バッファロー「bskbu15bk」を始め格安でも快適に使えるキーボードは多いものの、オーソドックスで古典的なデザインが多く、選択肢が少ないと言わざる終えません。
しかし、格安キーボードにも関わらず、オーソドクスなデザインから抜け出したキーボードが売れ筋ランキング4位のエレコム「tk-ffcm01bk」。
ということで、今回はスクエア型のデザインが目を引くエレコム「tk-ffcm01bk」をレビューしていきます!
エレコム「tk-ffcm01bk」の概要と特長
エレコム「tk-ffcm01bk」は、1,000円未満では珍しいスクエア型でコンパクトながら存在感のあるコンパクトなキーボード。
飲み物などの液体をこぼした時の対策として排水機能も備えているので、こぼしたりする不安のある人に安心の設計です。
また、1,000円を切るキーボードとは思えない質感と堅牢な仕上がりとなっています。
- スクエアでコンパクトな独特のデザイン
- 排水機能搭載
エレコム「tk-ffcm01bk」のスペック
エレコム「tk-ffcm01bk」 | |
テンキー | 有り |
キースイッチ | メンブレン |
インターフェース | USB Type-A |
キー配列 | 日本語109キー |
押下圧 | 不明 |
キーピッチ | 19mm |
キーストローク | 2.8mm |
角度調節機能 | 2段階 |
Winキーロック | 不明 |
高さ・幅・奥行き | 23.7mm×435mm×128mm |
重量 | 約563g |
対応OS | Windows 10/8.1/8/7/Vista/XP |
テンキーを備えたフルピッチのキーボードなので一般的な利用では十分なスペックとなっています。
押下圧は公式サイトで記載されていませんでしたが、私がタイピングした感じでは押下圧が60gのロジクールの「K270」に近い重さなのでやや重めの打鍵感となっています。
外見もしっかりとしているので本当に1,000円とは思えない。
エレコム「tk-ffcm01bk」のデザイン
ここからは、エレコム「tk-ffcm01bk」のデザインを開封から見ていきましょう!
1,000円と言われても納得の「外箱」
外箱はダンボールにプリントされたシールを貼った質素な感じです。
外箱は1,000円未満と言われても驚きませんね。(笑)
同梱物がなく簡単に取り出せる「本体」
本体以外の同梱物がないので箱から取り出す時も簡単に本体が取り出せました。
本体は綺麗にビニール袋に包まれていて傷や汚れなどは一切ありません。
箱のシールにプリントされている「保証書」
エレコム「tk-ffcm01bk」の同梱物は以下の通り。
- キーボード本体×1
- 保証書×1
同梱物が一切ないので気をつけるのは本体を取り出すときに箱の内側に仕舞われている有線のケーブルくらいです。
保証書は箱のシールにプリントされているのでなくさないように保存して起きましょう!
箱が邪魔に感じる人は保証書の部分のシールを切り取ったり、綺麗に剥がすなどして保管するのも良いと思います。
とはいえ、保証書が箱のシールとかユーザビリティーが悪すぎるのでもう少し考えて欲しいものです。
ガッチリ感のあるスクエア型の「サイド部分」
サイドは左側写真のスタンドを建てる前の状態を見てわかるように枠がスクエア型でしっかりしています。
スタンドを建てない状態でも高さがあるので使用することもできますが、スタンドを立てて使用した方が傾斜ができて打ちやすいのでスタンドを建てて使用することをおすすめします。
排水機能を搭載した「裏側」
エレコム「tk-ffcm01bk」には防水機能こそありませんが、排水機能が搭載されています。
裏側はには飲み物などの液体をこぼした時の排水用の穴がついており、流された液体が排水用の穴を通ってすぐに排出されるので拭き取る際も多少楽。
キーボードに誤って液体をこぼしてしまったなんて人もいると思うので、地味にありがたい機能です!
エレコム「tk-ffcm01bk」の打鍵感と打鍵音
エレコム「tk-ffcm01bk」の打ち心地は、スペック的な押下圧が不明ながら60gのロジクールの「K270」に近い重さで「ポコッポコッ」といったスイッチ感があります。
キーの戻りは「K270」より遅いので指に対する疲れはそれほどありません。
また、キーピッチが19mm、キーストロークが2.8mm、そしてキートップがシリンドリカル構造でホームポジションの突起もしっかりしているため、タイピング時に打ちミスが起こりづらく印象です。
打鍵音は本体の構造がスクエア型になっている影響なのかカチャカチャ音が中で響いている感じがします。
音が気になる人や軽めの打鍵感が好みの人には重すぎるのでおすすめはできません。
- 結構重めの打鍵感
- 筐体で反響した感じの籠もった打鍵音で音量は大きめ
エレコム「tk-ffcm01bk」のメリット
エレコム「tk-ffcm01bk」のメリットは以下の3つになります。
スクエア型でコンパクト
スクエア型にすることで本体に無駄がなくシンプル&コンパクトデザイン。
立て掛けたりしやすく、狭い机などでPCを使用している場合、スペース確保がしやすいです。
液体もすぐに流れ出る排水機能
キーボードに液体を流してしまった時も瞬時に排水用の穴から流れ出るので、キーボード内に液体が溜まってしまう事が起きづらくなっています。
中の残った液体を拭き取る際も楽になるので、結構良い機能だと思います。
指で感じ取りやすいホームポジション
価格がそこそこするキーボードでもホームポジションの突起があるのかわからない出来の物も結構ある中、エレコム「tk-ffcm01bk」のホームポジションの突起はしっかりと感じ取ることができます。
タイピング時にホームポジションの突起を確認する人には、わかりやすく突起があるので、キートップのシリンドリカル合わせてタイプミスには有効に機能するでしょう。
エレコム「tk-ffcm01bk」のデメリット
エレコム「tk-ffcm01bk」のデメリットは以下の2つになります。
スタンドを立てずに使用すると「SHIFTキー」が打ちずらい
スタンドを立てずにタイピングした場合、スクエアの筐体が仇になって「SHIFTキー」が本体の枠にあたって打ちづらくなってしまいます。
スタンドを立てて使用することで傾斜ができ多少は解消されますが、構造上キーの位置が高くなっているので、結構打ちづらく人によってはアームレストを利用したほうが良いでしょう。
打鍵感が重いのでやや疲れやすい
私は普段メカニカルキーボードを使っていて底打ちしない打ち方で軽めのタイピングをしているため長時間のタイピングをするには打鍵感が重いので疲れてしまいました。
キートップのシリンドリカルとホームポジションのしっかりとした突起といったメリットがあるだけにこの打鍵感の重さは万人向けではない印象。
ただ、キーの戻りはロジクールの「K270」に比べると弱いので疲れと言う部分は多少マシです。
エレコム「tk-ffcm01bk」がおすすめの人
エレコム「tk-ffcm01bk」は、低価格で変わったデザインを求めている人やコンパクトなキーボードを探している人におすすめです。
一般的なテンキーを備えたキーボードとしても申し分なく使用でき、スクエア型のデザインは、決して1,000円未満のキーボードといった印象を受けません。
逆に、打鍵感が重めが苦手な人や長時間のタイピングする場合は疲れが出やすいのでおすすめできません。
キートップのシリンドリカルとホームポジションのしっかりとした突起のおかげでタイプミスが起こりにくくなっているので打鍵感が重いのが悔やまれます…。
とはいえ、キーボードとして使用するのに押さえるポイントはしっかりと押さえ、更に排水機能も加えて1,000円未満なので、デザインが気に入れば選択肢としては有り!
エレコム「tk-ffcm01bk」レビューのまとめ
エレコム「tk-ffcm01bk」は1,000円未満とは思えない出来のキーボードでした…。
価格的にお試しで購入するのもいいですし、メインで使用しても価格と機能面を考えれば十分納得できるキーボードだと思います。
私が改めて感じたのは、世の中には安くても良い製品が確かにあるってことですね。
これからもそんな製品を引き続き探して見ようと思います。