらしく短く、押下圧も感覚的に軽めなことに加えてキーの返りも比較的速いのでタイピングが速い人には相性が非常にいいです。
また、キートップ下に鉄板が入っていることで強めに底打ちしてもたわまず安定感があるのでタイピングが強い人でも心地よくタイピングできると思います。
また、ホームポジション用の「Fキー」と「Jキー」の突起部分はしっかりと感じ取ることが出来るのですが、一部のキーが小さくなっている点やキートップがシリンドリカルになっていないので、慣れるまではタイプミスが出やすいのが難点です。
打鍵音に関してはかなりの静音で、ワンクッションあるような「タンタンタン」といった感じの打鍵音になっています。
そのため、かなり強めにタイピングしてもうるさくなることがないので場所を選ばず利用できるでしょう。
デスクへの響きに関しても本体裏に滑り止め用のゴムが6つあるおかげか振動も分散されかなり静かにタイピングできます。
また、動画で撮影機材の影響で高音が結構響いていますが、実際はかなり静音で高音が響くことはありません。
- 重くて速い返りで高速タイピング向き
- 1部キー配置が独特で慣れが必要
- パンタグラフにしては高音が響かず小音量
エレコム「TK-FCP097BK」のメリット
エレコム「TK-FCP097BK」のメリットは以下の3つです。
コンパクトで薄型
エレコム「TK-FCP097BK」一番の魅力と言ってもいいのがコンパクトで薄型な点!
ただ単純にコンパクトで薄型なだけではなく、薄くする事で起きるタイピング時の本体のたわみを鉄板を入れることで一切感じさせません。
キーピッチも2.0mmと浅く軽やかにタイピングできキーの戻りも速いです。
また、「BackSpaceキー」も大きいので高速タイピングをする人には非常に相性が良いでしょう。
パンタグラフでテンキーが付いている
最近は低価格のパンタグラフキーボードはスマホやタブレット用の物が多く、PC用でテンキー付きが意外と見つからないんです…。
そんな中Amazonでも1,500円前後で売られているので、パンタグラフキーボードが好きな人はお試しで買う事も可能な価格帯です。
Windows OSとMac OSに最適化したモードがある
Windows OSだけでなくMac OSにも最適化させるモードがあるのも嬉しいポイントですね。
といのも、OSによってキーボードの配置が微妙に違い、Windows OS用のキーボードでMac OSを使用しようとすると、キー配置違うのでキーの場所によっては違う入力になってしまいストレスの原因になることも…。
しかし、このモード切り替える事でキー配列のストレスを解消してくれます。
ちなみに、切替方法は簡単でWindows=「Fnキー」+「Qキー」Mac=「Fnキー」+「Wキー」で切り替え可能です。
切り替えるとキーボード本体の右上の「Scroll」のランプがWindows=1回点滅、Mac=2回点滅します。
エレコム「TK-FCP097BK」のデメリット
エレコム「TK-FCP097BK」のデメリットは以下の1つです。
一部のキーが小さくなっている
非常に残念なのが一部のキーが小さくなることでタイプミスや打ちづらさを感じます。
特に本体をコンパクトするために犠牲になってしまった「カギ括弧キー」や「ーキー」や「矢印キー」を頻繁に使用する人には慣れるまではちょっと大変かもしれません…。
また、十字キーの配置も「Enterキー」下部に置かれているためフルサイズのキーボードからの移行だと若干利便性にかけてしまう部分もあります。
エレコム「TK-FCP097BK」がおすすめの人
エレコム「TK-FCP097BK」は、パンタグラフのコンパクトで薄型なキーボードを探している人や高速タイピングをする人におすすめです。
公式も「超薄型」と言うだけに本当にコンパクトで薄いです。
強くタイピングした時でもキーボード本体がたわむことなく安定していますし、キーストロークが2.0mmと短く軽めの押下圧なので長時間のタイピングにも向いています。
また、打鍵音も静音なので強めのタイピングする人でも周りに迷惑かけずに利用できるので割と万能なキーボードと言えるでしょう。
しかし、コンパクトにする為に一部のキーが小さくなっているので「カギ括弧キー」や「ーキー」や「矢印キー」を頻繁に使用する人には慣れるまで時間がかってしまうので、ストレス耐性が低い人にはおすすめできません。
とはいえパンタグラフでテンキー付き、コンパクト、薄型、低価格のため、
PC用でパンタグラフキーボードを探している人にはお魅力は十分かと!
エレコム「TK-FCP097BK」レビューのまとめ
普段はメカニカルやメンブレンを良く使用しているせいか、今回のパンタグラフのエレコム「TK-FCP097BK」は凄く薄く感じましたね…。
鉄板が入っているおかげでタイピングも安定し、また重量感もあるのでとても低価格帯のパンタグラフキーボードとは思えない出来でした。
今後はモバイル用だけでなくPC用の低価格パンタグラフもドンドン出してくれると個人的には嬉しいです。