近年は、スマートフォンの普及でパソコンの利用が減り、仕事などの作業以外はキーボードを使う機会は減ってきています。
とはいえ、仕事で作業する場合や文章を打ち込むなどの作業では、スマートフォンとは比較にならない程キーボードの方が効率的です。
また、キーボードは用途に合わせて様々な種類の製品があるので、自分にあった製品を選ぶのが難しいといった側面も…。
ということで、今回はキーボードを選ぶために必要な情報や選び方と用途別のおすすめキーボードまとめて紹介していきます。
キーボードの選び方
キーボードを選び方は、以下のポイントを知る事で選択をだいぶ絞る事が可能です。
- キースイッチ
- キーストロークとアクチュエーションポイント
- キーピッチ
- キー配列
- 接続方式
これらのポイントに正解はなく、感覚や用途によりベストな使い勝手が大きく異なるので、項目に分けてそれぞれ解説していきます。
打鍵感に最も影響する「キースイッチ」
まずは、キーボードの打鍵感や打鍵音に大きく関わる「キースイッチ」の解説からです。
「キースイッチ」は、キーボードを押す部分の入力判定の方式の事で、大きく分けると以下の4つに分類されます。
- メンブレン方式
- パンタグラフ方式
- メカニカル方式
- 静電容量無線点方式
スイッチ部分は、最も使用感に影響するので自分の用途や好みをしっかり把握していきましょう。
主な価格帯 | メリット | デメリット | |
メンブレン | 1,000~10,000円 | ・ゴムを素材としているため安価 ・薄型なども可能 |
・耐久性が低い ・反発力が弱い ・押下圧が安定していない |
パンタグラフ | 2,000~15,000円 | ・メンブレン同様安価 ・薄型にしやすい ・押加圧が一定 |
・キーの取り外しが難しい ・底打ち感が強い |
メカニカル | 3,000~25,000円 | ・耐久性が高い ・入力の手応えが感じやすい ・正確に打てる ・底打ちの必要がない |
・打鍵音が大きくなりがち ・極薄のキーボードがない ・比較的高い |
静電容量無接点 | 15,000~40,000円 | ・耐久性が高い ・底打ちする必要がないため軽く打てる |
・極薄のキーボードがない ・非常に高い |
とにかく安い「メンブレン方式」
「メンブレン方式」は、上記画像のに見えるラバードームを押すことにより底打ちさせ、接点を作り入力する方式となります。
ラバードームの形状や素材の違いで、[キーの押下圧、戻り、耐久性]を調整し打鍵感や打鍵音を作り出すシンプルな構造。
そのため液体などの水分には比較的強い半面、メカニカルなどに比べ耐久性は劣りますが、構造が単純なので物理的には丈夫な特長を持ちます。
また、多くの製品ではキーが独立していないため、メカニカルキーボードの様に故障した時はキーのみ交換するといったことができません。
薄型に最適化された構造の「パンタグラフ方式」
「パンタグラフ方式」は、メンブレン方式と基本構造は同じです。
しかし、メンブレン方式の構造にプラスして上記写真のような電車の集電装置と同様の形のパンタグラフを採用することで、押下圧を一定に保ち薄型化を実現しています。
そのため、主にノートパソコンに採用され、非常に薄型でキーストロークも浅いため高速打ちに適していますが、慣れるまでミスタッチが増える事も多いです。
また、メンブレン方式と同様に多くの製品でキーが独立していないため、故障時に対象のキーだけ交換するといったことができません。
高い耐久性と打鍵感を誇る「メカニカル方式」
「メカニカル方式」の大きな特徴は、キーの1つ1つが機械的に独立しているため非常に高い耐久性と上質な打鍵感をもたらします。
また、キーが独立している構造上、メンブレンやパンタグラフに比べて高価です。
ロープロファイルと呼ばれる薄型タイプの物でも比較的厚くなってしまうため、ノートパソコンなどでは使用される事は殆どありません。
更に、メカニカルキーボードのスイッチには機械的に[軸]と呼ばれ、種類があり、一般的に有名な軸メーカーCherry製品では、大きく分けると以下表の様に6種類に分類され、各々特徴があります。
軸 | 打鍵音 | 打鍵感 | リニア | タクタイル |
赤軸 | ・かなり小さい | ・1番軽い ・長時間の入力に適している |
◯ | ☓ |
ピンク軸 | ・最も小さい | ・赤と茶の間ぐらいの軽さ ・長時間の入力に適している |
◯ | ☓ |
銀軸 | ・小さい | ・軽い ・アクチュエーションポイントが浅く キーが反応速度が速く高速 ・高速打ちに特化 |
◯ | ☓ |
茶軸 | ・小さい | ・軽い ・アクチュエーションポイント付近で 押下圧があがる ・高速打ちには不向き |
☓ | ◯ |
青軸 | ・大きい | ・そこそこ重い ・「カチッ」「カチッ」感がある |
クリックタイプ | |
黒軸 | ・普通 | ・最も重い ・反発力も強いので高速打ちも それなりに向いている |
◯ | ☓ |
このように、メカニカルキーボードでも[軸]により使用感は大きく異なるので、自分の感覚や用途を考慮して選択しましょう。
また、アクチュエーションポイントは、スイッチの切り替わりのポイントの事を指し、打鍵感のタイプは一定のペースで荷重があがっていくリニアタイプと、アクチュエーションポイントで一気に押下圧が変わるタクタイルタイプの事です。
その他に最近では、ゲーム機器でお馴染のRazerが接点に光を使うタイプのキースイッチを開発しており、実質的に物理的な接点がないので「静電容量無接点方式」に近いキースイッチも登場しています。
「メカニカルキーボードの軸の違いや種類」については以下の記事をご覧ください。
圧倒的な打鍵感を実現する「静電容量無接点方式」
「静電容量無接点方式」は、打鍵音が小さく、耐久性も高く、押下圧の選択肢も多いのでほぼ最強のキーボードといっても過言ではありません。
とはいえ、非常に高価である点やデザイン面での選択肢の少なさから購入に至るにはよほどの拘りがないと購入しにくいキーボードです。
また、「静電容量無接点方式」は名前の通り接点を持たない入力方式になっているため、滑らかな入力が可能で、長時間の利用が想定されるプログラマーやライターなどの職業には最適なデバイスとなりえます。
あまりふれる機会がないイメージの「静電容量無接点方式」ですが、実はセブンイレブンのATMで採用されているので手軽に打鍵感を試すことが出来ます。
ミスタッチや打鍵感に影響する「キーストローク」と「アクチュエーションポイント」
キースイッチと同じぐらい使用感に影響するキーストロークとアクチュエーションポイント。
キーストロークは、キーボードの利用用途より最も好みが分かれる部分の1つ、要はキーを押したときの深さが、キーストロークとなるので好みが分かれるのも納得頂けるのではないでしょうか。
また、メンブレンなどの一般的なキーボードのストロークは3~4mmが標準的で、パンタグラフなどの薄型に適した構造のものは1.5~2mm程度のストロークとなっています。
各々の特徴を捉えると、ストロークが深いほどミスタッチが減り、ストロークが浅いほど高速入力に向きとなるので、自分の感覚や利用用途などをしっかり認識すること選ぶ際に重要になります。
また、アクチュエーションポイントは、キーの反応する深さのことです。
メンブレンやパンタグラフキーボードは、底がアクチュエーションポイントとなっているのでキーストロークと同じと考えて良いでしょう。
しかし、メカニカルキーボードや静電容量無接点方式は、ストロークの途中がアクチュエーションポイントとなっているので、底まで打ち込まずとも反応します。
そのため、軽いタッチで撫でるように打つ事が可能になり、長いキーストロークでも底まで打たずに入力されるので、力を入れないタイピングをする事で疲れにくくなると言えるでしょう。
サイズに大きく影響する「キーピッチ」
キーピッチは、キーの真ん中から他のキーの真ん中までの距離の事です。
当然キーピッチが狭ければキーボード自体がコンパクトになる為、ウルトラブックや持ち運び用途のキーボードでは、キーピッチが狭くなっています。
打鍵という視点で考えると指の可動範囲も狭くなるので、多くの場合ミスタッチが増える可能性が上がり注意が必要です。
また、一般的には19mmがフルサイズキーボードと呼ばれ、小型のノートパソコンなどは17mm未満のキーピッチのキーボードも多く存在します。
慣れが大きく影響する「キー配列」
キーボードの「キー配列」は、規格により異なり、厳密にはキーボード毎に微妙に位置や配置が異なりますが大きく分けると以下の表の様に4つに分類されます。
US[英語配列]
|
101キーボード | 英数字メインのキーボード |
107キーボード | 101キーボード+Windowsキー×2+アプリキー×1追加 | |
JIS[日本語配列]
|
106キーボード | かなの刻印がされ、変換キーなどがあるキーボード |
109キーボード | 106キーボード+Windowsキー×2+アプリキー×1追加 |
US配列系とJIS配列系の大きな違いは、「エンターキー」のサイズと「変換キー」などの有無となります。
日本で生活している場合、多くの人がJIS配列のキーボードを最初に使うことになるので、慣れの面を考えても特別拘りがなければ、JIS配列のキーボードを選択するのがいいでしょう。
その他に、テンキーレスタイプのキーボードも有り、テンキーがない分、マウスを使う右手の移動距離が短くなるメリットがあるので、テンキーが必要ない作業やゲームに適しています。
使い勝手に影響する「接続方式」
キーボードをパソコンやタブレットに接続するインターフェースとしては、USBケーブルを使った「有線」の他に「無線タイプ」があります。
「有線」の場合、USBケーブルを用いてキーボードとパソコンを繋げることで、利用でき電源もUSBから供給されるため、ランニングの部分で非常に便利です。
接続は「有線」なので「無線」と違い途切れやレスポンスの悪さを感じることもなく安心して利用することができます。
しかし、「無線」と違い、ケーブルが必要となるので見栄えや物理的に邪魔になる場合もある事を認識しておきましょう。
また「無線」接続の場合、コードがないのが最大のメリット。
本体の電池持ちや接続性能などが悪い場合は途切れる事もあり、中には非常に使い勝手が悪くなるキーボードもあるので注意が必要です。
そして、「無線」での接続は、主に2つの種類に分類されます。
無線方式 | 特徴 | メリット | デメリット |
2.4GHzワイヤレス | 専用のレシーバーをUSBに差し込むだけで利用可能 | ・設定をしなくても接続が可能 | ・USBを1つ消費する ・USBレシーバーを紛失した場合、 固有のIDが設定してあるため 利用できなくなる |
Bluetooth | 特別なハードがなくても無線での接続が可能 | ・複数台のデバイスを登録可能 ・特別なハードが必要ない |
・設定が必要 ・BIOSで利用することができない ・パソコンがBluetoothに、 対応している必要がある ※Bluetoothに対応してない場合は、レシーバーが必要 |
どちらも一長一短ですが、タブレットやスマートフォンへの接続を考えている場合は、Bluetoothタイプの無線方式一択となります。
パソコンで利用する場合は、どちらを選んでも実利用上不便する事はありません。
しかし、BIOSを触る可能性がある方や、有線タイプのキーボードを持っていない場合、できれば2.4GHzワイヤレスタイプを選択しておくとBIOSを弄る必要が出たときに便利でしょう。
キーボードの機能と用語
ここまでキーボード選びに置いて主要な項目は、解説してきましたが、以下の点を覚えておくとキーボードのスペックがスムーズに理解できるようになります。
独立キータイプは「アイソレーション」
一般的なキーボードでは隙間なくキーが連なっていますが、「アイソレーション」タイプは表面上独立しているため、キーの間に隙間がある見た目です。
キーピッチが狭い場合はミスタッチ対策になるので、ノートパソコンや薄型のパンタグラフキーボードで採用されています。
指に負担を軽減する「ステップスカルプチャー」
「ステップスカルプチャー」は、下から上の段にかけてキーが高くなっていく構造と中断が凹んでいる構造を併せ持った構造です。
このような人間工学に基づく構造にすることで、指全体に負担がかからずタイピングが可能になります。
実際にフラットタイプと比べてると上部のキーが打ちやすくなるので、デスクに置いておくなら「ステップスカルプチャー」構造を採用したキーボードがおすすめです。
指の奥配置が分かりやすい「シリンドリカル」
キートップはキーボードの指で押す接地面のことで、キートップはフラットタイプと「シリンドリカル」タイプに分けられます。
フラットタイプは、字の通りキートップが平面の事を意味し、シリンドリカルは真ん中が凹んだタイプになります。
上記写真は、「シリンドリカル」タイプとなっており、タイピングの際に指の配置が分かりやすくなるので、ミスタッチを減らすことが可能です。
同時押しに対応する「Nキーロールオーバー」
ロール・オーバーは、複数のキーを同時に押した場合でもきちんと優先順位をつけて入力させる機能です。
そのため、「Nキーロールオーバー」の[N]は、対応するキー数が入ります。
キーボードにより異なり、具体的には同時対応キーの数が異なり5つのキーを押した際に、優先順位をつけて表示できる場合は、5キーロール・オーバー、7つのキーの場合は、7キーロール・オーバーと呼ばれます。
信号不良対策の「アンチゴースト」
「アンチゴースト」は、複数のキースイッチを同時に押した時などに、その他にキーが押されたと勘違いする、信号認識不良をおこさない機能です。
可変アクチュエーションポイントは「APC」
「APC」は静電容量無接点方式のキーボードで有名な、東プレのRealforceに採用される機能で、アクチュエーションポイントを変更できる機能です。
具体的には、「1.5mm」「2.2mm」「3mm」からアクチェエーションポインを選ぶことができます。
用途に合わせて設定することが可能なので非常に便利な機能ですが、接点を持たない静電容量無接点方式ならではの機能なので、多くのキーボードでは利用できません。
キーボードの用途別のおすすめ10選
それでは、様々な選択基準の中から用途別におすすめのキーボードを紹介していきます。
高速タイピングのし易い青軸キーボードをお求めなら「HAVIT HV KB395L JP」
HAVITメカニカルキーボードスペック「HAVIT HV KB395L JP」 | |
テンキーレス | 有り |
キースイッチ | Kailh ロープロファイルスイッチ(青軸) |
インターフェイス | microUSB(Type B) |
キー配列 | 日本語108キー |
押下圧 | 55.0±10g |
キーストローク | 3mm |
アクチュエーションポイント | 1.5mm |
耐久性 | 約5.000万回 |
Winキーロック | 有り |
バックライト搭載 | 有り |
ケーブル | 有線 |
ケーブルの長さ | 180cm |
高さ・幅・奥行き | 126mm×436mm×22.8mm |
重量 | 520g |
角度調整 | 有り |
対応OS | Windows 10/8.1/8/7/Vista |
「HAVIT HV KB395L JP」は、メカニカルキーボードでは珍しいロープロファイルモデルでアクチュエーションポイントが1.5mmと非常に低い設計となっています。
そのため、青軸の「カチっカチっ」という打鍵音や打鍵感をしっかり残しつつ比較的高速でタイピングも可能です。
また、質感もアルミ製を使うことで重厚感が有り高級感がある仕上がりとなっているにも関わらず10,000円未満の価格設定で非常にコスパが高くなっています。
「カチっカチっ」とする青軸特有の打鍵音や打鍵感が好きな人だけでなく、初めてメカニカルキーボードを買う人にもおすすめのキーボードです。
また、価格もメカニカルキーボードの中でも安く比較的高級感もあるのでコスパが高いので青軸の入門機としても有りでしょう!
※ロープロファイル赤軸のサンワサプライ メカニカルキーボード「400-SKB056R」もレビューしているので良ければご覧下さい。
とにかく安くてそこそこ使えるキーボードが欲しいなら「Buffalo bskbu15bk」
バッファロー「bskbu15bk」 | |
テンキー | 有り |
キースイッチ | メンブレン |
インターフェイス | USB Type-A |
キー配列 | 日本語108キー |
キーピッチ | 19mm |
キーストローク | 2.7mm |
角度調節機能 | なし |
Winキーロック | 有り |
高さ・幅・奥行き | 23mm×419mm×130mm |
重量 | 400g |
対応OS | Windows PlayStation4 |
「Buffalo bskbu15bk」は圧倒的に安く、1,000円未満で購入可能です!
それでいてクオリティーもそれなりに高くデザインもシンプルでスタイリッシュなので拘りがないユーザーには超おすすめ。
また、メンブレンで有りながら薄型の設計で、打鍵音も静かなので場所を選ばず利用することができるキーボードとなっています。
スマホやタブレットに接続して使うなら「Anker ウルトラスリム Bluetooth ワイヤレスキーボード」
anker ウルトラスリム bluetooth ワイヤレスキーボード | |
テンキー | なし |
キースイッチ | パンタグラフ |
インターフェイス | Bluetooth |
キー配列 | US配列 |
バッテリー | 単4電池×2 |
最大使用時間 | 360時間 |
高さ・幅・奥行き | 122mm×284mm×18.5mm |
重量 | 190g |
角度調整 | 有り |
対応OS | Windows 10/8.1/8/7/Vista/Android/Mac/iOS |
「Anker ウルトラスリム Bluetooth ワイヤレスキーボード」は、小型でApple風のデザインをした持ち運びに適したスタイリッシュキーボードです。
本体は、プラスチック製のため触ると高級感はないですが、見た目がアルミ風に見えるので外出先で使うときでもそれほど気になりません。
唯一の欠点がUS配列のキーボートという点。
ある程度使うと慣れますが、気になる方は避けましょう!
とはいえ、価格が2,000円程度と安いのでスマホやタブレットに接続したり外出先で使うには抜群に重宝しますし、タブレットに使うキーボードが欲しい人ならお試しで買うのもおすすめです。
マウスもセットでライトに使うなら「ロジクール マウスキーボードセット mk235」
ロジクール mk235 スペック(キーボード) | |
テンキー | 有り |
キースイッチ | メンブレン |
インターフェイス | USBレシーバー |
キー配列 | 日本語108キー |
押下圧 | 55.0±10g |
キーピッチ | 19mm |
キーストローク | 2.5mm |
角度調節機能 | 8℃ |
Winキーロック | 有り |
高さ・幅・奥行き | 20.5mm×435.5mm×137.5mm |
重量 | 475g(電池含む) |
対応OS | Windows 10/8.1/8/7/Chrome OS |
ロジクール mk235 スペック(マウス) | |
センサー | オプティカル |
解像度 | 1000dpi |
インターフェイス | USBレシーバー |
マウス重量 | 70.5グラム |
押下圧 | 55.0±10g |
高さ・幅・奥行き | 35.2mm×61.5mm×97.7mm |
重量 | 70.5g |
対応OS | Windows 10/8.1/8/7/Chrome OS |
「ロジクール マウスキーボードセット mk235」は、キーボードとマウスがセットで破格の2,000円未満で購入できる超コスパキーボードです。
これが有線タイプならそれほど格安感はないかも知れませんが、キーボードもマウスも1つのUSBレシーバーで無線接続ができます。
キーボードの打鍵感は非常に軽いので好みが分かれる部分があるものの、ロジクール製なので無線も安定していてストレスなく利用可能。
軽い打鍵感に問題がなくライトに使う層には、コスパも高いので超おすすめです。
格安で打鍵感の良いキーボードを使うなら「エレコム tk-fdm088tbk」
エレコム 2.4GHzワイヤレスプレミアムメンブレンキーボード「tk-fdm088tbk」 | |
テンキー | 有り |
キースイッチ | メンブレン |
インターフェイス | USBレシーバー |
キー配列 | 日本語108キー |
電波周波数 | 2.4GHz |
電波到達距離 | 非磁性体(木の机)約10m 磁性体(鉄の机)約3m |
キーストローク | 4mm |
キーピッチ | 19mm |
耐久性 | 約1.000万回 |
Winキーロック | 有り |
高さ・幅・奥行き | 149mm×446mm×44mm |
重量 | 555g(電池含まず) |
角度調整 | 有り |
対応OS | Windows 10/8.1/8/7/XP |
「エレコム tk-fdm088tbk」は、メンブレンキーボードではあるもののメカニカルキーボードに採用されるステップスカルプチャーやシリンドリカルを採用することで打鍵感を向上させているのが特長です。
実際にタイピングしてみると、底打ちする必要があるためメカニカルキーボードの打鍵感には劣るもののミスタイピングも出にくく、適度な押下圧で打ちやすくなっています。
普段メンブレンやパンタグラフキーボードを使っていて打鍵感に不満を持っている人には非常におすすめです。
低価格で重めのキータッチを求めるなら「ロジクール K270」
ロジクール「k270」 | |
テンキー | 有り |
キースイッチ | メンブレン |
インターフェイス | Unifyingレシーバー |
キー配列 | 日本語108キー |
押下圧 | 60g |
キーピッチ | 19mm |
キーストローク | 3.2mm |
角度調節機能 | 8℃ |
Winキーロック | 有り |
高さ・幅・奥行き | 18mm×450mm×155mm |
重量 | 470g(電池含む) |
対応OS | Windows 10/8/7/Chrome OS |
「ロジクール K270」は、1,600円程の価格ながらフルキーボード、ワイヤレス接続、8つのホットキーが付いた高い次元で完成度の高いキーボードです。
角度調整も機構もついているので、タイピングも打ちやすく幅広い用途に利用できるでしょう!
唯一好みが大きく分かれそうな部分が打鍵感。
押下圧がメンブレンではかなり重い部類に入る重さなので、メカニカルキーボードや静電容量無接点方式キーボードでなど、撫でるようなタイピングをしている人には向いていません。
逆に、重いタイピングが好きな人には非常におすすめです。
高い剛性のパンタグラフなら「エレコム TK-FCP097BK」
エレコム「TK-FCP097BK」 | |
テンキー | 有り |
キースイッチ | パンタグラフ |
インターフェイス | USB Type-A |
キー配列 | 日本語104 |
押下圧 | 不明 |
キーピッチ | 19mm |
キーストローク | 2.0mm |
角度調節機能 | 無し |
Winキーロック | 不明 |
高さ・幅・奥行き | 21.2mm×367.1mm×127.5mm |
重量 | 約508g※ケーブル含む |
対応OS | Windows 10/8.1/8/7/XP /macOS HighSierra(10.13) |
低価格帯の薄型のパンタグラフキーボードの多くがたわむ傾向がある中、エレコム「TK-FCP097BK」は鉄板を入れることで高い剛性を誇ります。
高級機では鉄板が入っていることは珍しくはないですが、1,500円程度の低価格帯では非常に珍しく圧倒的な打鍵感です。
キーストロークも短く静音のため、人前でのタイピング量が多く高速打ちが得意な人に適したキーボードでしょう!
赤軸並みの軽いメンブレンキーボードなら「サンワサプライ skb-l1ubk」
サンワサプライ「skb-l1ubk」 | |
テンキー | 有り |
キースイッチ | メンブレン |
インターフェイス | USB Type-A |
キー配列 | 日本語109キー+3キー |
押下圧 | 65±5g |
キーピッチ | 19mm |
キーストローク | 2.4±.0.1mm |
角度調節機能 | 二段階 |
Winキーロック | 不明 |
高さ・幅・奥行き | 27mm×443mm×141mm |
重量 | 約520g |
対応OS | Windows 10/8.1/8/7/Vista/XP Nintendo Switch/PlayStation4 |
サンワサプライ「skb-l1ubk」は、メンブレンタイプのキーボードでは稀に見る軽いタッチを実現しているキーボード。
スペック上は65gとなっていますが、体感的には45g台です。
また、価格も1,000円前後と安くスペースキーも大きく取ってあるので使い勝手も十分。
そのため、軽めのメンブレンで薄型は「嫌だ!!」って人に最適なキーボードです。
1,000円未満で重めのキータッチを求めるなら「エレコム tk-ffcm01bk」
エレコム「tk-ffcm01bk」 | |
テンキー | 有り |
キースイッチ | メンブレン |
インターフェイス | USB Type-A |
キー配列 | 日本語109キー |
押下圧 | 不明 |
キーピッチ | 19mm |
キーストローク | 2.8mm |
角度調節機能 | 2段階 |
Winキーロック | 不明 |
高さ・幅・奥行き | 23.7mm×435mm×128mm |
重量 | 約563g |
対応OS | Windows 10/8.1/8/7/Vista/XP |
エレコム「tk-ffcm01bk」は、公式的な押下圧は不明ながらかなり重めの打鍵感。
ホームポジションの突起もしっかりしているため、ポジショニングが重要な人には、シリンドリカル構造と併せ最適な設計となっています。
また、デザイン的にもスクエア基調になっているため、1,000円未満には全く見えずコスパが非常に高いです。
そのため、安っぽく見えず、重めの打鍵感を求める人におすすめ。
コスパとバランスのベーシックなキーボードを求めるなら「Buffalo bskbu105bk」
バッファロー「bskbu105bk」 | |
テンキー | 有り |
キースイッチ | メンブレン |
インターフェイス | USB Type-A |
キー配列 | 日本語108キー |
押下圧 | 不明 |
キーピッチ | 19mm |
キーストローク | 3mm |
角度調節機能 | 二段階 |
Winキーロック | 不明 |
高さ・幅・奥行き | 23mm×441mm×148mm |
約520g | |
対応OS | Windows 10/8.1/7/PlayStation4/Nintendo Switch |
バッファロー「bskbu105bk」は、「bskbu15bk」のベーシック版。
つまり、薄型だった「bskbu15bk」のキーストロークを伸ばし通常サイズにしたバージョンです。
とはいえ、打鍵感は大きく異なりかなり軽め。
また、打鍵感を除くとポジショニングの突起や大きさデザインなどベーシックの名に相応しいぐらい標準的かつ激安なのでほぼ万人おすすめできるキーボードと言えるでしょう!
キーボードの種類まとめ
キーボードを選ぶ際、最初は感覚的にイメージがつきにくく非常に難しいと思います。
そのため、本気で自分にあった良いキーボードを手に入れたい場合は、店頭などで確認し使用感が異なるキーボードをいくつか購入してみるのがベスト。
というのも店頭で触っただけの場合、立ってタイピングすることになるので、普段座ってするタイピングと若干指の感覚が異なるためです。
しかし、手間もかかってしまいますので、ある程度軸により打鍵感のイメージがつきやすいメカニカルキーボードなどのテスターで試してから選ぶのが良いでしょう。